[スポンサーリンク]

一般的な話題

【速報】HGS 分子構造模型「 立体化学 学生用セット」販売再開!

[スポンサーリンク]

 

いまから約7年前の2015年10月。分子を愛する学生・研究者に悲報が届けられた。

「HGS分子構造模型」を製作していた「日ノ本合成樹脂製作所」が廃業

ケムステでも大々的にニュースとして取り上げた案件です。

その後、旧HGS代理店3社が合同で、2017年にHGS分子構造模型の主要商品の再発売がされました。おお素晴らしい!と喜んだのも矢先、発売されたのはこれ。

2017年に再販された4シリーズのうちの最も安価な1つ

HGS分子構造模型 B型セット 有機化学研究用

HGS分子構造模型 B型セット 有機化学研究用

丸善出版
¥8,470(as of 01/14 01:36)
Amazon product information
HGS分子構造模型 A型セット 有機化学入門用

HGS分子構造模型 A型セット 有機化学入門用

丸善出版
¥2,200(as of 01/14 01:51)
Amazon product information

これは最も安いAセットですが、こっちじゃない!!!感が…(これも大人気なんですが)

まわりでは、「立体化学シリーズ」(もしくはそのアドバンスセット)や生化学学習セットがほしい!!という声が多数。問い合わせもしたものの、

鋳型がなくてもうつくれないとの返事。メルカリなどで時々出品されるこれらを待つほかありませんでした。

時は流れ…

なんと「立体化学シリーズ」のうち「立体化学学生用セット」の発売が決定したそうです

立体化学学生用セット

 

7年の時をへて復活した立体化学シリーズですが、まだこの立体化学学生用セットだけということ。アドバンスドセットや、生化学セットはまだ発売までかかるようです。

ではどうやって、復活させたのか。

以前に日ノ本合成樹脂製作所にて製造しておりました製品をベースに、新たにより精度の高い製法を用いて製作したものとなります。

※このため、旧製品との互換性は保証いたしかねます。

とのこと。完全にゼロから鋳型をつくったんですね。すごい。そのため、旧製品との互換性は保証しかねるということですが、この努力に賛辞を贈りたいと思います。

気になる発売は

2022年6月

だそうです!

詳細は以下の通り。

(QRコードついていますが、以下の画像クリックするだけでそのURLに飛べます。)。

アマゾンでもすでに出ていて、予約はできるようですね。

HGS分子構造模型 立体化学学生用セット

HGS分子構造模型 立体化学学生用セット

丸善出版
¥5,940(as of 01/14 05:28)
Amazon product information

というわけで、伝説の分子模型復活の朗報をお届けしました。

分子模型を手に入れ次第、使用感や旧製品との互換性などをお知らせできればと思います。

関連記事

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 大学院生のつぶやき:第5回HOPEミーティングに参加してきました…
  2. カチオン性三核Pd触媒でC–I結合選択的にカップリングする
  3. Mgが実現する:芳香族アミンを使った鈴木―宮浦カップリング
  4. C–NおよびC–O求電子剤間の還元的クロスカップリング
  5. 「脱芳香族的二重官能基修飾化反応の研究」ーイリノイ大学David…
  6. 第95回日本化学会付設展示会ケムステキャンペーン!Part II…
  7. 酵素合成と人工合成の両輪で実現するサフラマイシン類の効率的全合成…
  8. 始めよう!3Dプリンターを使った実験器具DIY:3D CADを使…

注目情報

ピックアップ記事

  1. さあ分子模型を取り出して
  2. 化学分野での特許無効審判における 実験データの戦略的な活用方法【終了】
  3. ぼっち学会参加の極意
  4. 電解液中のイオンが電気化学反応の選択性を決定する
  5. 有機合成化学協会誌2022年8月号:二酸化炭素・アリル銅中間体・遺伝子治療・Phaeosphaeride・(−)-11-O-Debenzoyltashironin・(−)-Bilobalide
  6. 室温以上で金属化する高伝導オリゴマー型有機伝導体を開発 ―電子機能性を制御する新コンセプトによる有機電子デバイス開発の技術革新に期待―
  7. 2005年4月分の気になる化学関連ニュース投票結果
  8. キノコから見いだされた新規生物活性物質「ヒトヨポディンA」
  9. アクティブボロン酸~ヘテロ芳香環のクロスカップリングに~
  10. 表面処理技術ーChemical Times特集より

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2022年5月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

注目情報

最新記事

岩田浩明 Hiroaki IWATA

岩田浩明(いわたひろあき)は、日本のデータサイエンティスト・計算科学者である。鳥取大学医学部 教授。…

人羅勇気 Yuki HITORA

人羅 勇気(ひとら ゆうき, 1987年5月3日-)は、日本の化学者である。熊本大学大学院生命科学研…

榊原康文 Yasubumi SAKAKIBARA

榊原康文(Yasubumi Sakakibara, 1960年5月13日-)は、日本の生命情報科学者…

遺伝子の転写調節因子LmrRの疎水性ポケットを利用した有機触媒反応

こんにちは,熊葛です!研究の面白さの一つに,異なる分野の研究結果を利用することが挙げられるかと思いま…

新規チオ酢酸カリウム基を利用した高速エポキシ開環反応のはなし

Tshozoです。最近エポキシ系材料を使うことになり色々勉強しておりましたところ、これまで関連記…

第52回ケムステVシンポ「生体関連セラミックス科学が切り拓く次世代型材料機能」を開催します!

続けてのケムステVシンポの会告です! 本記事は、第52回ケムステVシンポジウムの開催告知です!…

2024年ノーベル化学賞ケムステ予想当選者発表!

大変長らくお待たせしました! 2024年ノーベル化学賞予想の結果発表です!2…

“試薬の安全な取り扱い”講習動画 のご紹介

日常の試験・研究活動でご使用いただいている試薬は、取り扱い方を誤ると重大な事故や被害を引き起こす原因…

ヤーン·テラー効果 Jahn–Teller effects

縮退した電子状態にある非線形の分子は通常不安定で、分子の対称性を落とすことで縮退を解いた構造が安定で…

鉄、助けてっ(Fe)!アルデヒドのエナンチオ選択的α-アミド化

鉄とキラルなエナミンの協働触媒を用いたアルデヒドのエナンチオ選択的α-アミド化が開発された。可視光照…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP