ニトログリセリン(nitroglycerin)は、爆薬の一種である。
- 用途・歴史
1847年、アスカニオ・ソブレロによって始めて合成される。
古くはアルフレッド・ノーベルによってダイナマイトへと応用される。この発明によって巨万の富を得た彼が、それを元にノーベル賞基金を設立したのはあまりに有名。ノーベル財団の維持費や賞金は、その巨額の財源が生み出す利子から捻出されているという話。
狭心症の薬 (血管拡張作用)としても使われる。分解によって放出される一酸化窒素(NO)が特効成分となる。
以下の動画のごとく、ちょっとした衝撃で爆発するので取り扱いには厳重な注意が必要。
- 合成法
グリセリンを硝酸エステル化することで合成可能。
- 関連書籍
- 関連リンク
爆弾と心臓病とノーベル賞 (有機化学美術館)


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