[スポンサーリンク]

世界の化学者データベース

デニス・ホール Dennis G. Hall

デニス・G・ホール(Dennis G. Hall、1968年1月2日(ケベック・カナダ生)-)は、カナダの化学者である。アルバータ大学 教授。(写真:Hall Group)

経歴

1995 シャーブルック大学 博士号取得 (Pierre Deslongchamps教授)
1995-1997 カリフォルニア大学バークリー校 博士研究員(Peter G. Schultz教授)
1997 アルバータ大学 助教授
2005 アルバータ大学 教授
2008 アルバータ大学 University Professor

受賞歴

2009 Royal Society of Canada Rutherford Memorial Medal in Chemistry
2009 Rutherford Teaching Award (University of Alberta)
2008 Steacie Prize in Natural Sciences
2008 CSC Merck-Frosst Award for Organic/Bioorganic Chemistry
2007 Faculty of Science Award for Excellent Teaching
2005 Faculty of Science Research Award
2004 Martha Cook Piper Research Prize
2003 AstraZeneca Award in Chemistry
2003 Petro-Canada Young Innovator Award
2001-2003 Merck Chemistry Council Award
1999 Boehringer Ingelheim Young Investigator Award for Organic Chemistry

研究概要

ボロン酸触媒を用いる新規有機合成反応の開拓

とりわけ高活性なアミド縮合触媒[1]、カルボン酸活性化型Diels-Alder反応触媒[1b, 2]などの開発で顕著な業績を挙げている。

ボロン酸誘導体を用いる水中糖鎖認識法の開発

糖鎖のジオール部位を水中認識するため、ベンゾボロキソールモチーフを活用した分子開発を行なっている[3]。

ボロン酸を用いる生体直交型反応の開発

ボロン酸エステル形成・ヒドラゾン形成を組み合わせた細胞表面Click反応を開発している[4]。

関連書籍

関連論文

  1. (a) review: Zhang, H.; Hall, D. G. Aldrichimica Acta 2014, 47, 41. [website] (b) Al‐Zoubi, R. M.; Marion, O.; Hall, D. G. Angew. Chem. Int. Ed. 2008, 47, 2876. doi:10.1002/anie.200705468 (c) Gernigon, N.; Al-Zoubi, R. M.; Hall, D. G. J. Org. Chem. 2012, 77, 8386. DOI: 10.1021/jo3013258
  2. Zheng, H.; McDonald, R.; Hall, D. G. Chem. Eur. J. 2010, 16, 5454. doi:10.1002/chem.200903484
  3. (a) Dowlut, M.; Hall, D. G. J. Am. Chem. Soc. 2006, 128, 4226. DOI: 10.1021/ja057798c (b) Bérubé, M.; Dowlut, M.; Hall, D. G. J. Org. Chem. 2008, 73, 6471. DOI: 10.1021/jo800788s
  4. (a) Akgun, B.; Hall, D. G. Angew. Chem., Int. Ed. 2016, 55, 3909. doi:10.1002/anie.201510321 (b) Akgun, B.; Li, C.; Hao, Y.; Lambkin, G.; Derda, E.; Hall, D. G. J. Am. Chem. Soc. 2017, 139, 14285. DOI: 10.1021/jacs.7b08693

関連リンク

The following two tabs change content below.
cosine

cosine

博士(薬学)。Chem-Station副代表。現在国立大学教員として勤務中。専門は有機合成化学、主に触媒開発研究。 関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。 素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. 相田 卓三 Takuzo Aida
  2. ヴィ·ドン Vy M. Dong
  3. ウィリアム・ロウシュ William R. Roush
  4. イヴ・ショーヴァン Yves Chauvin
  5. ニック・ホロニアック Nicholas Holonyak, Jr…
  6. テオ・グレイ Theodore Gray
  7. ネイサン・ネルソン Nathan Nelson
  8. 布施 新一郎 Shinichiro Fuse

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. (+)-フォーセチミンの全合成
  2. 堀場氏、分析化学の”殿堂”入り
  3. 味の素、アミノ酸の最大工場がブラジルに完成
  4. ホストとゲスト?
  5. ビジネスが科学を待っている ー「バイオ」と「脱炭素」ー
  6. テルペンを酸化的に”飾り付ける”
  7. 向山 光昭 Teruaki Mukaiyama
  8. 典型元素触媒による水素を還元剤とする第一級アミンの還元的アルキル化
  9. エッフェル塔
  10. アルカロイドの科学 生物活性を生みだす物質の探索から創薬の実際まで

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

アルケニルアミドに2つアリールを入れる

ニッケル触媒を用いたアルケニルアミドの1,2-ジアリール化反応が開発された。フマル酸エステルを配位子…

蛍光標識で定性的・定量的な解析を可能に:Dansyl-GSH

反応性代謝物の存在を調べたい。代謝化学の実験をしていれば、ほとんどの人がそう思うのではないでしょうか…

アメリカで医者にかかる

アメリカの大学院に進学する際、とても悩んだのが、医療保険についてです。アメリカでは医療費がとても高い…

MOF 結晶表面の敏感な応答をリアルタイム観察

第178回のスポットライトリサーチは、東京大学の細野暢彦講師にお願いしました。細野先生は高分…

有機合成化学協会誌2019年2月号:触媒的脱水素化・官能性第三級アルキル基導入・コンプラナジン・アライン化学・糖鎖クラスター・サリチルアルデヒド型イネいもち病菌毒素

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2019年2月号がオンライン公開されました。今…

化学の学びと研究に役立つiPhone/iPad app 9選

筆者の最近では、ちょっとした計算や反応機構を描くツールとしてipadアプリ"GoodNotes"を使…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP