[スポンサーリンク]

ケムステニュース

名城大教授ら会社設立 新素材販売

[スポンサーリンク]

名城大の安藤義則教授らが25日、次世代の新素材として注目される超極細の炭素素材「カーボンナノチューブ」を販売するベンチャー企業「名城ナノカーボン」(愛知県名古屋市中区丸の内3-4-10)を設立した。高品質のカーボンナノチューブを量産する技術を開発した安藤教授らが、手に入れにくい同素材を、大学などの研究機関に提供するのが狙い。 (引用:読売新聞

 

大学発のベンチャー企業を設立したようです。

 

高品質なカーボンナノチューブを得ようとしたときは、それまでレーザー法などが使用されてきましたが、収量が低い(数10mg/day程度)という問題点がありました。それを安藤教授らはアーク放電法を利用することにより、結晶性の高さを維持しつつ、100倍以上の収量(数g/day)を確保することに成功しています。

 

関連書籍

 


ナノカーボン材料―夢ふくらむ新素材

 

ナノメートルレベルの微細な領域における材料の製造や加工を行うナノテクノロジーは、個々の要素技術を集積化することによって、産業基盤の確立につながるものといえる。ナノテクノロジーの将来性などを詳解する。 


カーボンナノチューブの材料科学入門
 
材料科学に新分野を創出し,エレクトロニクスからエネルギー分野まで広範囲な応用が期待されるナノテクノロジー材料の典型物質「カーボンナノチューブ」について,その製法から物性,実用の可能性までを解説しています。
 
関連リンク
 
Cyber-Catalog カーボンナノチューブ
 
1回の実験で高活性な金属ナノ粒子触媒
 
カーボンナノペーパー開発 信州大、ナノテク新素材

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 創造化学研究所、環境負荷の少ない実証ベンチプラント稼動へ
  2. 【エーザイ】新規抗癌剤「エリブリン」をスイスで先行承認申請
  3. ダイセル化学、有機合成全製品を値上げ
  4. 製薬会社5年後の行方
  5. Merck 新しい不眠症治療薬承認申請へ
  6. 光触媒で空気中に浮遊する”新型コロナウイルス”の感染性を消失させ…
  7. 天然物化学談話会
  8. 三菱化学、来年3月にナイロン原料の外販事業から撤退=事業環境悪化…

注目情報

ピックアップ記事

  1. Post-Itのはなし ~吸盤ではない 2~
  2. スイスの博士課程ってどうなの?2〜ヨーロッパの博士課程に出願する〜
  3. 住友化学の9月中間営業益は+20.5%、精密・医薬など好調で
  4. 自己修復性高分子研究を異種架橋高分子の革新的接着に展開
  5. 三脚型トリプチセン超分子足場を用いて一重項分裂を促進する配置へとペンタセンクロモフォアを集合化させることに成功
  6. 引っ張ると白色蛍光を示すゴム材料
  7. MEDCHEM NEWS 34-1 号「創薬を支える計測・検出技術の最前線」
  8. 元素戦略 Element Strategy
  9. ついにシリーズ10巻目!化学探偵Mr.キュリー10
  10. カガクをつなげるインターネット:サイエンスアゴラ2017

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2005年4月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

注目情報

最新記事

第54回ケムステVシンポ「構造から機能へ:ケイ素系元素ブロック材料研究の最前線」を開催します!

今年も暑くなってきましたね! さて、本記事は、第54回ケムステVシンポジウムの開催告知です! 暑さに…

有機合成化学協会誌2025年7月号:窒素ドープカーボン担持金属触媒・キュバン/クネアン・電解合成・オクタフルオロシクロペンテン・Mytilipin C

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2025年7月号がオンラインで公開されています。…

ルイス酸性を持つアニオン!?遷移金属触媒の新たなカウンターアニオン”BBcat”

第667回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院工学系研究科 野崎研究室 の萬代遼さんにお願いし…

解毒薬のはなし その1 イントロダクション

Tshozoです。最近、配偶者に対し市販されている自動車用化学品を長期に飲ませて半死半生の目に合…

ビル・モランディ Bill Morandi

ビル・モランディ (Bill Morandi、1983年XX月XX日–)はスイスの有機化学者である。…

《マイナビ主催》第2弾!研究者向け研究シーズの事業化を学べるプログラムの応募を受付中 ★交通費・宿泊費補助あり

2025年10月にマイナビ主催で、研究シーズの事業化を学べるプログラムを開催いたします!将来…

化粧品用マイクロプラスチックビーズ代替素材の市場について調査結果を発表

この程、TPCマーケティングリサーチ株式会社(本社=大阪市西区、代表取締役社長=松本竜馬)は、化粧品…

分子の形がもたらす”柔軟性”を利用した分子配列制御

第666回のスポットライトリサーチは、東北大学多元物質科学研究所(芥川研究室)笠原遥太郎 助教にお願…

柔粘性結晶相の特異な分子運動が、多段階の電気応答を実現する!

第665回のスポットライトリサーチは、東北大学大学院工学研究科(芥川研究室)修士2年の小野寺 希望 …

マーク・レビン Mark D. Levin

マーク D. レビン (Mark D. Levin、–年10月14日)は米国の有機化学者である。米国…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー