[スポンサーリンク]

N

ノリッシュ・ヤン反応 Norrish-Yang Reaction

[スポンサーリンク]

 

概要

ケトンγ位のC-H結合が光照射によって切断され、組み変わる形式でシクロブタノールを与える反応。

 

基本文献

<photochemical reaction in total synthesis>

 

反応機構

NorrishII型反応の過程で生じるビラジカルが結合する形で炭素-炭素結合形成が起こる。

norrish_yang_2.gif

反応例

Ouabageninの合成[1] norrish_yang_3.gif paulowninの合成[2]:γ位にC-H結合のないケース。norrish_yang_4.gif α位に脱離基をもつ基質では異なる経路からの環化を進行させる。以下はその一例[3]。 norrish_yang_5.gif

実験手順

 

実験のコツ・テクニック

 

参考文献

[1] Renata, H.; Zhou, Q.; Baran, P. S. Science 2013, 339, 59. doi:10.1126/science.1230631
[2] Kraus, G. A.; Chen, L. J. Am. Chem. Soc. 1990, 112, 3464. DOI: 10.1021/ja00165a033
[3] (a) Wessig, P.; Muhling, O. Angew. Chem. Int. Ed. 2001, 40, 1064. [abstract] (b) Wessig, P.; Muhling, O. Helv. Chim. Acta 2003, 86, 865. DOI: 10.1002/hlca.200390086

 

関連書籍

[amazonjs asin=”4785330899″ locale=”JP” title=”光化学―光反応から光機能性まで”][amazonjs asin=”4621086855″ locale=”JP” title=”分子光化学の原理”]

外部リンク

Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. ガブリエルアミン合成 Gabriel Amine Synthes…
  2. トロスト酸化 Trost Oxidation
  3. クリーギー グリコール酸化開裂 Criegee Glycol O…
  4. モッシャー法 Mosher Method
  5. 不均一系接触水素化 Heterogeneous Hydrogen…
  6. プメラー転位 Pummerer Rearrangement
  7. ネフ反応 Nef Reaction
  8. コーリー・チャイコフスキー反応 Corey-Chaykovsky…

注目情報

ピックアップ記事

  1. π⊥ back bonding; 逆供与でπ結合が強くなる?!
  2. Eリリーの4-6月期は19%減益、通期見通し上方修正
  3. 乙卯研究所 研究員募集 2022年度
  4. Carl Boschの人生 その8
  5. 市販の新解熱鎮痛薬「ロキソニン」って?
  6. 中村 浩之 Hiroyuki Nakamura
  7. エリック・ベッツィグ Eric Betzig
  8. 【日産化学 25卒/Zoomウェビナー配信!】START your chemi-story あなたの化学をさがす 研究職限定 キャリアマッチングLIVE
  9. 密閉容器や培養液に使える酸素計を使ってみた!
  10. iPadで使えるChemDrawが発売開始

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2014年3月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

注目情報

最新記事

タリンにいってきました BOS2026 前編

みなさんこんにちは。ケムステ代表です。久々にまともに記事を書きます。さて、表題の通り、6月後…

第6回鈴木章賞授賞式&第10回ICReDD国際シンポジウム開催のお知らせ

計算科学、情報科学、実験科学の3分野融合による新たな化学反応開発に興味のある方はぜひご参加ください!…

条件の「前後」も実験条件である【プロセス化学者のつぶやき】

前回まで1. 設定温度と系内の実温度のお話2. 温度値をどう判断するか3. 反応操作をし…

そのpH、“本当にその場所”の値ですか?ニードル式pHセンサーを使ってみた!

突然ですが、「培養の再現性がなんか悪い」「同じ条件のはずなのに結果がズレる」といった経験はあ…

「骨格編集」×「ナノカーボン合成」〜ナノカーボン合成の新戦略を実証〜

第719回のスポットライトリサーチは、名古屋大学大学院工学研究科(忍久保研究室)博士後期課程2年の平…

【書評】立体化学 はじめの一歩

立体化学は,分子の三次元構造を理解するための重要な分野であり,有機化学や…

水のシミュレーション入門 — 水分子を計算機の中でどう”描く”か —

身近なのに、計算機にとって手強い"水"。本記事では、点電荷モデルから機械学習まで、その"描き方"の進…

◆◇◆◇ 第36回フォーラム・イン・ドージン開催のご案内 ◆◇◆◇

同仁化学研究所が熊本から世界へ情報発信するフォーラム・イン・ドージンの開催ご案内です。今年は『な…

『力』による円偏光発光のon/off制御を単一分子レベルで実現

第718回のスポットライトリサーチは、東京科学大学 物質理工学院(相良研究室)博士後期課程2年の野中…

数日かかっていた反応機構解析を、わずか数分に!

機械学習ポテンシャルが変える計算化学の現在近年、DFT計算による反応機構解析は広く行われるよ…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP