[スポンサーリンク]

ケムステニュース

カネボウ化粧品、バラの香りの秘密解明 高級香水が身近に?

[スポンサーリンク]

クレオパトラの時代から女性を引きつけてやまないバラの香りの秘密が解き明かされた。高根の花だった天然バラの高級香水がぐっと身近になるかもしれない。

カネボウ化粧品(東京都港区)はこれまで解明されていなかったバラの香りの重要な成分を初めて発見した。バラの香りは数100種もの成分で構成されるが、今回発見した新成分はごく微量でみずみずしくゴージャスなバラ特有の香りを引き立てる役割を果たすことが分かった。

天然のバラからしか作れなかった高級フレグランス(香料)の成分とほぼ同じ香りが「10分の1から20分の1の低価格」(香料研究室)で合成可能になるという。 (引用:フジサンケイビジネスアイ)

曽田香料との共同研究で見つかったそうです。バラの匂いの主成分にはシトロネロールやフェネチルアルコール、ゲラニオールやその異性体のネロールなどがありますが、主成分だけではバラの匂いは再現できません。今回の匂いの構造はどのようなものなのでしょうか?

 

 

 

関連書籍

 

関連リンク

香りの化学1

世の中にはたくさんの「香り」がある。花の香り、食べ物の香り、体臭などの天然のものや香水、合成香料などの人工的なにおいまでさまざまな香りがある。それでは、今回はまずこれらの「香り」というものはどのようなものであるか?ということと、化学構造との関係を説明し、「香りの化学2」で有機合成化学の分野である「合成香料」について合成法、利用などをあげてみよう。

香りの化学2

香りの化学1」で「香り」というものはどのようなものであるか?ということと、化学構造との関係を説明した。 では今回は、有機合成化学の分野である「合成香料」について歴史、合成法、利用などをあげてみよう。
バラの匂いの成分である化合物は100種類以上あり、その成分をどれをどのくらい混合するかで匂いが変わっているからです。どのようにつくるかというと、バラの成分を抽出しガスクロマトグラフィーを用いて成分の割合を確認し、それぞれを分離、構造を決定します。その決まった化合物の合成品なり、天然物をそれぞれの割合で調合していくわけです。しかし、ガスクロで超微量成分でもバラの匂いの成分では核を占める匂いがあるかもしれません。ですから、匂いはなかなか難しく奥深いものなんですよね。

 

The following two tabs change content below.
webmaster
Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. かぶれたTシャツ、原因は塩化ジデシルジメチルアンモニウム
  2. 人の鼻の細菌が抗菌作用がある化合物をつくっていたーMRSAに効果…
  3. 塩野義製薬/米クレストール訴訟、控訴審でも勝訴
  4. 野依さん講演を高速無線LAN中継、神鋼が実験
  5. 東京化成、1万8千品目のMSDS公開サービス
  6. 「消えるタトゥー」でヘンなカユミ
  7. 福井鉄道と大研化学工業、11月に電池使い車両運行実験
  8. 新元素、2度目の合成成功―理研が命名権獲得

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. リチウム Lithium -リチウム電池から医薬品まで
  2. アルケンの実用的ペルフルオロアルキル化反応の開発
  3. 日本人化学者による卓越した化学研究
  4. EU、玩具へのフタル酸エステル類の使用禁止
  5. フッ素ドープ酸化スズ (FTO)
  6. リスト・バルバス アルドール反応 List-Barbas Aldol Reaction
  7. 「サガミオリジナル001」、今月から販売再開 相模ゴム
  8. UV-Visスペクトルの楽しみ方
  9. クネーフェナーゲル縮合 Knoevenagel Condensation
  10. 基礎から学ぶ機器分析化学

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

99.7%の精度で偽造ウイスキーを見抜ける「人工舌」が開発される

 まるで人間の舌のように偽造ウイスキーを見抜くことができる小型のセンサーが開発されました。このセンサ…

天然のナノチューブ「微小管」の中にタンパク質を入れると何が起こる?

第213回のスポットライトリサーチは、鳥取大学大学院 工学研究科・稲葉 央 助教にお願いしました。…

有機合成化学協会誌2019年8月号:パラジウム-フェナントロリン触媒系・環状カーボネート・素粒子・分子ジャイロコマ・テトラベンゾフルオレン・海洋マクロリド

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2019年8月号がオンライン公開されました。ひ…

アスピリンから生まれた循環型ビニルポリマー

第212回のスポットライトリサーチは、信州大学線維学部 化学・材料学科 ・風間 茜さん にお願いしま…

熱を効率的に光に変換するデバイスを研究者が開発、太陽光発電の効率上昇に役立つ可能性

Scientists at Rice University in Texas have develo…

【2021年卒業予定 修士1年生対象】企業での研究開発を知る講座

化学系の就職活動を支援する『化学系学生のための就活』さんからご案内が届きましたの…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP