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ヒストン脱アセチル化酵素8(HDAC8)選択的阻害剤

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N-ヒドロキシ-3-[1-(フェニルチオ)メチル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル]ベンズアミド (NCC-149)は鈴木,宮田らによって開発されたヒストン脱アセチル化酵素8(HDAC8)を選択的に阻害する化合物です。ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)は,アセチル化されたヒストンのリジン残基を触媒的に脱アセチル化し,がん抑制遺伝子をはじめ多くの遺伝子発現を制御します。中でもヒストン脱アセチル化酵素のアイソフォームの1つであるHDAC8は,T細胞性腫瘍や神経芽細胞腫の増殖に関与することが報告されています。NCC-149はHDAC8選択的阻害し腫瘍細胞増殖阻害活性を示すことから,エピジェネティクス研究のツールおよび抗がん剤としての応用が期待されています。

T. Suzuki, Y. Ota, Y. Kasuya, M. Mutsuga, Y. Kawamura, H. Tsumoto, H. Nakagawa, M. G. Finn, N. Miyata, Angew. Chem. Int. Ed. 2010, 49, 6817.
T. Suzuki, Y. Ota, M. Ri , M. Bando, A. Gotoh, Y. Itoh, H. Tsumoto, P. R. Tatum, T. Mizukami, H. Nakagawa, S. Iida, R. Ueda, K. Shirahige, N. Miyata, J. Med. Chem. 2012, 55, 9562.

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