[スポンサーリンク]

archives

日本の海底鉱物資源の開発状況と課題、事業展望【終了】

日時        : 2010年10月20日(水) 10:00~16:20
会場        : 東京・千代田区神田 エッサム本社ビル 4F こだまホール
≪会場地図はこちら≫
受講料     :
(税込) 57,750円
 ⇒E-mail案内登録会員 54,800円
  ※資料・昼食付
上記価格より:<2名で参加の場合1名につき7,350円割引><3名で参加の場合1名につき10,500円割引>(同一法人に限ります)

申し込みはこちらをクリック!
講師        :第1部 海底熱水鉱床の特徴と金属資源量の確保
  ≪10:00~11:00>>
東京大学 大学院新領域創成科学研究科 海洋技術環境学専攻 教授 飯笹 幸吉 氏
日本周辺海域及び南西太平洋海域の海底熱水鉱床について、形成機構の解明を中心に調査・研究を実施している。
また、海底熱水鉱床の商業化を目指した、地質学的探査手法を駆使した資源量の確保、さらに生物多様性の保全に配慮した採鉱法を検討している。
研究詳細 http://www.otpe.k.u-tokyo.ac.jp/study_info/hp/iizasa/private.pdf
第2部 マンガンクラスト、マンガン団塊の性状・分布、調査の現状
  ≪11:10~12:10>>
高知大学 理学部門 教授 臼井 朗 氏
第3部 海洋資源開発の事業展望と経済性
  ≪13:00~14:00>>
三菱マテリアルテクノ(株) 顧問 秋山 義夫 氏
◇2008年~:JOGMEC・海底熱水鉱床開発委員会資源量評価WG委員、及び環境影響評価WG委員
◇1999~2007年:三菱マテリアル?資源部長(その後、資源環境リサイクル統括室長)として、マンガン団塊、コバルトリッチクラスト、海底熱水性鉱床に関するMMAJ及びJOGMECの検討委員会委員
◇1996年~1998年:カナダ・ハックルベリー鉱山社副社長として、銅鉱山開発・操業に関わる
1972年三菱金属(株)入社以来、細倉鉱山、明延鉱山、マレーシア・マムート鉱山、カナダ・ハックルベリー鉱山での14年間の現場勤務を含めて、30年以上に亘り銅、鉛、亜鉛、スズ、金・銀を中心とする探鉱・開発に従事。
第4部 わが国の海洋鉱物資源政策の現状
  ≪14:10~14:50>>
(社)海洋産業研究会 常務理事 海洋資源・産業ラウンドテーブル幹事・事務局長 中原 裕幸 氏
横浜国大統合的海洋教育・研究センター特任教授
東海大学・東京大学非常勤講師
第5部 海底鉱物資源の魅力と現実、開発における課題
  ≪15:00~16:20>>
秋田大学 産学連携推進機構 客員教授 深海資源開発(株) 資源調査部 部長 経済学博士、鉱業技術者 細井 義孝 氏
秋田大学大学院 工学資源研究科 非常勤講師(「国際関係論」担当)
産業技術総合研究所 地圏資源環境研究部門 評価委員会外部評価委員
秋田産業サポーターズ(秋田県知事委嘱)
深海資源研究会 委員兼事務局長
海洋資源・産業ラウンドテーブル 幹事
講演内容  :第1部 海底熱水鉱床の特徴と金属資源量の確保
<趣旨>
 日本近海の海底には「海底熱水鉱床」が数多く存在している。そのことが分かったのは最近20年ほどのことである。この鉱床には貴金属の金、銀のほかにベースメタルの銅、亜鉛、鉛だけでなく、レアメタルも含まれている。目下、日本政府は商業化の可能性を探るために、精力的な調査を実施している。そこで課題となるのは、この海底熱水鉱床の資源量の評価である。さらに、そこには熱水活動域に特有の貴重な生物が棲息している。金属資源量の確保や生物多様性の保全を考慮しなければ、開発に結びつけることはできない。そのためには、海底熱水鉱床の実態をより詳細に知ること、そして熱水生物の保全に最良の方法を見つけることが求められる。
1.海底熱水鉱床とは
 1.1 発見:プレートテクトニクス検証の旅
 1.2 地質時代と現世の鉱床:キプロス型鉱床と黒鉱型鉱床産状・分布の特徴
 1.3 資源としての魅力:貴金属、レアメタル、ベースメタル
2.海底熱水鉱床の金属資源量の確保について
 2.1 探査法:地質学的・化学的手法
 2.2 資源量の評価手法:精密海底地形、掘削、音波探査、重力等について。
3.生物多様性の保全と環境に配慮した開発とは
 3.1 生物多様性と海洋保護区
 3.2 商業化に向けた採取法の提案
  □質疑応答・名刺交換□
第2部 マンガンクラスト、マンガン団塊の性状・分布、調査の現状
<趣旨>
 金属資源の需要が世界的急増するなかで,中・長期的な不足・枯渇が現実的な課題となっている。その有力な対応策の一つとして,深海底の鉱物資源が注目されている。マンガンクラストやマンガン団塊は,その分布面積の広さ故に陸上を上まわる埋蔵量を期待する声もある。しかしながら,深海底は我々にとって未だに未知の世界である。我々はどのくらいの知見を手に入れたのか?我が国の調査,研究の経緯と成果を整理することにより,将来の開発展望を考察する。
1.深海底調査の困難さ
2.調査,研究,開発の歴史
3.マンガンクラスト・団塊の分布・産状
4.マンガンクラスト・団塊の組成・物性
5.マンガンクラスト・団塊の生成環境
6.マンガンクラスト・団塊の起源・濃集プロセス
7.鉱床としての特異性・優位性
8.探査技術,資源評価手法の概要と課題
9.我が国周辺海域における調査の経緯と成果
10.将来の探査・開発に関わる課題
  □質疑応答・名刺交換□
第3部 海洋資源開発の事業展望と経済性
 深海の非鉄金属資源は昭和50年にハワイ東方沖でマンガン団塊の賦存状況調査が行われて以来、海底熱水鉱床、コバルトリッチクラストと現在まで30年以上に亘り、調査を中心に実施されてきているが、このうち開発に関する本格的な調査・検討は旧工業技術院の「マンガン団塊採鉱システムの研究開発」として官民一体で実施された大型プロジェクトだけである。しかもこのプロジェクトも1997年に洋上試験の実施後に終了したが、10年以上経過した現在でも実用化されていない。陸上の鉱床に関しては、例えば日本企業が関わりを持ったケースだけでも、難処理という理由で開発までに40年間を要した豪州・マッカサーリバー鉱床、発見以降断続的ながら約40年間探鉱が実施されてきてもインフラに莫大な資金が必要で経済性の点で開発に踏み切れていな
いPNG・フリエダリバー鉱床の例からも分かるように、いくつかの理由から開発に至らないか或いは開発までに長期間かかった鉱床は数多く存在する。開発まで至らない理由は表裏一体の関係を有するが、経済的側面と採掘・処理を含む技術的側面である場合が大部分であると言っても良い。深海資源がその調査期間の長さに比べて中々開発に至らない背景にも同様な要因が存在するが、ここ数年の金属価格の高値推移に伴い海底熱水鉱床の開発に名乗りを上げた鉱山会社が出てきた。PNG領海内で海底熱水鉱床の調査・開発を進めようとしているカナダ・ノーチラス社の例を参考に深海資源の開発の事業展望と経済性について述べる。
  □質疑応答・名刺交換□
第4部 わが国の海洋鉱物資源政策の現状
<趣旨>
 海洋鉱物資源のなかでも現在、深海底鉱物資源の探査・開発が注目されているが、わが国の200海里水域のもつポテンシャルをまず再確認し、次いで国の取組状況を概括する。その流れは、海洋基本法・海洋基本計画が具体的な端緒となっているが、同計画に基づき海洋エネルギー・鉱物資源開発計画が策定され、平成30年度をめどに商業化の基礎を築くことを目標に作業が進められている。その概要を整理して、課題も探る。さらに本年6月にエネルギー政策基本法にもとづくエネルギー基本計画の第二次改定が閣議決定されたが、その中でも海底鉱物資源開発が初めて正面から取り上げられたので、その要点を紹介する。
1.序
2.日本の200海里水域に関する認識の確認
3.海洋基本法・海洋基本計画の概要
 3.1 海洋基本法(平成19年4月20日成立、4月27日公布、7月20日施)
 3.2 海洋基本計画(平成20年3月28日閣議決定)
4.海洋エネルギー・鉱物資源開発計画の概要(平成21年3月24日総合海洋政策本部了承)
 4.1 メタンハイドレート
 4.2 海底熱水鉱床
 4.3 コバルトリッチクラスト
5.エネルギー基本計画(平成22年6月18日閣議決定)における海底鉱物資源
6.民間の動き;海洋資源・産業ラウンドテーブル(平成21年12月16日設立)等
  □質疑応答・名刺交換□
第5部 海底鉱物資源の魅力と現実、開発における課題
<趣旨>
 深海底鉱物資源は以前からその存在が知られていたが、マンガン団塊のブームが去った後は、見向きもされなくなっていた。それが何故今、急に脚光を浴び、国を上げて取り組むようになったのであるか。また、深海底鉱物資源にはかつて大ブームとなったマンガン団塊の他に、最近急に名前が出てきた海底熱水鉱床、同じように調査が進められているコバルトリッチクラストなどがあるが、どの種の資源が一番魅力があるのであろうか。それぞれの資源の魅力と課題を探ってみる。また、陸上鉱物資源と違って、一般に海底並びに海底鉱物資源は馴染みがなく、また見る機会もない。多くの鉱山会社、商社など資源を取り扱う人達でさえ、政府機関や大学の発表会で聞くのが精一杯の機会であろう。 筆者は我が国唯一の深海底鉱物資源の探査・開発会社に所属し、多くの調査に参加して、海底の観察、試料サンプリングを行ってきた。 現在行っている調査を紹介すると共に、その難しさ・課題も紹介する。そして、深海底鉱物資源の開発には何が必要であるか、世界の動向はどのようであるか述べる。行政でも学術研究でもなく現場の視点で講演、また産学官連携を図っていきたい。
1.鉱物資源の世界で今起こっていること
2.深海底鉱物資源が今何故注目されるのか
3.深海資源研究会と国への要望事項
4.深海底鉱物資源はどのような魅力があるのか
5.深海底鉱物資源の調査の紹介
6.深海底鉱物資源調査開発の歴史
7.深海底鉱業のイメージ・長所と課題
8.深海底鉱物資源開発の課題と今後
  □質疑応答・名刺交換□
※講演内容は変更になる場合がございます。ご了承ください。
申し込みはこちらをクリック!
The following two tabs change content below.
webmaster
Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院准教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. リチウムイオン電池正極材料の開発動向
  2. トリス(ペンタフルオロフェニル)ボラン : Tris(penta…
  3. 4-メルカプト安息香酸:4-Mercaptobenzoic Ac…
  4. ジメシチルフルオロボラン:Dimesitylfluorobora…
  5. イミダゾリニウムトリフラート塩の合成に有用なビニルスルホニウム塩…
  6. トルキセン : Truxene
  7. ODOOSをリニューアル!
  8. イソプロポキシボロン酸ピナコール:Isopropoxyboron…

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 「Natureダイジェスト」で化学の見識を広めよう!
  2. 水から電子を取り出す実力派触媒の登場!
  3. ビギネリ反応 Biginelli Reaction
  4. 有機無機ハイブリッドペロブスカイトはなぜ優れているのか?
  5. 前田 浩 Hiro Maeda
  6. オキソニウムカチオンを飼いならす
  7. 水をヒドリド源としたカルボニル還元
  8. 第八回 ユニークな触媒で鏡像体をつくり分けるー林民生教授
  9. Dead Endを回避せよ!「全合成・極限からの一手」⑤(解答編)
  10. ノーベル街道起点

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

アルコールをアルキル化剤に!ヘテロ芳香環のC-Hアルキル化

2015年、プリンストン大学・D. W. C. MacMillanらは、水素移動触媒(HAT)および…

三種類の分子が自発的に整列した構造をもつ超分子共重合ポリマーの開発

第123回のスポットライトリサーチは、テキサス大学オースティン校博士研究員(Jonathan L. …

超分子化学と機能性材料に関する国際シンポジウム2018

「超分子化学と機能性材料に関する国際シンポジウム2018」CEMS International Sy…

アメリカで Ph. D. を取る –研究室に訪問するの巻–

この連載は、米国の大学院で Ph.D. を取得することを目指す学生が日記感覚で近況を記録するためのも…

光触媒ラジカルカスケードが実現する網羅的天然物合成

四川大学のYong Qinらは、可視光レドックス触媒によって促進される窒素ラジカルカスケード反応によ…

有機反応を俯瞰する ー縮合反応

今回は、高校化学でも登場する有機反応であるエステル合成反応を中心に、その反応が起こるメカニズムを解説…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP