[スポンサーリンク]

ケムステニュース

実験ノートを復刻し公開へ 高峰譲吉らのアドレナリン

[スポンサーリンク]

 

明治初期の化学者高峰譲吉らが1900年、アドレナリンを世界初のホルモンとして抽出、結晶化した際の実験ノートが復刻された。10日から国立科学博物館(東京・上野)で開かれる高峰の生誕150周年記念展で展示される。

高峰は1854年に富山県で生まれ、米国を舞台に化学・薬学で世界的業績を挙げた。消化酵素「タカジアスターゼ」の抽出や、助手の上中啓三とともに成功したアドレナリン研究で知られる。(引用: 山陽新聞)

 

アドレナリン(adrenaline)は意外と簡単な構造をしています。副腎から抽出した物質であり、ラテン語で「腎臓(ren)の傍らから(ad-)分泌する物質」という意味です。よく知られているように、緊張状態を交感神経から臓器に伝える役割を持っています。

別名エピネフリンとも言いますが、この命名に関する議論については歴史物語があります。詳しくは関連リンクを参照ください。

 

関連書籍

[amazonjs asin=”4005003753″ locale=”JP” title=”日本科学の先駆者 高峰譲吉―アドレナリン発見物語 (岩波ジュニア新書)”][amazonjs asin=”4022597666″ locale=”JP” title=”高峰譲吉の生涯―アドレナリン発見の真実 (朝日選書)”]

 

外部リンク

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 三井化学岩国大竹工場の設備が未来技術遺産に登録
  2. 製薬会社5年後の行方
  3. 広瀬すずさんがTikTok動画に初挑戦!「#AGCチャレンジ」を…
  4. 石油化学プラントの設備内部でドローンを飛行する実証事業を実施
  5. 日本で始まる最先端半導体の開発 ~多くの素材メーカーが参画~
  6. ナフサ、25年ぶり高値・4―6月国産価格
  7. ChemDrawからSciFinderを直接検索!?
  8. 核のごみを貴金属に 現代の錬金術、実験へ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 果たして作ったモデルはどのくらいよいのだろうか【化学徒の機械学習】
  2. 文具に凝るといふことを化学者もしてみむとてするなり⑯:骨伝導ヘッドホンの巻
  3. 味の素、アミノ酸の最大工場がブラジルに完成
  4. ポンコツ博士の海外奮闘録 ケムステ異色連載記
  5. ホウ素は求電子剤?求核剤?
  6. 離れた場所で互いを認識:新たなタイプの人工塩基対の開発
  7. 東京大学理学部 化学教室
  8. 文具に凝るといふことを化学者もしてみむとてするなり⑭: 液タブ XP-PEN Artist 13.3 Proの巻
  9. コロナウイルスが免疫システムから逃れる方法(2)
  10. アルキンの環化三量化反応 Cyclotrimerization of Alkynes

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2004年12月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

注目情報

最新記事

7th Compound Challengeが開催されます!【エントリー〆切:2026年03月02日】 集え、”腕に覚えあり”の合成化学者!!

メルク株式会社より全世界の合成化学者と競い合うイベント、7th Compound Challenge…

乙卯研究所【急募】 有機合成化学分野(研究テーマは自由)の研究員募集

乙卯研究所とは乙卯研究所は、1915年の設立以来、広く薬学の研究を行うことを主要事業とし、その研…

大森 建 Ken OHMORI

大森 建(おおもり けん, 1969年 02月 12日–)は、日本の有機合成化学者。東京科学大学(I…

西川俊夫 Toshio NISHIKAWA

西川俊夫(にしかわ としお、1962年6月1日-)は、日本の有機化学者である。名古屋大学大学院生命農…

市川聡 Satoshi ICHIKAWA

市川 聡(Satoshi Ichikawa, 1971年9月28日-)は、日本の有機化学者・創薬化学…

非侵襲で使えるpH計で水溶液中のpHを測ってみた!

今回は、知っているようで知らない、なんとなく分かっているようで実は測定が難しい pH計(pHセンサー…

有馬温泉で鉄イオン水溶液について学んできた【化学者が行く温泉巡りの旅】

有馬温泉の金泉は、塩化物濃度と鉄濃度が日本の温泉の中で最も高い温泉で、黄褐色を呈する温泉です。この記…

HPLCをPATツールに変換!オンラインHPLCシステム:DirectInject-LC

これまでの自動サンプリング技術多くの製薬・化学メーカーはその生産性向上のため、有…

MEDCHEM NEWS 34-4 号「新しいモダリティとして注目を浴びる分解創薬」

日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、新たにオープン…

圧力に依存して還元反応が進行!~シクロファン構造を活用した新機能~

第686回のスポットライトリサーチは、北海道大学大学院理学研究院化学部門 有機化学第一研究室(鈴木孝…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP