[スポンサーリンク]

世界の化学者データベース

ヴィ·ドン Vy M. Dong

 

ヴィ ドン(Vy M Dong、1976年x月xx日-)は、アメリカの有機化学者である(写真:UC Irvine) 。米国カリフォルニア大学アーヴァイン校教授。

 

経歴

1998 カリフォルニア大学アーヴァイン校 学士号取得(L. E. Overman教授)

2000 カリフォルニア大学バークレー校 修士号取得(D. W. C. MacMillan教授)

2004 カリフォルニア工科大学 博士号取得(D. W. C. MacMillan教授)

2004–2006 カリフォルニア大学バークレー校 博士研究員(R. BergmanKenneth N. Raymond教授)

2006–2010 トロント大学助教授

2010–2013 同大学准教授

2013– カリフォルニア大学アーヴァイン校教授

 

受賞歴

2013 The Society of Synthetic Organic Chemistry, Japan, Lectureship

2013 Japan Society for the Promotion of Science Fellowship

2012 Novartis Chemistry Lecturer

2011 Eli Lilly Grantee Award

2011 Roche Excellence Award in Chemistry

2011 Adrian Brook Distinguished Professor

2010 ACS Arthur C. Cope Scholar Award

2010 Early Researcher Award

2010 Amgen Young Investigator

2010 AstraZeneca Award in Chemistry

2010 ACS Petroleum Research New Directions Grant

2009 Alfred P. Sloan Research Fellowship

2009 Inaugural Eli Lilly Young Investigator Lecturer at the University of Wisconsin-Madison

2009 CNC-IUPAC Travel Award

2008 Boehringer Ingelheim (Canada) Young Investigator Award for Organic Chemistry

2008 Ontario Research Fund (2008-2011)

2007 Connaught New Staff Matching Grant

2007 NSERC Discovery Grant

2007 Merck Frosst Young Investigator Award

2007 Thieme Synlett/Synthesis Journal Award

 

研究業績

学士をOverman教授のもとで、博士をMacMillan研で取得。トロント大学で独立後は、自身の研究分野を遷移金属触媒反応へと広げ、アルデヒドの変換反応を中心に研究している。アルデヒドC–H結合を活性化し、不斉配位子を用いたカルボニル[1]やオレフィン[2]の不斉ヒドロアシル化反応を報告した(関連記事:C–H結合活性化を経るラクトンの不斉合成)。

DongFig2

2015年には、Science誌にRh触媒を用いたアルデヒドの脱離(脱ヒドロホルミル化)を伴うオレフィン合成法を報告した。[3]別のオレフィン(ノルボルナジエン誘導体)を「ホルミル基アクセプター」として用いることで、反応を効率よく進行させることに成功している。オレフィン合成法としてはもちろん、一炭素減炭反応としても捉えることができる(関連記事:“アルデヒドを移し替える”新しいオレフィン合成法)。

DongFig3

 

名言集

 

コメント&その他

 

関連動画

A few of my favorite rings: Catalysis inspired by lactones and lactams (GCE215)

Vy Dong

 

関連文献

  1. Shen, Z.; Khan, H. A.; Dong, V. M. J. Am. Chem. Soc. 2008, 130, 2916. DOI:10.1021/ja7109025
  2. Coulter, M. M.; Dornan, P. K.; Dong, V. M. J. Am. Chem. Soc. 2009, 131, 6932. DOI:10.1021/ja901915u
  3. Murphy, S. K.; Park, J. W.; Cruz, F. A.; Dong, V. M. Science 2015, 347, 56. DOI:10.1126/science.1261232

 

関連書籍

 

 

外部リンク

 

The following two tabs change content below.
bona
愛知で化学を教えています。よろしくお願いします。
bona

最新記事 by bona (全て見る)

関連記事

  1. トム・メイヤー Thomas J. Meyer
  2. 岸 義人 Yoshito Kishi
  3. 安達 千波矢 Chihaya Adachi
  4. ジョン・トーソン Jon S. Thorson
  5. ポール・モドリッチ Paul L. Modrich
  6. ジョージ・スミス George P Smith
  7. 槌田龍太郎 Ryutaro Tsuchida
  8. ロジャー・コーンバーグ Roger Kornberg

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 市川アリルシアナート転位 Ichikawa Allylcyanate Rearrangement
  2. ジェームス・ツアー James M. Tour
  3. 表現型スクリーニング Phenotypic Screening
  4. 2014年ノーベル化学賞・物理学賞解説講演会
  5. 抗生物質
  6. エステルを使った新しいカップリング反応
  7. 密着型フィルムのニューフェイス:「ラボピタ」
  8. 静電相互作用を駆動力とする典型元素触媒
  9. 環境省、04年版「化学物質ファクトシート」作成
  10. NMR in Organometallic Chemistry

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

アルケニルアミドに2つアリールを入れる

ニッケル触媒を用いたアルケニルアミドの1,2-ジアリール化反応が開発された。フマル酸エステルを配位子…

蛍光標識で定性的・定量的な解析を可能に:Dansyl-GSH

反応性代謝物の存在を調べたい。代謝化学の実験をしていれば、ほとんどの人がそう思うのではないでしょうか…

アメリカで医者にかかる

アメリカの大学院に進学する際、とても悩んだのが、医療保険についてです。アメリカでは医療費がとても高い…

MOF 結晶表面の敏感な応答をリアルタイム観察

第178回のスポットライトリサーチは、東京大学の細野暢彦講師にお願いしました。細野先生は高分…

有機合成化学協会誌2019年2月号:触媒的脱水素化・官能性第三級アルキル基導入・コンプラナジン・アライン化学・糖鎖クラスター・サリチルアルデヒド型イネいもち病菌毒素

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2019年2月号がオンライン公開されました。今…

化学の学びと研究に役立つiPhone/iPad app 9選

筆者の最近では、ちょっとした計算や反応機構を描くツールとしてipadアプリ"GoodNotes"を使…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP