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一般的な話題

生命が居住できる星の条件

これまでに発見された太陽系外惑星の中に、地球と似た惑星はあるのだろうか。そもそも、生命を育むことのできる惑星とは、どのような条件を備えたものだろうか。それを明らかにするためには、太陽系外惑星を地質学的に理解する必要がある。

タイトルおよび説明はシュプリンガー・ネイチャーの出版している日本語の科学まとめ雑誌である「Natureダイジェスト」3月号から(画像クレジット:M. KORNMESSER/NICK RISINGER/ESO)。

最新サイエンスを手軽に日本語で読める本雑誌から個人的に興味を持った記事をピックアップして紹介しています。過去の記事は「Nature ダイジェストまとめ」を御覧ください。

「第二の地球」のレシピを求めて

宇宙には地球に似た「第二の地球」があり、そこには人間と同じような文明が発達していたー。

こんな物語どこかできいたことがあるでしょう。広い宇宙に文明をもった生物が我々人類だけということ自体、おかしいことなのかもしれません。本記事はそれを探す壮大な宇宙の物語!

ではありません。なんと第二の地球を探す舞台は地球。しかも宇宙ではなく、ベクトルが逆の地球の深部です

「そこでみられるケイ酸ペロブスカイトという鉱物が、太陽系外にある地球より大きな岩石惑星の内部の高温・高圧条件下で、どのように振る舞うかを解き明かすこと」これが今回の特集記事のはじまりです。

なんだ宇宙の話ではないのか。と思った読者も多いでしょう(僕のその一人ですが)。

しかし、灯台下暗し。生命を育むことのできる惑星を探す研究は、やはりその確固たる例である地球をよく知らべることから始まるのです。

今回はそのような研究「惑星地質学(exogeology)」で大活躍しているZマシンと呼ばれる、サンプルを高温高圧で粉砕する施設の話と、スーパーアース(太陽系外惑星で地球の数倍の質量をもつ岩石惑星)の謎に挑む研究者のお話です。ぜひお読みください。

Zマシン(米国サンディア国立研究所のZパルスパワー施設)。なんだかよくわからないけどかっこいい(出典:Natureダイジェスト)

2018年、科学界はどう動く?

2018 年の科学界では、キログラムの再定義、はやぶさ2の小惑星到着、遺伝子編集を応用した新たな治療の臨床試験、科学出版を巡る対立の決着など、さまざまな動きが予想される。

2018年も様々な”科学イベント”がすで決定しています。キログラムの再定義に関してはケムステ(記事:今年はキログラムに注目だ!)でも、Natureダイジェストの2018年1月号 (記事:「人工知能時代」と人間の仕事)でもお伝えしたとおり。本記事ではそれを含めて、10の科学界の動きを端的に述べています。

例えば1つとして、ジャーナルのオープンアクセス問題。ドイツの科学者がジャーナル価格の高騰を理由に、一斉にエルゼビア社の購読をやめたのはご存知のことでしょう。2018年1月1日からすでにドイツでは多くの地域でエルゼビア社の論文が読めなくなっています。それを救う?のが「SciHub」と呼ばれる、膨大な数の論文を無許可でダウンロードしたサイト。ただし、米国の裁判所はそのドメインの一部を閉鎖する命令を2017年末に下しています。

巨大出版社「エルゼビア」とウェブサイト「Sci-Hub」

さあ今年どのように決着がつくのか!といった感じです。

News in Focusという短い記事ですが、今年のイベントをざっくり知りたい人は本記事をお読みください。

その他の記事

その他にも科学的興味をそそる記事はたくさんありますが、購読してお読みください。購読しないでも無料で提供している今月の記事は2つ。「学術界サバイバル術入門 — TRAINING 1:学術出版のすすめ」と「好き過ぎてつらい博士課程」です。前者は、今月号から始まったシリーズのようです。初回の今回は一般的な内容のみですが、一度頭を整理してから次回から本題に望む感じだと思いますので次回を楽しみにしています。

一方で、後者はなかなか気になるタイトル。

「博士課程学生を対象とするアンケート調査から、不確実な未来への不安や、指導教員への不満が強い一方で、博士課程全般に対する満足度は高く、研究者としての就職を望んでいることが分かった。」

だそうです。指導教員への不満はあるけど、博士課程楽しい!って(苦笑)。なんとなくわかる気がしますが。

研究者の道程を進むのならば博士課程の進学が最短・最適であるのは研究者でないとわかりません。そもそも誰もやっていないことを信じてやりつつけるのは好奇心がないとできない。どの世界でも同じです。研究者とっても楽しいですよ。

バックナンバー1年分プレゼントキャンペーン

いまNature ダイジェスト の研究室購読を新規でお申し込みむと、バックナンバー1年分のPDFを収録したDVDをもれなくプレゼントしてくれるそうです。

正直言うと、はじめのころは皆興味本位で雑誌を覗いていた感じですが、最近は特定の人がみている感じです。

実は個人でも購読しているので、スマホで寝る前やご飯を食べた後にみているため、冊子は居室に置いています。研究室購読の冊子体は、一部の学生に人気です。まあ実はそれが普通なんですね。研究室で全員興味を持ってかじりついていたら、どんなおかしな団体だと思います。

ただ1ついえることは、みてる学生の方が圧倒的に優秀な傾向にあります。世の中の構図をみれば当たり前ですが、興味の範囲を広げることのできる余裕のある学生は今も昔もほんの一握りです。大半は目の前の仕事に手一杯。そういう私も手一杯(苦笑)。そんなできる学生のために今年も購読を続けてます。

というわけで、この機会に良い学生に良い教材を与えてあげたいPIの皆様ぜひ研究室購読をオススメします。

過去記事はまとめを御覧ください

外部リンク

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Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

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