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住友化学、硫安フリーのラクタム製法でものづくり大賞

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ナイロン6 住友化学は3日、経済産業省から第1回経済産業大臣表彰「ものづくり日本大賞」を受賞する。受賞対象は画期的なプロセスの開発とその商業運転を開始した「硫安フリーのカプロラクタムプロセス開発とその工業化」。ナイロン6原料のカプロラクタムは、従来のプロセスでは大量の硫安(アンモニウム)が副生するだけでなく、副原料製造・硫安回収のための多大な設備が必要で、設備投資額が膨大だった。また、製造工程が長く多くの運転員も必要だった。 (引用:化学工業日報)


ナイロン6(NYLON-6)はカプロラクタムから作るわけですが、このカプロラクタムを合成する際、ベンゼンを出発原料とし、シクロヘキサノンを経由して、シクロヘキサノンオキシムを液相でベックマン転位(Beckmann 転位)して製造する製法が主流となっています。この合成の際、ラクタムの数倍の硫安が副成し、これが問題となっています。


そこで、新プロセスではシクロヘキサノンに新規に開発したTS-1(MFI 型チタノケイ酸ゼオライト)触媒下アンモニアと過酸化水素を作用させることによりオキシムを合成し、さらにMFIゼオライトを作用させることでベックマン転位を進行させます。これによって硫酸を用いないため硫安が生成することがないそうです。


カプロラクタムの合成


 


 


 

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Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

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