[スポンサーリンク]

元素の基本と仕組み

元素に恋して: マンガで出会う不思議なelementsの世界

概要

YouTubeチャンネル登録者数10万人を誇る科学技術専門放送「サイエンスチャンネル」の動画「elements~メンデレーエフの奇妙な棚~」をコミック化。

怪しげな骨董屋を舞台に、セーラー服の少女と謎めいた店長が繰り広げる、元素の正体や発見の歴史にまつわる物語がマンガで楽しめる。人間の呼吸に欠かせない「酸素」や永遠に輝き続ける「金」、かつて“奇妙な空気”と呼ばれた「窒素」など、二人のシュールなやりとりを通して元素について学べる全9話。ニホニウムを含む118元素「完全版周期表」入り。(創元社より)

対象

  • 小学生ー高校生
  • 化学に再度興味をもった方
  • 漫画ならちょっと化学を覗いてみたいと言う方
  • 元素ってなんだっけ?という方

内容

8年ほど前にメンデレーエフの奇妙な棚という科学番組を紹介した(記事:elements~メンデレーエフの奇妙な棚~)。JSTが運営する「サイエンスチャンネル」で放送していたものだ。

当時は25話までであったが、最近追加され、現在は全32話を無料で閲覧することができる。とはいっても一番最新のものでも2008年放送分なので画像の粗さは否めないが、確立された科学(化学)は数年の時ごときに左右されるものではない。

さて、この科学番組が書籍になったものが、本書籍「元素に恋して」。出版社から献本いただいたので、紹介してみよう。中身はこの番組のストーリーを漫画化したものだ。全32話から9話をピックアップして漫画として2017年3月に出版された。レベルはかなり一般的なところに併せており、科学的な欲求を考えると、大学生以上ではかなり物足りない内容だ。

書籍見本(出典:創元社

ただし、小学生〜中学生、化学から遠ざかって久しい方、化学に苦手意識の高い方、そもそも元素ってなんだそれ美味しいの?ぐらいの方にはかなり面白く読めるであろう。出版しているのは世界で一番美しい元素図鑑など多数の科学書籍を扱う老舗創元社であるため、中身の正確性は保っていることは疑いない。

日本初の命名元素「ニホニウム」により、出版界隈でも元素ブームが起きている。これまえでの書籍に加えて、様々な視点と対象から元素を紹介することは、科学リテラシーを底上げすることとなるため、大変歓迎したいところである。

その他の元素関連新書

The following two tabs change content below.
webmaster
Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院准教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 理系のための口頭発表術
  2. リチウム Lithium -リチウム電池から医薬品まで
  3. 元素名を名字にお持ちの方〜
  4. 114番元素と116番元素が正式認可される
  5. 2009年7月人気化学書籍ランキング
  6. Lead Optimization for Medicinal …
  7. グレッグ・フー Gregory C. Fu
  8. Lithium Compounds in Organic Syn…

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. エヴァンスアルドール反応 Evans Aldol Reaction
  2. 同位体効果の解釈にはご注意を!
  3. クラウス・ミューレン Klaus Müllen
  4. キレトロピー反応 Cheletropic Reaction
  5. ベンジャミン・リスト Benjamin List
  6. 危険ドラッグ:創薬化学の視点から
  7. 香りの化学1
  8. アイルランドに行ってきた②
  9. テッド・ベグリーTadhg P. Begley
  10. 【速報】2010年ノーベル化学賞決定!『クロスカップリング反応』に!!

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

2017年の注目分子はどれ?

今年も残りあとわずかとなり、毎年おなじみのアメリカ化学会(ACS)によるMolecules of t…

アルデヒドのC-Hクロスカップリングによるケトン合成

プリンストン大学・David W. C. MacMillanらは、可視光レドックス触媒、ニッケル触媒…

“かぼちゃ分子”内で分子内Diels–Alder反応

環状水溶性ホスト分子であるククルビットウリルを用いて生体内酵素Diels–Alderaseの活性を模…

トーマス・レクタ Thomas Lectka

トーマス・レクタ (Thomas Lectka、19xx年xx月x日(デトロイト生)-)は、米国の有…

有機合成化学協会誌2017年12月号:四ヨウ化チタン・高機能金属ナノクラスター・ジシリルベンゼン・超分子タンパク質・マンノペプチマイシンアグリコン

2017年も残すところあとわずかですね。みなさまにとって2017年はどのような年でしたでしょうか。…

イミデートラジカルを経由するアルコールのβ位選択的C-Hアミノ化反応

オハイオ州立大学・David A. Nagibらは、脂肪族アルコールのラジカル関与型β位選択的C(s…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP