[スポンサーリンク]

世界の化学者データベース

スティーブ・ケント Stephen B. H. Kent

概要

ステファン・B・H・ケント(Stephen B. H. Kent、1945年12月12日(ウェリントン、ニュージーランド生)-)は、アメリカの化学者である。シカゴ大学教授。(写真:Angewandte Author Profile)

 

経歴

1968 ビクトリア大学 卒業
1970 Massey大学 修士号取得(Richard Hodges教授)
1975 カリフォルニア大学バークリー校 博士号取得 (Douglas T. Browne教授)
1975-1981 ロックフェラー大学 博士研究員(Robert B. Merrifield教授)
1981 カリフォルニア工科大学
19xx Bond大学
19xx スクリプス研究所
2002-現在 シカゴ大学 教授

兼任
2001- Biophysical Dynamis研究所 教授
2003-2009 同研究所 所長

Ciphergen Biosystems社 Founder
Gryphon Therapeutics社 Founder

 受賞歴

1994 ACS Hirschmann Award in Peptide Chemistry
2002 E. T. Kaiser Award
2004 Vincent du Vigneaud Award
2009 R. B. Merrifield Award
2010 Josef Rudinger Memorial Lecture Award
2010 Akabori Memorial Award
2011 Bader Award in Bioorganic Chemistry
2013 Leach Medal

研究業績

ネイティブ・ケミカル・ライゲーション反応の開発[1]

 

NCL_1

既存のペプチド合成においては、液相法は最大10残基程度、固相でも最大50残基程度がその適用限界とされている。

この壁を克服する方法論として有効なのが、Native Chemical Ligation(NCL)法である。

C末端にチオエステルを持つペプチドとN末端に無保護システインを持つペプチドを、生体適合条件下(pH 7、20℃~37℃)に混ぜるだけで反応が進行する。

この方法によっておよそ200残基程度までのペプチド鎖を化学合成することが可能になった。巨大なペプチド鎖の合成にブレークスルーをもたらした画期的技術として知られている。

 

名言集

コメント&その他

関連動画

関連文献

[1] Dawson, P. E.; Muir, T. W.; Clark-Lewis, I.; Kent, S. B. H. Science 1994, 266, 776. DOI:10.1126/science.7973629

[2] “Author Profile: Stephen B. H. Kent” Angew. Chem. Int. Ed. 2012, 51, 7888. DOI: 10.1002/anie.201201191

関連書籍

外部リンク

The following two tabs change content below.
cosine

cosine

博士(薬学)。Chem-Station副代表。現在国立大学教員として勤務中。専門は有機合成化学、主に触媒開発研究。 関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。 素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. ハリー・グレイ Harry B. Gray
  2. フェン・チャン Feng Zhang
  3. ウォルター・コーン Walter Kohn
  4. ロジャー・チェン Roger Y. Tsien
  5. ウォルター・カミンスキー Walter Kaminsky
  6. リチャード・ラーナー Richard Lerner
  7. ジョン・グッドイナフ John B. Goodenough
  8. 西林 仁昭 Yoshiaki Nishibayashi

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. ポリエチレンとポリプロピレン、7カ月ぶり値上げ浸透
  2. 総合化学4社、最高益を更新 製造業の需要高く
  3. 抗体-薬物複合体 Antibody-Drug Conjugate
  4. Dead Endを回避せよ!「全合成・極限からの一手」②(解答編)
  5. 分子振動と協奏する超高速励起子分裂現象の解明
  6. 質量分析で使うRMS errorって?
  7. ワーグナー・メーヤワイン転位 Wagner-Meerwein Rearrangement
  8. 飯島澄男 Sumio Iijima
  9. エリック・ベッツィグ Eric Betzig
  10. 銀カルベノイドの金属特性を活用したフェノール類の不斉脱芳香族化反応

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

太陽ホールディングスインターシップ

経営理念に共感し、自ら考え行動できる自律した人材と働きたい私たちは、楽しい社会を実現するという経…

抽出精製型AJIPHASE法の開発

2017年、味の素社の高橋大輔らは、ペプチド液相合成法であるAJIPHASE法にさらなる改良を加え、…

【太陽HD】”世界一の技術”アルカリ現像型ソルダーレジストの開発

ソルダーレジストは、プリント配線板や半導体パッケージ用基板の表層部分に使用されはんだ付け作業時、不要…

太陽ホールディングスってどんな会社?

私たち太陽ホールディングスグループは、パソコンやスマートフォンなどのIT機器やデジタル家電、車載用電…

「自然冷媒」に爆発・炎上の恐れ

「環境省・経済産業省の指示により、エアコンに使用されているフロン類の入れ替えが必要だ」と偽り、地球環…

効率的に新薬を生み出すLate-Stage誘導体化反応の開発

今回紹介する論文は、Late-Stage-Functionalizationの手法を開発し、新規薬剤…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP