[スポンサーリンク]

身のまわりの分子

チエナマイシン /thienamycin

[スポンサーリンク]

thienamycin.gif
チエナマイシン(Thienamycin)は、抗生物質の一種である。

  • 用途・歴史

1976年にStreptomyces cattleyaから単離される。ペニシリン同様に細菌の細胞壁合成プロセスを阻害する。グラム陽性/陰性両方の菌に有効である。βラクタマーゼをもつペニシリン耐性菌にも効果がある。

  • 合成法
thienamycin_2.gif
  • 関連文献
  • 関連書籍
抗生物質のはなし
日本実業出版社
発売日:1999-05
おすすめ度:5.0
おすすめ度5 抗生物質&感染症早わかり
おすすめ度5 身近な存在である抗生物質に関する話題を提供
  • 関連リンク

抗生物質の話 (有機って面白いよね!)

Thienamycin – Wikipedia

Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. アピオース apiose
  2. サラシノール/Salacinol
  3. A-ファクター A-factor
  4. フィブロイン Fibroin
  5. ヘリウム (helium; He)
  6. ミノキシジル /Minoxidil
  7. 酒石酸/Tartaric acid
  8. ペンタレネン Pentalenene

注目情報

ピックアップ記事

  1. マルチディスプレイを活用していますか?
  2. カテラニ反応 Catellani Reaction
  3. サン・タン San H. Thang
  4. 感染制御ー薬剤耐性(AMR)ーChemical Times特集より
  5. 有機合成の落とし穴
  6. 硫黄化合物で新めっき 岩手大工学部
  7. 第62回「分子設計ペプチドで生命機能を制御する!!」―松浦和則 教授
  8. 脱水素型クロスカップリング Cross Dehydrogenative Coupling (CDC)
  9. マーティン・オストライヒ Martin Oestreich
  10. 京都賞―受賞化学者一覧

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2009年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

注目情報

最新記事

イグノーベル賞2024振り返り

ノーベル賞も発表されており、イグノーベル賞の紹介は今更かもしれませんが紹介記事を作成しました。 …

亜鉛–ヒドリド種を持つ金属–有機構造体による高温での二酸化炭素回収

亜鉛–ヒドリド部位を持つ金属–有機構造体 (metal–organic frameworks; MO…

求人は増えているのになぜ?「転職先が決まらない人」に共通する行動パターンとは?

転職市場が活発に動いている中でも、なかなか転職先が決まらない人がいるのはなぜでしょう…

三脚型トリプチセン超分子足場を用いて一重項分裂を促進する配置へとペンタセンクロモフォアを集合化させることに成功

第634回のスポットライトリサーチは、 東京科学大学 物質理工学院(福島研究室)博士課程後期3年の福…

2024年の化学企業グローバル・トップ50

グローバル・トップ50をケムステニュースで取り上げるのは定番になっておりましたが、今年は忙しくて発表…

早稲田大学各務記念材料技術研究所「材研オープンセミナー」

早稲田大学各務記念材料技術研究所(以下材研)では、12月13日(金)に材研オープンセミナーを実施しま…

カーボンナノベルトを結晶溶媒で一直線に整列! – 超分子2層カーボンナノチューブの新しいボトムアップ合成へ –

第633回のスポットライトリサーチは、名古屋大学理学研究科有機化学グループで行われた成果で、井本 大…

第67回「1分子レベルの酵素活性を網羅的に解析し,疾患と関わる異常を見つける」小松徹 准教授

第67回目の研究者インタビューです! 今回は第49回ケムステVシンポ「触媒との掛け算で拡張・多様化す…

四置換アルケンのエナンチオ選択的ヒドロホウ素化反応

四置換アルケンの位置選択的かつ立体選択的な触媒的ヒドロホウ素化が報告された。電子豊富なロジウム錯体と…

【12月開催】 【第二期 マツモトファインケミカル技術セミナー開催】 題目:有機金属化合物 オルガチックスのエステル化、エステル交換触媒としての利用

■セミナー概要当社ではチタン、ジルコニウム、アルミニウム、ケイ素等の有機金属化合物を“オルガチッ…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP