[スポンサーリンク]

A

アマドリ転位 Amadori Rearrangement

[スポンサーリンク]

窒素化合物→窒素化合物、ケトン

 

概要

N-グリコシド化合物は酸性もしくは塩基性条件下に転位を起こし、アミノケトンを与える。食品の加工や貯蔵の際に生じる、製品の着色、香気成分の生成、抗酸化性成分の生成等に関わる反応であるメイラード反応の中間体であり、アマドリ転位で得られた化合物はアマドリ転位生成物と呼ばれる。

基本文献

  • Amadori, M. Atti accad. nazl. Lincei. 19252, 337.
  • ibid.1926, 20, 902.
  • ibid. 1929, 9, 68 & 226.
  • ibid.1929, 23, 3221 & 3443.
  • Isbell, H. S.; Frush, H. L. J. Org. Chem.195823, 1309. DOI: 10.1021/jo01103a019

 

反応機構

amadori_rearr_2.gif

反応例

実験手順

実験のコツ・テクニック

参考文献

関連書籍

外部リンク

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. チチバビン反応 Chichibabin Reaction
  2. ミッドランド還元 Midland Reduction
  3. バックワルド・ハートウィグ クロスカップリング Buchwald…
  4. 有機テルル媒介リビングラジカル重合 Organotelluriu…
  5. ロビンソン環形成反応 Robinson Annulation
  6. 水素化トリ(sec-ブチル)ホウ素リチウム/ナトリウム/カリウム…
  7. ジオトロピー転位 dyotropic rearrangement…
  8. ピクテ・ガムス イソキノリン合成 Pictet-Gams Iso…

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 高電気伝導性を有する有機金属ポリイン単分子ワイヤーの開発
  2. ドラえもん探究ワールド 身近にいっぱい!おどろきの化学
  3. 海外の教授にメールを送る-使える英語表現と文例
  4. 武田薬品、週1回投与の骨粗鬆症治療薬「ベネット錠17.5mg」を発売
  5. 免疫の生化学 (1) 2018年ノーベル医学賞解説
  6. ラジカル重合の弱点を克服!精密重合とポリマーの高機能化を叶えるRAFT重合
  7. 地球外生命体を化学する
  8. 研究者のためのCG作成術③(設定編)
  9. Passerini反応を利用できるアルデヒドアルデヒド・イソニトリル・カルボン酸・アミン(
  10. 【日産化学 22卒/YouTube配信!】START your chemi-story あなたの化学を探す 研究職限定 キャリアマッチングLIVE

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2010年1月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

注目情報

最新記事

5/15(水)Zoom開催 【旭化成 人事担当者が語る!】2026年卒 化学系学生向け就活スタート講座

化学系の就職活動を支援する『化学系学生のための就活』からのご案内です。化学業界・研究職でのキャリ…

フローマイクロリアクターを活用した多置換アルケンの効率的な合成

第610回のスポットライトリサーチは、京都大学大学院理学研究科(依光研究室)に在籍されていた江 迤源…

マリンス有機化学(上)-学び手の視点から-

概要親しみやすい会話形式を用いた現代的な教育スタイルで有機化学の重要概念を学べる標準教科書.…

【大正製薬】キャリア採用情報(正社員)

<求める人物像>・自ら考えて行動できる・高い専門性を身につけている・…

国内初のナノボディ®製剤オゾラリズマブ

ナノゾラ®皮下注30mgシリンジ(一般名:オゾラリズマブ(遺伝子組換え))は、A…

大正製薬ってどんな会社?

大正製薬は病気の予防から治療まで、皆さまの健康に寄り添う事業を展開しています。こ…

一致団結ケトンでアレン合成!1,3-エンインのヒドロアルキル化

ケトンと1,3-エンインのヒドロアルキル化反応が開発された。独自の配位子とパラジウム/ホウ素/アミン…

ベテラン研究者 vs マテリアルズ・インフォマティクス!?~ 研究者としてMIとの正しい向き合い方

開催日 2024/04/24 : 申込みはこちら■開催概要近年、少子高齢化、働き手の不足…

第11回 慶應有機化学若手シンポジウム

シンポジウム概要主催:慶應有機化学若手シンポジウム実行委員会共催:慶應義塾大…

薬学部ってどんなところ?

自己紹介Chemstationの新入りスタッフのねこたまと申します。現在は学部の4年生(薬学部)…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP