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クリストフ・レーダー Christoph Rader

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クリストフ・レーダー(Christoph Rader、19xx年x月xx日-)は、米国の生化学者・分子生物学者である。スクリプス研究所フロリダ 准教授。

経歴

1988 Bayreuth大学 卒業
1991 チューリヒ大学 修士号取得
1995 チューリヒ大学 博士号取得
1996-1999 スクリプス研究所 博士研究員 (Carlos F. Barbas教授)
1999-2003 スクリプス研究所 助教授
2003-2012 NIH, NCI, Center for Cancer Research Senior Scientist
2012- スクリプス研究所フロリダ 准教授

受賞歴

2013 Mentorship Award from the Scripps Florida
2011 Federal Technology Transfer Award, NCI, NIH
2007 NCI Director’s Intramural Innovation Award for Principal Investigators
2000 Investigator Award from the Cancer Research Institute

研究概要

抗ガン作用を示す抗体医薬に関する研究

抗体を生成するためのファージディスプレイ技術、抗体療法のための標的の同定などに取り組んでいる。

抗体工学技術を用いる抗体―薬物複合体(ADC)の開発

セレノシステインを組み込んだ抗体(Selenomab)を活用したADC作成法[1]や、二重可変領域(DVD)フォーマットによるADC作成法[2]などの開発を行なっている。

画像:論文[2]より引用

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関連論文

  1. Li, X.; Nelson, C. G.; Nair, R. R.; Hazlehurst, L.; Moroni, T.; Martinez-Acedo, P.; Nanna, A. R.; Hymel, D.; Burke, T. R., Jr.; Rader, C. Cell Chem. Biol. 2017, 24, 433. doi:10.1016/j.chembiol.2017.02.012
  2. Nanna, A. R.; Li, X.; Walseng, E.; Pedzisa, L.; Goydel, R. S.; Hymel, D.; Burke, T. R. Jr., Roush, W. R.; Rader, C. Nat. Commun. 2017, 8, 1112. doi:10.1038/s41467-017-01257-1

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博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

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