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GRE Chemistry

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GRE Chemistry は米国の大学院の出願の際に必要になるテストである。大学学部相当の化学に関する専門知識を広く問われる。

試験の形式

試験の大まかな概要は以下の通り。

  • 試験問題は英語で書かれている
  • 約 130 問の五者択一問題
  • 試験時間は 170 分 (2 時間 50 分)
  • 試験問題には、計算が必要なものもあるが、計算自体は単純になるように出題されている。そのため計算機や対数表は必要ではない (そもそも持ち込み不可能)

試験問題の出題範囲

次の化学の 4 大分野に分類することができ、出題の内訳は以下の通り。

分析化学 15%

無機化学 25%

有機化学 30%

物理化学 30%

ただし、分野間の総合的な知識が必要な場合もある。例えば、有機化学に分類された質問に答えるためには、物理化学の知見が役立つ場合がある。そのような問題として、具体的な例を挙げると、 求核置換反応の反応機構とその速度式の関係を問う問題などがある。

スコアの評価

スコアは、3 つ方法で表すことができる。すなわち、 “Raw Score” , “Scaled Score” そして “受験者全体の中での統計的な順位” である。

“Raw Score” は要するに素点であり、問題を 1 問正解するごとに 1 点が加算される。注意が必要なのは、誤答した場合に、0.25 点の減点が課されることである。もし、そもそも問題に解答しなかった場合、加点も減点もない。

*2017 年 9 月に受験した読者の方から、問題用紙の表紙に「間違えても減点はないのでできるだけ全て解答するように」と書かれていたという情報を提供していただきました。ETS のホームページを確認しましたが、これがそのときだけのシステム変更か、これ以降も継続されるのかは、現状断定できません。今後テストを受ける方は、問題用紙をよく読んでからテストに臨まれることを推奨します。また、テストを受験された方がいましたら、情報提供してくだされば幸いです。(2017 年 10 月 1 日加筆)

“Scaled Score” は素点を 200 点から 990 点に換算したものである。ただし満点が 990 点ではない場合もある。この点数は、10 点刻みで評価される。

“受験者全体の中での統計的な順位” は、文字の通りの意味で、下位 1% から 99% (つまり上位 1%) まで 1% 刻みで評価される。

“Scaled Score” と “統計的な順位” の相関は、そのときどきによって異なるが、過去のデータはこちらを参照。

受験料

$150

日時

年 3 回 (4 月, 9 月, 10 月)

テスト会場

世界各地の指定会場、日本では主に福岡と沖縄

各分野のごとの出題項目

分析化学

データの収集と統計の使用 – 誤差、統計的考察

溶液と標準化 – 濃度計算、一次標準

均一系での平衡 ­– 酸塩基、酸化還元、キレート滴定

不均一系での平衡 – 重量分析、溶解度、沈殿滴定、精製

機器分析 – 電気化学的方法、分光法、クロマトグラフィー法、熱分析、装置の校正

環境への応用

放射化学的方法 – 検出器、応用

 

無機化学

一般化学 –周期律、酸化状態、核化学

イオン性物質 – 格子構造、格子エネルギー、イオン半径および半径/組成効果

共有結合性分子物質 -ルイス式、分子の対称性、VSEPR 則、原子価結合法と混成、分子軌道法、結合エネルギー、元素の共有結合とファンデルワールス半径、分子間力

金属と半導体 – 構造、バンド理論、バンド理論から導かれる物理的および化学的結論

酸と塩基の概念 – ブレンステッド・ローリーの定義、ルイスの定義、溶媒系での定義

典型元素- 電子構造、産出とリサイクル、元素とその化合物の物理的および化学的性質

遷移元素の化学 – 電子構造、産出とリサイクル、単体とその化合物の物理的および化学的性質、配位化学

発展的内容 – 有機金属化学、触媒作用、生物無機化学、応用固体化学、環境化学

 

有機化学

構造、結合および命名法 – ルイス式、混成軌道、配置および立体化学記法、立体配座、IUPAC 命名法、分光法(IR および 1H および 13 C NMR)

官能基 – 以下に示す化合物の調製法、反応および相互変換

“アルカン、アルケン、アルキン、ジエン、ハロゲン化アルキル、アルコール、エーテル、エポキシド、スルフィド、チオール、芳香族化合物、アルデヒド、ケトン、カルボン酸およびその誘導体、アミン”

反応機構 – 求核置換および付加反応、求核芳香族置換反応、求電子付加反応、求電子芳香族置換反応、脱離反応、Diels-Alder 反応および他の付加環化反応

反応性中間体 – カルボカチオン、カルボアニオン、ラジカル、カルベン、べンザイン、エノール

有機金属 – グリニャール試薬と有機リチウム試薬、有機銅アート試薬、および他の最新の典型元素反応剤および遷移金属試薬

発展的内容 – 共鳴、分子軌道理論、触媒、酸塩基理論、炭素酸、芳香族性、反芳香性、巨大分子、脂質、アミノ酸、タンパク質、炭水化物、核酸、テルペン、不斉合成、軌道の対称性、ポリマー

 

物理化学

熱力学 – 第 1、第 2、第 3 法則、熱化学、理想気体と実在気体, 理想溶液と実在溶液、ギブスエネルギーとヘルムホルツエネルギー、化学ポテンシャル、化学平衡、相平衡、束一的性質、熱統計力学

量子化学と分光への応用 –前期量子論、量子力学の原理、原子・分子構造、分子分光法

ダイナミクス – 実験的および理論的化学反応速度論、溶液および液体のダイナミクス、光化学

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外部リンク

関連書籍

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PhD候補生として固体材料を研究しています。学部レベルの基礎知識の解説から、最先端の論文の解説まで幅広く頑張ります。高専出身。

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