[スポンサーリンク]

archives

エチルマグネシウムクロリド(活性化剤:塩化亜鉛):Ethylmagnesium Chloride activated with Zinc Chloride

[スポンサーリンク]

E0778.gif

新しい合成


石原らは、ケトンのアルキル化においてグリニャール試薬に触媒量の塩化亜鉛を添加することにより、グリニャール試薬のみの場合に比べ、第3級アルコールが高収率で得られることを報告しています。これは塩化亜鉛の添加により高活性な亜鉛-アート錯体が生成し、触媒サイクルを形成するためと考えられています。弊社では使用し易いよう、塩化亜鉛添加済みのグリニャール試薬エチルマグネシウムクロリド (約0.8mol/Lテトラヒドロフラン溶液) 活性化剤:塩化亜鉛(約10mol%)を用意いたしました。
M. Hatano, S. Suzuki, K. Ishihara, J. Am. Chem. Soc., 2006, 128, 9998; 波多野学, 鈴木信治, 石原一彰, 化学, 2007, 62 (3), 16.

TCI

TCI

投稿者の記事一覧

有機試薬メーカーです。

関連記事

  1. カルベン触媒によるα-ハロ-α,β-不飽和アルデヒドのエステル化…
  2. マテリアルズ・インフォマティクスの導入・活用・推進におけるよくあ…
  3. 【マイクロ波化学(株)ウェビナー】 #環境 #SDGs マイクロ…
  4. メーカーで反応性が違う?パラジウムカーボンの反応活性
  5. ウェブサイトのリニューアル
  6. 【マイクロ波化学(株) 石油化学/プラスチック業界向けウェビナー…
  7. 1-フルオロ-2,4,6-トリメチルピリジニウムトリフルオロメタ…
  8. 高透明性耐熱樹脂の開発技術と将来予測【終了】

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. オッペナウアー酸化 Oppenauer Oxidation
  2. 北原武 Takeshi Kitahara
  3. フラストレイティド・ルイスペア Frustrated Lewis Pair
  4. ビール好きならこの論文を読もう!
  5. DNAに電流通るーミクロの電子デバイスに道
  6. 麺の科学 粉が生み出す豊かな食感・香り・うまみ
  7. ケムステイブニングミキサー2017ー報告
  8. エナゴ「学術英語アカデミー」と記事の利用許諾契約を結びました
  9. シュワルツ試薬 Schwartz’s Reagent
  10. 兄貴達と化学物質

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2009年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

注目情報

最新記事

5/15(水)Zoom開催 【旭化成 人事担当者が語る!】2026年卒 化学系学生向け就活スタート講座

化学系の就職活動を支援する『化学系学生のための就活』からのご案内です。化学業界・研究職でのキャリ…

フローマイクロリアクターを活用した多置換アルケンの効率的な合成

第610回のスポットライトリサーチは、京都大学大学院理学研究科(依光研究室)に在籍されていた江 迤源…

マリンス有機化学(上)-学び手の視点から-

概要親しみやすい会話形式を用いた現代的な教育スタイルで有機化学の重要概念を学べる標準教科書.…

【大正製薬】キャリア採用情報(正社員)

<求める人物像>・自ら考えて行動できる・高い専門性を身につけている・…

国内初のナノボディ®製剤オゾラリズマブ

ナノゾラ®皮下注30mgシリンジ(一般名:オゾラリズマブ(遺伝子組換え))は、A…

大正製薬ってどんな会社?

大正製薬は病気の予防から治療まで、皆さまの健康に寄り添う事業を展開しています。こ…

一致団結ケトンでアレン合成!1,3-エンインのヒドロアルキル化

ケトンと1,3-エンインのヒドロアルキル化反応が開発された。独自の配位子とパラジウム/ホウ素/アミン…

ベテラン研究者 vs マテリアルズ・インフォマティクス!?~ 研究者としてMIとの正しい向き合い方

開催日 2024/04/24 : 申込みはこちら■開催概要近年、少子高齢化、働き手の不足…

第11回 慶應有機化学若手シンポジウム

シンポジウム概要主催:慶應有機化学若手シンポジウム実行委員会共催:慶應義塾大…

薬学部ってどんなところ?

自己紹介Chemstationの新入りスタッフのねこたまと申します。現在は学部の4年生(薬学部)…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP