[スポンサーリンク]

ケムステニュース

第46回藤原賞、岡本佳男氏と大隅良典氏に

岡本佳男 藤原科学財団(理事長・大國昌彦王子製紙会長)は31日、第46回藤原賞を、岡本佳男・名古屋大学エコトピア科学研究所客員教授(64)と大隅良典・基礎生物学研究所教授(60)の2人に贈ると発表した。




 副賞は各1000万円。贈呈式は6月17日午後3時から東京都千代田区の学士会館で行われる。


 岡本氏は、化合物の右手型、左手型を作り分ける「不斉合成」を先駆的に研究、医薬品の開発や製造に貢献した。大隅氏は、自食作用(オートファジー)と呼ばれる細胞内の分解作用について分子機構を解明し、自食作用の研究を加速した。(引用:読売新聞)(写真:岡本研究室


岡本先生はらせん高分子や、HPLCラセミ化合物を分割する、光学活性カラムの開発で有名です。1999年に日本化学会賞、2001年にChirality Medal、2002年に紫綬褒章を受賞しています。


特にChirality Medalとは「不斉に関連する分野の進歩に寄与し、特に優れた研究業績をあげた研究者に対して 与えられる賞」でRS表示法を提案したV.Prelogやコロンビア大の中西香爾先生、非線形現象のKagan2001年ノーベル化学賞野依良治(現在理化学研究所理事長)、Sharplessなど、ノーベル賞受賞者及びそれに限りなく近い人がもらっているかなりレベルが高い賞です。

今回の藤原賞も化学の分野ではフェロモン研究の森謙治先生や前述の野依先生、フリーラジカルの岩村秀先生、MITの正宗悟先生などが受賞しています。ちなみに、2003年ノーベル物理化学賞の小柴 昌俊先生も受賞しています。

関連書籍


クロマト用樹脂


キラル化学-不斉合成

関連リンク

岡本研究室

ダイセル化学工業CPIカンパニー:製品紹介 カラム製品一覧

水中でらせん構造の高分子を合成


The following two tabs change content below.
webmaster
Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院准教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 周期表を超えて~超原子の合成~
  2. ヤンセン 新たな抗HIV薬の製造販売承認を取得
  3. 旭化成ファーマ、北海道に「コエンザイムQ10」の生産拠点を新設
  4. 住友化学、液晶関連事業に100億円投資・台湾に新工場
  5. 第一稀元素化学工業、燃料電池視野に新工場
  6. 印民間で初の17億ドル突破、リライアンスの前3月期純益
  7. 科学の未解決のナゾ125を選出・米サイエンス誌
  8. 2007年10大化学ニュース

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. メソポーラスシリカ(3)
  2. 銀の殺菌効果がない?銀耐性を獲得するバシラス属菌
  3. 有機光触媒を用いたポリマー合成
  4. ミドリムシでインフルエンザ症状を緩和?
  5. タミフル(オセルタミビル) tamiflu (oseltamivir)
  6. トリフルオロ酢酸パラジウム(II) : Palladium(II) Trifluoroacetate
  7. 動的コンビナトリアル化学 Dynamic Combinatorial Chemistry
  8. Z-スキームモデル Z-Scheme Model
  9. アセト酢酸エステル/マロン酸エステル合成 Acetoacetic Ester / Malonic Ester Synthesis
  10. 思わぬ伏兵・豚インフルエンザ

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

ルミノール誘導体を用いるチロシン選択的タンパク質修飾法

2015年、東京工業大学・中村浩之らは、ルミノール誘導体と鉄-ポルフィリン複合体(ヘミン)を用い、チ…

酵素触媒によるアルケンのアンチマルコフニコフ酸化

酵素は、基質と複数点で相互作用することにより、化学反応を厳密にコントロールしています。通常のフラ…

イオンの出入りを制御するキャップ付き分子容器の開発

第124回のスポットライトリサーチは、金沢大学 理工研究域物質化学系錯体化学研究分野(錯体化学・超分…

リチウムイオン電池の課題のはなし-1

Tshozoです。以前リチウムイオン電池に関するトピックを2つほど紹介した(記事:リチウムイ…

アルコールをアルキル化剤に!ヘテロ芳香環のC-Hアルキル化

2015年、プリンストン大学・D. W. C. MacMillanらは、水素移動触媒(HAT)および…

三種類の分子が自発的に整列した構造をもつ超分子共重合ポリマーの開発

第123回のスポットライトリサーチは、テキサス大学オースティン校博士研究員(Jonathan L. …

Chem-Station Twitter

PAGE TOP