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「富士フイルム和光純薬」として新たにスタート

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 富士フイルム和光純薬株式会社(本社:大阪市中央区/社長:小畠伸三)は、2018年4月1日付で、和光純薬工業株式会社より社名を変更するとともに、富士フイルムファインケミカルズ株式会社と統合し、新たにスタートしました(引用:富士フイルム和光純薬株式会社プレスリリース)。

さて、2018年度も始まりました。金・もの・ヒトと周りの状況が目まぐるしく変わる時期です。そういう筆者も立場が微妙に変わりました。

同時に企業も新体制が始まる時期でもあります。三菱東京UFJ銀行が、銀行名から「東京」を外し、三菱UFJ銀行となったことが一般的に言えばもっとも話題性のあるニュースでしょうか。特に内容は変わりませんが、馴染みのある企業名が変わると(今回はそんな変わってない)なんとなく変な感じです。

化学の世界では、UFJ銀行より違和感があるのが、タイトルに示した、富士フイルム和光純薬株式会社の発足。2年前のニュースでもかなり話題になったものが現実となりました(過去ニュース:和光純薬を富士フイルムが買収へ)その際も述べましたが、和光純薬は武田薬品工業がルーツにあり、そのブランドロゴも丸に逆三角の「タケダマーク」を反転させただけのものでした。

それが、富士フィルムに買収されるなんて夢にも思いませんでしたが、先日それが発足したということです。

というわけで気になる新しいブランドロゴはこれ。

当たり前ですが、タケダマークが消失してシンプルなものになりました。というかコーポレートブランドロゴはやっぱり富士フィルムなんですね。

となると、毎日お世話になっている試薬のロゴも変わります。それがこれ。

左側が新しいラベル、右は現行のものです。

新しいラベルの試薬瓶をいちはやく手に入れ、掲載しようと思い、問い合わせましたが、

平成30年4月製造分より新ラベルへ変更いたします。当面は現行ラベル品が並行して流通いたします。

とのこと。残念ながらしばらく手元に届くのは時間がかかりそうです。

最後に余談ですが、ケムステは昨年より富士フイルムファインケミカルズとウェブ利用許諾契約を結び、記事を提供しています(記事:ケムステの記事を導出しています)。すなわち、今後は富士フイルム和光純薬に提供することとなります。提供する記事数も増えましたので、今度は富士フイルム和光純薬のウェブにケムステの情報が徐々に増えていくことになります。

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Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

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