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フィルム製造プロセスのスキルアップ【終了】

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日時        :【A・B・Cコース】2010年5月31日(月) 09:45~12:45
【D・E・Fコース】2010年5月31日(月) 13:30~16:30
会場        :東京・品川区大井町 きゅりあん 5F 第2,3,4講習室
≪会場地図はこちら≫
受講料     :
(税込)1コース1名あたり 39,900円
いずれのコースも2名以上参加の場合、2人目から29,400円ずつ追加いたします(同一法人内の複数名が同時申込の場合)。
例)・AコースとDコースを別の人がそれぞれ受講(計2名受講)
     39,900円+29,400円=69,300円
  ・Aコース2名とBコース2名、それぞれ受講(計4名受講)
     39,900円+〔29,400円×3〕=128,100円
※同じ方が午前と午後の2コースに参加する場合も同様です。
例)・AコースとDコースを同一の方が受講(計2名受講換算)
     39,900円+29,400円=69,300円
≪申込方法≫申込フォームの「通信欄」に、ご希望のコースをご記入ください。

申し込みはこちらをクリック!
開催趣旨:
 本セミナーでは、「欠陥をなくしたい」「効率を上げたい」「スキルアップしたい」などの課題を抱える技術者が本当に聞きたい部分だけを深く学べるよう、フィルム製造のプロセスを分解し、6つのセミナーを同時開催するように構成いたしました。一社から複数の業務担当者にご参加いただくことが可能ですので、出張にかかる時間・費用を抑え、一日で効率良く複数プロセスのスキルアップ技術を習得していただけます。
講師        :●Aコース 【材料物性】
  ≪09:45~12:45>>
住友化学(株) 樹脂開発センター 主席研究員 城本 征治 氏
●Bコース 【押出スクリュ】
  ≪09:45~12:45>>
井口CC技術士事務所 所長 井口 勝啓 氏
●Cコース 【張力制御】
  ≪09:45~12:45>>
三菱電機エンジニアリング(株) 電装技術第一部 産業機器技術課長 白井 成昭 氏
●Dコース 【押出ダイ】
  ≪13:30~16:30>>
(株)プラスチック工学研究所 取締役 技術開発部 辰巳 昌典 氏
●Eコース 【フィルム乾燥】
  ≪13:30~16:30>>
(株)サブラヒ・テクノロジスツ 代表取締役 中村 博昭 氏
 富士写真フイルム(株)にて 新規生産技術開発
各種高機能マイクロカプセル技術開発、薄膜多層コーティング、フィルム乾燥技術開発、磁気記録材料生産技術開発等を担当。
 現在:有機EL及びリチウムイオン電池の新規生産技術開発の技術コンサルティング。オンマシンコーティング技術開発コンサルティング。(海外製紙業界)
●Fコース 【巻取・スリット】
  ≪13:30~16:30>>
(株)小野工業 コンサルティング 中村 隆 氏
講演内容  :●Aコース 【材料物性】
<趣旨>
 フィルム成形加工に用いる樹脂物性について説明する。樹脂の粘弾性の基礎と、樹脂に特有の流動現象について解説する。また、フィルム成形加工のダイ内およびダイ外における数値解析の最新技術についても例を示す。
1.流動の基礎
 1.1 流動様式
 1.2 流体の種類
2.粘弾性測定
 2.1 せん断粘度
 2.2 伸長粘度
 2.3 応力緩和
 2.4 ダンピング関数
3.レオロジー方程式
 3.1 粘性モデル
 3.2 粘弾性モデル
 3.3 温度-時間換算則
4.高分子の流動現象
 4.1 ワイセンベルグ効果
 4.2 不安定流動
 4.3 渦の発生
 4.4 二次流れ
5.粘弾性と成形加工性
 5.1 ダイ内流動
 5.2 フィルム成形
6.ブレンド系の粘弾性
 6.1 混合則
 6.2 ブレンド系のモルフォロジー
  □質疑応答・名刺交換□
●Bコース 【押出スクリュ】
<趣旨>
 「スクリュは押出機の心臓部」とみなされる。一方で「スクリュ設計は科学というより芸術」ともいわれている。「成形不良が生じたらスクリュを疑え」は私の持論である。
 本フォーラムでは、フィルム成形での品質と生産性向上のために、スクリュ技術全般について述べる。”芸術”より”科学”の割合を多くすることを目指したい。
1.はじめに
 1.1 押出機スクリュデザインの重要性
2.基礎・基本技術編
 2.1 スクリュの輸送原理
 2.2 スクリュの役割と性能評価尺度
 2.3 標準フルフライト型スクリュ
 2.4 ミキシングエレメント
 2.5 スクリュでのポリマー溶融状態・挙動診断手法
 2.6 溶融モデル
 2.7 スクリュ設計最適化のコンセプト
3.スクリュの特性パラメータ
 3.1 圧縮比CRの計算式
 3.2 押出量の近似計算式
 3.3 スケールアップ則と実例
4.スクリュデザインにかかわる成形不良減少
 4.1 成形品の寸法・外観・物性不良とスクリュデザインのかかわり
 4.2 ソリッドベッドのブレークアップ
5.スクリュデザインの高度化(バリヤフライト型スクリュ)編

yle=”text-align: left;”> 5.1 バリヤフライト型スクリュ発明の動機

 5.2 バリヤフライト型スクリュのバリエーション
 5.3 バリヤフライト型スクリュ設計上の要点
 5.4 バリヤフライト型スクリュの硬化(ソリッドベッドのブレークアップ防止)
 5.5 バリヤフライト型スクリュの圧縮比
6.ベント式押出機編
 6.1 流量変動の減衰に関する水槽とベント式押出機第二ステージのアナロジー
 6.2 ベント式押出機でのサージングと緩和策
 *本編では、講師が開発したダイナミックなシミュレーションを実行する。
7.応用技術編
 7.1 スクリュに関わる解析や設計で必要なポリマーの特性データ
 7.2 コンピュータシミュレーションシステム
8.その他
 8.1 スクリュ技術の重要性の再確認
 8.2 私の推薦図書
  □質疑応答・名刺交換□
●Cコース 【張力制御】
<趣旨>
 特殊フィルムや金属箔などの加工装置においてテンションコントロールが重要な役割を果たしているが、テンションコントローラとアクチュエータの種類と特長、張力制御に用いられるセンサのしくみとウハウ、張力制御における応用事例などについて解説する。
1.張力制御
 1.1 機械制御部分と各部の役割
 1.2 トルク制御と速度制御
 1.3 張力制御の基礎
2.張力制御の種類
 2.1 張力検出器によるトルク制御
 2.2 ダンサローラの種類と張力
 2.3 ダンサローラによる速度制御とトルク制御
3.張力制御の基本
 3.1 張力制御の種類
 3.2 手動制御と自動制御
 3.3 出力制御方式の使い分け
4.半自動制御
 4.1 半自動制御(巻径制御)
 4.2 巻径検出式張力制御装置
 4.3 巻径の演算方法
5.全自動制御
 5.1 自動制御
 5.2 機械の応答性
 5.3 PID制御
 5.4 フィードバック制御とハンチング
 5.5 機械との連動
 5.6 慣性補償制御
6.テンションセンサ(張力検出器)
 6.1 張力検出器のしくみ
 6.2 張力と荷重
 6.3 材料角度の影響
 6.4 張力検出器の設置方法と問題6点
7.アクチュエータと張力制御
 7.1 電磁パウダクラッチ/ブレーキの動作原理
 7.2 各種アクチェータの種類と特徴
8.応用テクニック
 8.1 低速運転
 8.2 テーパ制御
 8.3 メカロス補正
  □質疑応答・名刺交換□
●Dコース 【押出ダイ】
1.フィルム・シート成形装置の概要
 1.1 フラット法によるフィルム・シート成形
 1.2 サーキュラー法によるフィルム・シート成形(上向き空冷方式と下向き水冷方式)
2.単軸・二軸押出機の種類と最適化
 2.1 単軸押出機の種類と応用
 2.2 二軸押出機の種類と応用
3.フラットTダイの最新技術
 3.1 マニホールドダイの種類と応用
 3.2 多層押出における不良現象と対策
  3.2.1 回り込み(包み込み)
  3.2.2 渦流れ(二次流れ)
  3.2.3 シャークスキン・メルトフラクチャー
 3.3 金型精度と自動厚み制御技術(CO方向の厚み精度向上)
4.ギャーポンプ装置による定量化(押出方向の厚み精度向上)
5.異物の測定と除去方法
 5.1 異物の種類と発生原因
 5.2 フィルターによる異物除去方法
6.Tダイとロール間での樹脂挙動および冷却装置
 6.1 スエル
 6.2 ドローレゾナンス
 6.3 ネックイン
 6.4 冷却ロール装置の最適化
  □質疑応答・名刺交換□
●Eコース 【フィルム乾燥】
<趣旨>
 高機能多層薄膜材料の品質保証がなかなか確立できず、市場クレームにより高額の回収費用負担を強いられる恐れが大きな事業リスクとして存在する。そして、工程の生産性が高まれば高まるほどそのリスクは増大している。この品質トラブルの解明が進まない最大の理由は、その故障原因の本質が異物の混入とか寸法精度不良とか
のように異常が目に見えるものではないというところにあると考えられる。最終品質は、乾燥技術で決まるというのは、まさにこのことを指している。
 本稿では、目に見えない乾燥品質をどうとらえればよいのか、品質クレームと乾燥品質の密接な関係を明らかにし、いかにして安定な生産ラインを作り上げるかを長年の実務経験に照らし合わせて紹介する。
1.乾燥工学としてのフィルム乾燥装置設計の基礎を紹介
 1.1 乾燥装置設計の基礎理論
 1.2 気液間の熱・物質の同時移動
 1.3 湿度の測り方、含水分の測り方
 1.4 乾燥特性曲線の測定と装置設計の実務
 1.5 均一乾燥品質設計の要点(Ae*w/h)について
2.「最終品質は、乾燥技術で決まる」 -品質保証の中核技術-
 2.1 乾燥工程における品質故障発生のメカニズム(気-液-固界面現象)
 2.2 湿度コントロールの意義とその究極の到達点
 2.3 乾燥品質と気流コントロールの考え方
 2.4 乾燥品質を格別に高めるための層間物質移動制御技術について
  □質疑応答・名刺交換□
●Fコース 【巻取・スリット】
<趣旨>
 最近、複合フイルム、新素材が多く開発されておりスリッター技術に関しても巻取方法、巻取制御、切断面、切断粉の状況等が問題となっている。特に、フイルムと紙、フイルムとフイルム等のラミネーション、コーティングされた複合材料の巻取状態、切断面が問題となっている。そこで、スリッター後の塵の処理方法等を解説、リチュウム電池及び多層フイルムは特に切断巻取りが難しいのでその一部を解説していく。そこで、スリットの基本技術と実際に起こる色々な問題点について解説していく。
1.スリッターの構成
 1.1 スリッターの基本構成
  1.1.1 機械購入時のチェック
  1.1.2 EPC
  1.1.3 ローラの考え方
  1.1.4 エキスパンダー
  1.1.5 ローラの表面の形状
  1.1.6 ローラの計算
2.スリッター
 2.1 パスラインの種類
 2.2 刃物の形状のすべて
 2.3 刃物の要素
 2.4 刃物径の選定
 2.5 矩形刃の剪断力
 2.6 刃物に要求される条件
 2.7 スキュー角(トーイン角)
 2.8 キャンバー角
 2.9 キャスター角
3.刃物形状と切断状況
 3.1 矩形刃
 3.2 シヤー刃
 3.3 刃物の研磨
 3.4 その他の切断方式
 3.5 切断の不良原因
4.材料の除塵
5.刃物等のNC
6.刃物ユニット部の購入仕様書
7.巻取り張力
8.接圧
9.フィードバック制御
10.巻取り軸
11.巻取り硬度
12.巻取り製品の「形状検査」と「発生要因」
13.巻姿(表層部、外周)
14.スリッターでの「巻取長さ」測定方法
15.下刃の縞模様
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Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

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