[スポンサーリンク]

A

アサートン・トッド反応 Atherton-Todd Reaction

[スポンサーリンク]

 

概要

リン化合物のP-H結合は穏和な条件下に酸化が行える。四塩化炭素を作用させると、P-Cl結合をもつ化合物へと変換される。

基本文献

Review

Jaffrès, P.-A. et al,  Beilstein J. Org. Chem. 2014, 10, 1166. DOI: 10.3762/bjoc.10.117

 

開発の歴史

1945年にF. R. Atherton, H. T. Openshawand, and A. R. Toddらによって偶然にも発見された。実は、ジベンジルホスファイトの四塩化炭素溶液をアンモニア水溶液を加えて精製しようとしていた。すると固体が生成しそれが O,O-dibenzyl phosphoramidateであることを発見した。

 

反応機構

atherton_todd_2.gif

反応例

フェノール誘導体にAtherton-Todd反応を行い、得られたアリールホスファイトとアリールボロン酸をニッケル触媒存在下カップリングさせることによりビアリールを合成している。[1]

 

 

2014-08-30_15-42-05

実験手順

 

実験のコツ・テクニック

 

参考文献

[1] Chen H, Huang Z, Hu X, Tang G, Xu P, Zhao Y, Cheng C-H. J. Org. Chem. 2011, 76, 2338. DOI: 10.1021/jo2000034

 

関連反応

 

関連書籍

 

外部リンク

関連記事

  1. ボイヤー・シュミット・オーブ転位 Boyer-Schmidt-A…
  2. バンバーガー転位 Bamberger Rearrangement…
  3. アンデルセン キラルスルホキシド合成 Andersen Chir…
  4. デス・マーチン酸化 Dess-Martin Oxidation
  5. 向山水和反応 Mukaiyama Hydration
  6. ワーグナー・メーヤワイン転位 Wagner-Meerwein R…
  7. コープ脱離 Cope Elimination
  8. 高井・内本オレフィン合成 Takai-Utimoto Olefi…

注目情報

ピックアップ記事

  1. テトラブチルアンモニウムビフルオリド:Tetrabutylammonium Bifluoride
  2. アルドール・スイッチ Aldol-Switch
  3. 名古屋市科学館で化学してみた
  4. 酸化グラフェンの光による酸素除去メカニズムを解明 ―答えに辿り着くまでの6年間―
  5. 2残基ずつペプチド鎖を伸長できる超高速マイクロフロー合成法を開発
  6. 島津製作所がケムステVシンポに協賛しました
  7. 第60回―「エネルギー・環境化学に貢献する金属-有機構造体」Martin Schröder教授
  8. 【ナード研究所】ユニークな合成技術~先端研究を裏支え!~
  9. 湿度変化で発電する
  10. 第32回光学活性化合物シンポジウム

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2009年9月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

注目情報

最新記事

第43回メディシナルケミストリーシンポジウム@京都

テーマ「創薬化学の新たな潮流 多彩なアプローチで未来を創る」 日時2026年11月11日…

圧力は「設定値」だけで決まらない【プロセス化学者のつぶやき】

前回まで1. 設定温度と系内の実温度のお話2. 温度値をどう判断するか3. 反応操作をし…

査読に AI を使われた体験談

生成 AI の普及は加速しており、調べもの、英文校閲など研究者の皆さんも活用していることと思います。…

フィーゼルマン チオフェン合成/Fiesselmann Thiophene Synthesis

概要フィーゼルマン チオフェン合成(Fiesselmann Thiophene Synthesi…

“とび跳ねる水滴”に潜む物理 〜接触時間とエネルギー源で読む撥水・防氷のテク〜

熱したフライパンに落ちた水滴が、玉になってコロコロと走り回り、冷えた面では、結露水が合体した瞬間に跳…

AI時代に研究者がすでに持っている力・これから伸ばしたい力

論文要約や文献検索など、研究現場でもAI活用が日常化する一方、「自分の仕事の先行き」に漠然とした不安…

miHub®を活用した探索的データ解析の実践

開催概要研究開発においてデータ活用が進む中、機械学習モデルの構築や予測解析に…

“ある特効薬”のはなし ~本田宗一郎氏の回想から

Tshozoです。最近実家に戻っては色々と廃棄するなどの店じまいを少しずつ進めているのですが、中…

高分子鎖を束ねた新しい共重合体「束状共重合体」が誕生

第715回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院 工学系研究科(植村研究室)に所属されていた亀谷…

2026年「有機溶媒危機」へのアンサー。北大発・メカノクロスが挑む、溶媒に依存しない新たな合成法 = “メカノケミカル有機合成”の社会実装

株式会社メカノクロスは、メカノケミカル有機合成技術の社会実装に挑む北海道大学発の…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP