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コラボリー/Groups(グループ):サイエンスミートアップを支援

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研究分野も細分化され様々な新学術領域が立ちあがる今日此頃。同じ化学者といえども全くわからない分野の研究者も増えてきました。それを知るにはもちろん勉強は大事ですが、同じ研究に興味をもった研究者が「集まる」(サイエンス・ミートアップ)ことからはじまります。競争的資金をある分野に固定してその分野に研究者が応募、採択された研究者が「集まり」、代表のもとに研究を進めていく施策はいくつかありますが、自身の興味のある分野を勉強会から立ち上げ、「集まり」たいという人もいるでしょう。学際的分野だけでなく、自身の分野の研究者で「集まり」最新研究を勉強しながら切磋琢磨していきたいということもあると思います。

このように研究者が「集まる」ことが鍵になるわけですが、はじめるためには、情報交換や勉強会、小さなシンポジウムなどを企画し、ヒトを知り、興味を共有し、そして研究を合わせ理解していくという過程が必要となります。今回はそんな研究者のオンラインでの交流や勉強会のウェブサイトを作成するために便利なウェブサイト、「コラボリー/Groups(グループ)を紹介したいと思います。

 

コラボリー/Groups(グループ)とは?

以前「コラボリー/Grants」という研究助成金情報サイトを紹介しました(記事:研究助成情報サイト:コラボリー/Grants)。今回ご紹介するコラボリー/Groups(グループ)はそのウェブサイトを運営している、株式会社ジー・サーチが今夏に立ち上げた、新しいサービスです。

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「コラボリー/Groups(グループ)」は、研究者の研究会/勉強会などの学術グループ活動「サイエンス・ミートアップ」(注1)を支援するサービスです。研究会/勉強会などのホームページを簡単に作れるほか、研究会/勉強会、セミナー/講演会、研究発表会やハッカソンなどのサイエンス・ミートアップイベントの集客や参加者管理、配布資料・テキストのダウンロードアーカイブなど、学術グループ活動を支援する様々な機能を提供します。また、研究者にマッチした研究会/勉強会やセミナーなどのイベントをレコメンドすることで、研究者のコラボレーションを創出し、研究者間の多様な知識・視点・発想などの交換と共有を促進します(引用:株式会社ジー・サーチより)。

 

なんだかよくわからないな?というひともいるかもしれませんが、要は、

「研究会/勉強会のホームページが無料で作れて、そこで、オンライン交流に加えて、オフラインのイベント予定を手軽に作成できるというわけです。」

では、具体的にどんなことができるのか?サービス概要をみてみましょう。

コラボリー/Groups(グループ)サービス概要

簡単な概要は以下の通りです(引用:株式会社ジー・サーチより)

  • 研究グループページ作成機能
    研究会/勉強会仲間が情報共有できるホームページを簡単に作成でき、メンバーの募集や所属メンバーのプロフィール管理などが行えます。グループページは公開範囲を設定できるので、学会の事務局利用などのクローズドな利用にも活用できます。

 

  • イベントページ作成機能
    研究会/勉強会、セミナー・講習会、研究発表会、気軽な懇親会といったサイエンス・ミートアップのイベント告知ページが開催内容を入力するだけで簡単に作成できます。参加者の集客や、参加者管理、配布資料のダウンロード機能も利用できます。

 

  • イベントフォロー、レコメンド機能
    利用者の研究専門分野などでマッチするイベントをレコメンドします。また、気になるイベントや、イベント主催者をフォロー(ブックマーク)する機能も提供、あらたなミートアップのきっかけを創出します。

 

え?このサービス何が利点なの?

実は、第一印象では、FacebookなどのSNSや、Googleサイトなどの他のグループサイトでやっても同じなんじゃないかと思いました。例えば、Facebookでしたらオープンの研究会ページとクローズドの研究会ページを区別して作成することもできます。イベント情報も簡単に作成し、お知らせできます。昨今はFacebookの登録者も多いので、グループへの登録も簡単ですね。また、以前よりあるグループサイトをつかっても同様なものが作れます。

そういってしまうと利点が全く無いように聞こえますが、公開サイトをかなり簡単にオリジナルサイト風につくれて、更新もブログなどよりも容易であることを考慮すれば、かなり使える使えるサイトではないかと思い始めました。例えば、Facebookでしたら、やはりSNSサイトですので、必ずFacebookアカウントをとり、ログインする必要があります。さらに、外観は当たり前ですがFacebookでトップ画像ぐらいしか変更できません。また、他のグループサイトは昔からあり、昨今の急速な便利な機能に対応していないところがほとんどです。さらに有料で提供しているところも多いと思います。

 

では、ちょっとつかってみよう

ケムステも言ってしまえば、一つの興味をもった”研究会”のひとつですので、試しにウェブサイトをつくってみました(残念ながらスタッフの個人情報があるため内容は非公開です)。作成するためには会員登録(コラボリーIDの入手)とログインが必要です(ログインページはこちら)。会員登録したくない場合は、FacebookやTwitterのアカウントでもログインできるようです。私は以前、コラボリー/Grantsに参加する際に会員登録しましたので、コラボリーIDを用いてログインしました。

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ログイン画面

 

実際ログインしてみると、以下の様な初期ページが現れます。まずは研究会グループをつくってみようと思うので、+グループを新規作成をクリックします。

 

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初期ページ。+グループ新規作成で進んでみよう

 

その後、トップページ画像、ロゴ、概要などを簡単に設定したものが以下のもの。ここまでの所要時間は3分程度です(ロゴやトップページの選定時間を除く)。下図の下方にイベントを試しにつくってみましたが、イベント名、開始日、場所などを設定して、公開するだけ。とっても簡単です。

 

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つくりたての時のページなので、メンバーは0人です。

 

SNSのようにコメントで交流する場もあり、イベントとして、何か議題を立てて、それに対して議論してもいいのではないでしょうか。ページを作成した後に、招待者にメールを送信する(フォームがあります)ことによって、グループを周知したり、非公開グループでしたらメールを介して招待することも可能です。というわけで、簡単につかってみましたが、より詳しい使い方に関してはこちらを御覧ください(記事:もっと活用!コラボリー(第4回) グループを作ろう!)。

 

いいところと追加して欲しい機能

よいところは前述したものもありますが、比較的オリジナルサイトにみえる研究会のページを無料で、簡単に作れること。また、専用のウェブサイトを置くサーバーを用意する必要がないので、安全かつ手軽に始めることができることですね。昨今では大学のサーバーと言えど、不正アクセス、情報漏えい(未遂)が多く、管理者としてはあまり新たなウェブサイトを置きたくないものです。

一方で、実はこの「コラボリー/Groups(グループ)は今年の夏、公開されたばかりのサービスであり、よく見るといまだβ版となっています。そのため、もう少しあったらいいなという機能に欠けている気がします。特に気になったのが、URLを変更できない点。https://www.colabory.com/groups/group/XXX/ (XXXにはグループID)が作成したウェブサイトのURLとなるのですが、そのURLは変更できません。変更できれば、オリジナルなURLに変更できればより良いと考えていたので、お問い合わせしてみました。すると、改善を検討したいという返事でしたが、最近になって以下のメールがきました。

一部抜粋

勉強会・研究会などでリアルに行われている活動を支援できる機能を順次追加いたします。リリース時期がある程度確定している強化点は以下の通りです。

1)今秋の主なサービス機能強化計画

・グループ管理者の権限複数付与 (10月中予定)
グループページの管理権限を複数人(グループメンバー)に付与できる機能を追加します。年次や任期などによって、幹事や事務局の担当が代わるといった実際の会の運営にあわせたグループページ運用を想定しています。

グループページURL付与 (11月予定)
会のメインページとなる、グループページのURLを管理者が任意に付与できる機能を追加します。山口様からのご指摘がヒントになっております。
主催するグループに合わせたURLを設定できるとともにキャンペーンイベントなどにわかりやすいURLを設定できて便利かと思います。

2)年度内提供予定のサービス機能
少し先になりますが、今年度内に提供を予定している機能です。

・決済代行機能の提供
現在、イベントへのエントリー管理までですが、年度内に参加チケットの決済代行機能も実装予定です。これにより、ページ作成・告知から参加者管理、決済まで、コラボリーがワンストップで機能を提供できるようになります。

3)その他
「人」に注目したソーシャル的な機能追加を予定しています。ユーザー間のコミュニケーションを加速する機能を順次追加予定です。

 

おっと意見が通ってる(笑)!それ以外にもなかなか使える機能が追加されるとのこと。ということで、必要な機能があれば、お問い合わせしてみると改善する可能性があるようです。そういうわけで、ケムステでも(上述したように非公開グループページ)、グループサイトとして使ってみたいと思います。以上、研究会や勉強会などのウェブサイトづくりを検討している方、「コラボリー/Groups(グループ)を試してみてはいかがでしょうか。

 

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Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

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