[スポンサーリンク]

一般的な話題

『元素周期 ~萌えて覚える化学の基本~』がドラマCD化!!!

[スポンサーリンク]

 

つい最近、化学界の衆目をかっさらった書物、「元素周期~萌えて覚える化学の基本~」(「つぶやき」での紹介記事はこちら)。 このたびなんと、本書をモチーフとしたドラマCDの制作が発表されました。

・・・まさか書籍化だけで飽きたらず、ドラマCD化まで持っていくとは・・・。まずヒット→アニメ、ドラマCD、キャラクターグッズへの展開→売上げ増幅、というのがオタク市場をマーケティング観点で捉えた王道戦略なのかも知れないですが・・・ここまで引っ張れる編者の手腕には脱帽です。

特集サイトで現在、全4話の試聴が可能となっています。ついでに壁紙もダウンロードできたりする模様です。さてさてその内容やいかに・・・

 

第1話 ここは良い所、ランタノイド寮!
とある6周期タウン、3番地に存在する、女子寮『ランタノイド』
そこはグータラなお姉さんやしっかり者な娘さん、元気な双子や弱気な少女など、
15人の少女たちが生活を共にする他とは少し変わった場所。
酸素さんはセリウムさんに呼ばれて寮を訪れますが、そこで気になっていた
「ある疑問」を寮のメンバーに聞いてみることに…
ランタノイド寮の秘密が、明らかになる!?

 

・・・いや、よりにもよってランタノイド元素とは。チョイスがマニアックすぎませんか? しかし知られざる元素になじみを持ってもらう為に、あえて果敢に切り込んでいると見れば評価できるのかも!?

 

「ガドリニウムとテルビウムがPCのエキスパート」、「エルビウムが回線系、ユウロピウムがディスプレイに強い」といった設定だとか、寮を舞台にして「周期表の一マスにぎゅー詰めされた状況」を彷彿とさせたりとか、なんか節々確かにランタノイド。

 

発売元のマリン・エンターテイメントのページによれば、2009年夏発売予定・予価3150円(税込)とのこと。ドラマCDなるものを過去に買ったことのない筆者には、お買い得なのかどうかがさっぱりワカリマセン。どなたかコメントしてくださいませ。

 

・・・まぁ、入り口は何であれ、化学に興味を持ってくれる人が増えるのは良いことだ!と思うことにしましょう。

【追記2009.8.22】 先日発売されました。

[amazonjs asin=”B002DOALMI” locale=”JP” title=”ドラマCD ELEMENT GIRLS 元素周期 ~聴いて萌えちゃう化学の基本~」”]

 

関連書籍

[amazonjs asin=”4569808700″ locale=”JP” title=”ELEMENT GIRLS 元素周期 COLOR MIX 萌えて覚える化学の基本”][amazonjs asin=”456970560X” locale=”JP” title=”ねこ耳少女の量子論~萌える最新物理学~”]

関連リンク

Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. 特許にまつわる初歩的なあれこれ その1
  2. 複雑にインターロックした自己集合体の形成機構の解明
  3. 銀の殺菌効果がない?銀耐性を獲得するバシラス属菌
  4. フロー法で医薬品を精密合成
  5. 周期表の形はこれでいいのか? –その 2: s ブロックの位置 …
  6. 大学の講義を無料聴講! Academic Earth & You…
  7. Sim2Realマテリアルズインフォマティクス:データの乏しさを…
  8. 尿から薬?! ~意外な由来の医薬品~ あとがき

注目情報

ピックアップ記事

  1. Mgが実現する:芳香族アミンを使った鈴木―宮浦カップリング
  2. 一流化学者たちの最初の一歩
  3. 数々の日本企業がIntel 2023 EPIC Supplier Program Awardを受賞
  4. 研究室の安全性は生産性と相反しない
  5. 日本薬学会第138年会 付設展示会ケムステキャンペーン
  6. 有機分子触媒の化学 -モノづくりのパラダイムシフト
  7. 米国の博士研究員の最低賃金変更
  8. 有機配位子による[3]カテナンの運動性の多状態制御
  9. ポロノフスキー開裂 Polonovski Fragmentation
  10. 日本に居ながら、ナマの英語に触れる工夫

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2009年6月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

注目情報

最新記事

コバルト触媒による多様な低分子骨格の構築を実現 –医薬品合成などへの応用に期待–

第 642回のスポットライトリサーチは、武蔵野大学薬学部薬化学研究室・講師の 重…

ヘム鉄を配位するシステイン残基を持たないシトクロムP450!?中には21番目のアミノ酸として知られるセレノシステインへと変異されているP450も発見!

こんにちは,熊葛です.今回は,一般的なP450で保存されているヘム鉄を配位するシステイン残基に,異な…

有機化学とタンパク質工学の知恵を駆使して、カリウムイオンが細胞内で赤く煌めくようにする

第 641 回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院理学系研究科化学専攻 生…

CO2 の排出はどのように削減できるか?【その1: CO2 の排出源について】

大気中の二酸化炭素を減らす取り組みとして、二酸化炭素回収·貯留 (CCS; Carbon dioxi…

モータータンパク質に匹敵する性能の人工分子モーターをつくる

第640回のスポットライトリサーチは、分子科学研究所・総合研究大学院大学(飯野グループ)原島崇徳さん…

マーフィー試薬 Marfey reagent

概要Marfey試薬(1-フルオロ-2,4-ジニトロフェニル-5-L-アラニンアミド、略称:FD…

UC Berkeley と Baker Hughes が提携して脱炭素材料研究所を設立

ポイント 今回新たに設立される研究所 Baker Hughes Institute for…

メトキシ基で転位をコントロール!Niduterpenoid Bの全合成

ナザロフ環化に続く二度の環拡大というカスケード反応により、多環式複雑天然物niduterpenoid…

金属酸化物ナノ粒子触媒の「水の酸化反応に対する駆動力」の実験的観測

第639回のスポットライトリサーチは、東京科学大学理学院化学系(前田研究室)の岡崎 めぐみ 助教にお…

【無料ウェビナー】粒子分散の最前線~評価法から処理技術まで徹底解説~(三洋貿易株式会社)

1.ウェビナー概要2025年2月26日から28日までの3日間にわたり開催される三…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP