[スポンサーリンク]

ケムステニュース

小学2年生が危険物取扱者甲種に合格!

[スポンサーリンク]

 

 

筆者が学生の頃はまだ危険物取扱者は受験資格が限られていましたが、最近は緩和されて乙類を4種以上取ればいいという条件が新設されたのでこういったニュースがたまにあります。

昨秋、全国最年少で危険物取扱者試験の乙種全類に合格した東京都千代田区立お茶の水小2年川田獅大(れおと)君(8)が、同試験の甲種にも全国最年少で合格した。8日に通知が届いた。これまでの最年少は5年生だったという。

獅大君は昨年10月に乙種全類に合格した後も父親の指導を受けながら勉強を続け、12月に甲種を受験。初挑戦で合格した。

危険物取扱者は、消防法に基づく危険物の取り扱いなどに必要な国家資格。甲、乙、丙の3種があり、最上級の甲種はすべての危険物取り扱いなどができる。平成19年度までは大学卒や実務経験のある人などしか受験できなかったが、20年度から受験資格が緩和された。

獅大君は昨秋、鉱物を肉眼で見分ける「鉱物鑑定検定」(京都・益富地学会館認定)の6級にも挑戦し、合格して最年少の鉱物鑑定士補6級に認定されたという。

科学者になるのが将来の夢で、「次は(国家資格の)技術士試験で化学と物理学に挑戦してみたい」と話している。

産経ニュースより引用 太字は筆者による

 

これまでの最年少は昨年4月のニュース(リンク切れ 生き残ってるページを発掘できませんでした)で紹介されておりましたが、小学五年生の富山県の川口武一君でした。

昨年5月には愛知県の小学三年生丸田佳奈さんが乙種の1から6類までをコンプしたというニュースがありました。

 

筆者は当然(?)甲種を持っておりますが、化学に携わる方には必須の資格ですので、まだ取得されていない読者の皆さんはぜひ受験して下さい。意外と合格率が悪いですが、化学のの字も勉強していない小学生だって合格できるんですから。ちゃんと勉強すれば合格できるはずです。こちらのサイトが参考になりますよ!

それにしても小学二年では参考書や試験問題の漢字を読みこなすも結構大変だったでしょうね。低年齢化しすぎてもあまりいいことは無いのかもしれませんが、化学に少しでも興味を持って、将来科学者じゃなくて化学者を目指してくれるといいですね。

 

小学校3年になった川田獅大君

小学校3年になった川田獅大君(出典:朝日新聞

 

 

関連書籍

[amazonjs asin=”4770325800″ locale=”JP” title=”わかりやすい! 甲種危険物取扱者試験 (国家・資格シリーズ 103)”][amazonjs asin=”4770325835″ locale=”JP” title=”これだけ! 甲種危険物試験 合格大作戦!! (国家・資格シリーズ 42)”]
Avatar photo

ペリプラノン

投稿者の記事一覧

有機合成化学が専門。主に天然物化学、ケミカルバイオロジーについて書いていきたいと思います。

関連記事

  1. 有機ELディスプレイ材料市場について調査結果を発表
  2. 光触媒で抗菌・消臭 医療用制服、商品化へ 豊田通商 万博採用を機…
  3. 化学系プレプリントサーバー「ChemRxiv」のβ版が運用開始
  4. ダイセル化学、筑波研をアステラス製薬に売却
  5. 材料研究分野で挑戦、“ゆりかごから墓場まで”データフル活用の効果…
  6. 酸化亜鉛を用い青色ダイオード 東北大開発 コスト減期待
  7. Jエナジーと三菱化が鹿島製油所内に石化製品生産設備を700億円で…
  8. 日本コンピュータ化学会2005秋季年会

注目情報

ピックアップ記事

  1. ペタシス試薬 Petasis Reagent
  2. ピンナ酸の不斉全合成
  3. ハリーポッターが参考文献に登場する化学論文
  4. 住友化学、液晶関連事業に100億円投資・台湾に新工場
  5. 光で脳/神経科学に革命を起こす「オプトジェネティクス」
  6. マタタビの有効成分のはなし【更新】
  7. JSRとはどんな会社?-1
  8. ボニー・L.・バスラー Bonnie L. Bassler bassler
  9. 研究費総額100万円!2050年のミライをつくる若手研究者を募集します【academist】
  10. 有機アモルファス蒸着薄膜の自発分極を自在制御することに成功!

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2013年1月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

注目情報

最新記事

7th Compound Challengeが開催されます!【エントリー〆切:2026年03月02日】 集え、”腕に覚えあり”の合成化学者!!

メルク株式会社より全世界の合成化学者と競い合うイベント、7th Compound Challenge…

乙卯研究所【急募】 有機合成化学分野(研究テーマは自由)の研究員募集

乙卯研究所とは乙卯研究所は、1915年の設立以来、広く薬学の研究を行うことを主要事業とし、その研…

大森 建 Ken OHMORI

大森 建(おおもり けん, 1969年 02月 12日–)は、日本の有機合成化学者。東京科学大学(I…

西川俊夫 Toshio NISHIKAWA

西川俊夫(にしかわ としお、1962年6月1日-)は、日本の有機化学者である。名古屋大学大学院生命農…

市川聡 Satoshi ICHIKAWA

市川 聡(Satoshi Ichikawa, 1971年9月28日-)は、日本の有機化学者・創薬化学…

非侵襲で使えるpH計で水溶液中のpHを測ってみた!

今回は、知っているようで知らない、なんとなく分かっているようで実は測定が難しい pH計(pHセンサー…

有馬温泉で鉄イオン水溶液について学んできた【化学者が行く温泉巡りの旅】

有馬温泉の金泉は、塩化物濃度と鉄濃度が日本の温泉の中で最も高い温泉で、黄褐色を呈する温泉です。この記…

HPLCをPATツールに変換!オンラインHPLCシステム:DirectInject-LC

これまでの自動サンプリング技術多くの製薬・化学メーカーはその生産性向上のため、有…

MEDCHEM NEWS 34-4 号「新しいモダリティとして注目を浴びる分解創薬」

日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、新たにオープン…

圧力に依存して還元反応が進行!~シクロファン構造を活用した新機能~

第686回のスポットライトリサーチは、北海道大学大学院理学研究院化学部門 有機化学第一研究室(鈴木孝…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP