[スポンサーリンク]

A

アルキンジッパー反応 Alkyne Zipper Reaciton

[スポンサーリンク]

 

概要

枝別れしていないアルキンは、強塩基によってアレン中間体を経由し、末端アルキンに異性化する。異性化していく様子がジッパーに似ているため、俗にジッパー反応(zipper reaction)とも言われる。

塩基としてはジムシルアニオンや、カリウムプロパンジアミドが用いられる。

 

基本文献

  • Jacob, T. L. Org. React. 1949, 5, 1.
  • Bushby, R. J. Org. React. 1970, 24, 585.
  • Brown, C. A.; Yamashita, A. J. Am. Chem. Soc. 1975, 97, 891. doi:10.1021/ja00837a034
  • Brown, C. A.; Yamashita, A. J. Chem. Soc., Chem. Commun. 1976, 959. DOI: 10.1039/C39760000959
  • Abrams, S. R.; Shaw, A. C. Org. Synth. 1988, 66, 127. [website]

 

反応機構

アレン中間体を経て異性化を起こす。熱力学的に不利な末端アルキンが生じるのは、最終的に脱プロトン化されて金属アセチリドが不可逆的に生じるためである。

alkyne_isom_2.gif

反応例

Gymnomitrolの全合成[1] alkyne_isom_3.gif

実験手順

 

実験のコツ・テクニック

 

参考文献

[1] O’Neil, S. V.; Quickley, C. A.; Snider, B. B. J. Org. Chem. 1997, 62, 1970. DOI: 10.1021/jo9622338

 

関連書籍

 

外部リンク

関連記事

  1. モンサント酢酸合成プロセス Monsanto Process f…
  2. フリーデル・クラフツ アシル化 Friedel-Crafts A…
  3. ケテンの[2+2]環化付加反応 [2+2] Cycloaddit…
  4. 不均一系接触水素化 Heterogeneous Hydrogen…
  5. レイングルーバー・バッチョ インドール合成 Leimgruber…
  6. ルチッカ大員環合成 Ruzicka Large Ring Sy…
  7. ドウド・ベックウィズ環拡大反応 Dowd-Beckwith Ri…
  8. コーリー・ギルマン・ガネム酸化 Corey-Gilman-Gan…

注目情報

ピックアップ記事

  1. 第32回ケムステVシンポ「映える化学・魅せる化学で活躍する若手がつくばに集まる」を開催します!
  2. 分子レベルでお互いを見分けるゲル
  3. 日本コンピュータ化学会2005秋季年会
  4. 宮田 完二郎 Miyata Kanjiro
  5. マテリアルズ・インフォマティクスにおける分子生成の基礎
  6. スイス医薬大手のロシュ、「タミフル」の生産能力を増強へ
  7. 金属を使わない触媒的水素化
  8. N-ヨードサッカリン:N-Iodosaccharin
  9. 実験白衣を10種類試してみた
  10. メディビック、抗がん剤「グルフォスファミド」の第II相試験を開始

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2009年9月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

注目情報

最新記事

【書評】化学への数学 基本への10章

「現代化学」に連載されていた人気記事を書籍化。物理化学や量子化学の本質的理解…

中谷 直輝 Naoki NAKATANI

中谷 直輝(なかたに なおき)は、日本の理論・計算化学者である。東京都立大学大学院理学研究科化学専攻…

梶 弘典 Hironori KAJI

梶 弘典(かじ ひろのり)は、日本の化学者・材料科学者である。京都大学化学研究所教授。固体NMR・D…

宮田 潔志 Kiyoshi MIYATA

宮田 潔志(みやた きよし、1986年-)は、日本の物理化学/分析化学者である。九州大学大学院理学研…

三ツ沼 治信 Harunobu MITSUNUMA

三ツ沼 治信(みつぬま はるのぶ)は、日本の有機化学者である。神戸大学大学院理学研究…

ケムステ人気新着記事 トップ 5【2026年7月版】

2026年7月にケムステでは26本の新しい記事を公開しました。この記事では、その新着記事の中から、ペ…

MEDCHEM NEWS 35-1 号「創薬の未来を担う若き研究者へのメッセージ」

日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、オープンアクセスと…

そのピーク、本当に原料ですか?【プロセス化学者のつぶやき】

前回まで1. 設定温度と系内の実温度のお話2. 温度値をどう判断するか3. 反応操作をし…

収率予測モデルが反応機構を語る!

第716回のスポットライトリサーチは、京都大学化学研究所(中村研究室)道場貴大 助教にお願いしました…

電気化学の勘どころ 対話でつかむホントの姿

概要対話形式で本質に迫る,電気化学の入門書.勘どころを押さえれば,複雑に見える現象の要点…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP