同様の危険が指摘された「セレブレクス」「ベクストラ」(ともに米ファイザー社製)についても、患者が得る利益が危険を上回るとして、販売継続が妥当と結論。ただし3剤とも、警告表示を強化すべきだとした。近くFDAが最終判断する。メルクは、販売再開についてFDAと協議の上で決定するとしている。(引用:共同通信)
鎮痛剤としてポピュラーなアスピリンは、血液の凝固をふせぐ作用がある事が発見され、心筋梗塞や脳梗塞にも効くのではないか? 百年に渡るアスピリン・メーカーのしのぎを削る企業戦争をレポートする。
アスピリンがドイツで開発されて百余年、消炎・鎮痛・解熱剤として世界中で愛用されてきたこの錠剤が心臓病や脳卒中、大腸がんに効くことがわかったのは一九七〇年代のこと、さらに近年になってアルツハイマー病や骨粗鬆症、糖尿病、妊娠中毒など多様な病気への効果が認められようとしている。