[スポンサーリンク]

一般的な話題

【速報】HGS 分子構造模型「 立体化学 学生用セット」販売再開!

[スポンサーリンク]

 

いまから約7年前の2015年10月。分子を愛する学生・研究者に悲報が届けられた。

「HGS分子構造模型」を製作していた「日ノ本合成樹脂製作所」が廃業

ケムステでも大々的にニュースとして取り上げた案件です。

その後、旧HGS代理店3社が合同で、2017年にHGS分子構造模型の主要商品の再発売がされました。おお素晴らしい!と喜んだのも矢先、発売されたのはこれ。

2017年に再販された4シリーズのうちの最も安価な1つ

HGS分子構造模型 B型セット 有機化学研究用

HGS分子構造模型 B型セット 有機化学研究用

丸善出版
¥8,470(as of 07/27 06:30)
Amazon product information
HGS分子構造模型 A型セット 有機化学入門用

HGS分子構造模型 A型セット 有機化学入門用

丸善出版
¥2,200(as of 07/27 11:19)
Amazon product information

これは最も安いAセットですが、こっちじゃない!!!感が…(これも大人気なんですが)

まわりでは、「立体化学シリーズ」(もしくはそのアドバンスセット)や生化学学習セットがほしい!!という声が多数。問い合わせもしたものの、

鋳型がなくてもうつくれないとの返事。メルカリなどで時々出品されるこれらを待つほかありませんでした。

時は流れ…

なんと「立体化学シリーズ」のうち「立体化学学生用セット」の発売が決定したそうです

立体化学学生用セット

 

7年の時をへて復活した立体化学シリーズですが、まだこの立体化学学生用セットだけということ。アドバンスドセットや、生化学セットはまだ発売までかかるようです。

ではどうやって、復活させたのか。

以前に日ノ本合成樹脂製作所にて製造しておりました製品をベースに、新たにより精度の高い製法を用いて製作したものとなります。

※このため、旧製品との互換性は保証いたしかねます。

とのこと。完全にゼロから鋳型をつくったんですね。すごい。そのため、旧製品との互換性は保証しかねるということですが、この努力に賛辞を贈りたいと思います。

気になる発売は

2022年6月

だそうです!

詳細は以下の通り。

(QRコードついていますが、以下の画像クリックするだけでそのURLに飛べます。)。

アマゾンでもすでに出ていて、予約はできるようですね。

HGS分子構造模型 立体化学学生用セット

HGS分子構造模型 立体化学学生用セット

丸善出版
¥5,940(as of 07/27 06:30)
Amazon product information

というわけで、伝説の分子模型復活の朗報をお届けしました。

分子模型を手に入れ次第、使用感や旧製品との互換性などをお知らせできればと思います。

関連記事

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. アメリカ大学院留学:実験TAと成績評価の裏側
  2. 官能評価領域におけるマテリアルズ・インフォマティクスの活用とは?…
  3. ケムステイブニングミキサー2019ー報告
  4. 化学者のためのエレクトロニクス講座~電解で起こる現象編~
  5. ビジネスが科学を待っている ー「バイオ」と「脱炭素」ー
  6. 海外機関に訪問し、英語講演にチャレンジ!~① 基本を学ぼう ~
  7. 超原子価ヨウ素試薬PIFAで芳香族アミドをヒドロキシ化
  8. 13族元素含有ベンゼンの合成と性質の解明

注目情報

ピックアップ記事

  1. マイゼンハイマー転位 Meisenheimer Rearrangement
  2. ヒストリオニコトキシン histrionicotoxin
  3. 触媒のチカラで拓く位置選択的シクロプロパン合成
  4. Qi-Lin Zhou 周其林
  5. スティーブ・ケント Stephen B. H. Kent
  6. ニトリル手袋は有機溶媒に弱い?
  7. Nature Chemistry誌のインパクトファクターが公開!
  8. アンリ・カガン Henri B. Kagan
  9. 化学パズル・不斉窒素化合物
  10. 国内最大級の研究者向けDeepTech Company Creation Program「BRAVE FRONTIER」 2022年度の受付開始 (7/15 〆切)

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2022年5月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

注目情報

最新記事

アクリルアミド類のanti-Michael型付加反応の開発ーPd触媒による反応中間体の安定性が鍵―

第622回のスポットライトリサーチは、東京理科大学大学院理学研究科(松田研究室)修士2年の茂呂 諒太…

エントロピーを表す記号はなぜSなのか

Tshozoです。エントロピーの後日談が8年経っても一向に進んでないのは私が熱力学に向いてないことの…

AI解析プラットフォーム Multi-Sigmaとは?

Multi-Sigmaは少ないデータからAIによる予測、要因分析、最適化まで解析可能なプラットフォー…

【11/20~22】第41回メディシナルケミストリーシンポジウム@京都

概要メディシナルケミストリーシンポジウムは、日本の創薬力の向上或いは関連研究分野…

有機電解合成のはなし ~アンモニア常温常圧合成のキー技術~

(出典:燃料アンモニアサプライチェーンの構築 | NEDO グリーンイノベーション基金)Ts…

光触媒でエステルを多電子還元する

第621回のスポットライトリサーチは、分子科学研究所 生命・錯体分子科学研究領域(魚住グループ)にて…

ケムステSlackが開設5周年を迎えました!

日本初の化学専用オープンコミュニティとして発足した「ケムステSlack」が、めで…

人事・DX推進のご担当者の方へ〜研究開発でDXを進めるには

開催日:2024/07/24 申込みはこちら■開催概要新たな技術が生まれ続けるVUCAな…

酵素を照らす新たな光!アミノ酸の酸化的クロスカップリング

酵素と可視光レドックス触媒を協働させる、アミノ酸の酸化的クロスカップリング反応が開発された。多様な非…

二元貴金属酸化物触媒によるC–H活性化: 分子状酸素を酸化剤とするアレーンとカルボン酸の酸化的カップリング

第620回のスポットライトリサーチは、横浜国立大学大学院工学研究院(本倉研究室)の長谷川 慎吾 助教…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP