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化学に触れる学びのトレイン“愛称”募集

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株式会社キャタラーは「天竜浜名湖鉄道」×「大島司先生(掛川市ふるさと親善大使)」×「キャタラー」のコラボレーション企画 『化学に触れる学びのトレイン』の愛称募集を行っている。この企画は、CSR活動のひとつとして、「シティープロモーション」 「子ども・青少年の育成支援」 「環境保全」を目的としたもので、特設サイト内の応募フォームにて、地域の皆様から愛される列車名称を5月31日まで募集している。(引用:株式会社キャタラー公式サイト)

キャタラーは、自動車向け排出ガス浄化用触媒を開発・製造しているトヨタ系の化学メーカーで、静岡県掛川市に本社兼工場があります。列車名称を募集している天竜浜名湖鉄道は掛川市と湖西市をつなぐ私鉄であり、このコラボ企画では漫画家である大島司さんデザインのラッピングや内装が施された電車が走る予定です。この活動の目的は、

  • シティプロモーション:日本全国で初となる交通機関×学びプロジェクトとして沿線地域のプロモーション
  • 子ども・青少年の育成支援:地域で理科(化学)がキライな子ども苦手な子どもを減少させるための教育活動
  • 環境保全:研究開発によって車の排気ガスや身近にある臭いをクリーンにすることで地球環境の保全に貢献

のようなことであるため、化学に触れる学びのトレインにふさわしく、地域から愛されるような愛称を募集しています。採用された愛称は車内に掲示され、沿線特産品として掛川茶、マスクメロン、釜揚げシラス、ミカンゼリー、ウナギの蒲焼とキャタラーオリジナル文房具セットが採用された方に贈られます。公式サイトより応募することができ、締め切りは2018年5月31日で、6月15日に発表されます。

大企業を中心に様々なCSR活動が行われていますが、これは地域に密着している上、オリジナリティが高い活動だと思います。また、上記の通りキャタラーは、自動車向けの排ガス浄化触媒を開発しているにもかかわらずあえて電車を用いたことも大変興味深いです。ぜひ化学が好きになるような電車の名称を考えてみませんか。

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ただの会社員です。某企業で化学製品の商品開発に携わっています。社内でのデータサイエンスの普及とDX促進が個人的な野望です。

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