[スポンサーリンク]

A

アニオン重合 Anionic Polymerization

[スポンサーリンク]

 

概要

イオン性付加重合のうち、活性種がアニオンであるものをアニオン重合と呼ぶ。開始剤としては求核性の強いアルキルリチウムなどが用いられる。モノマーとしては求核付加を受ける電子不足二重結合を持つアクリル酸エステル、ビニルケトン、スチレン誘導体などがその適用となる。

生じるアニオンが安定化される場合には、モノマーが消費された後でも成長末端は安定であり、再びモノマーを加えると重合が再開するような系も知られている(リビング重合)。

基本文献

・Smid, J. J. Polym. Sci. Part A. 2002, 40, 2101.. DOI:10.1002/pola.10286

 

反応機構

反応例

実験手順

実験のコツ・テクニック

参考文献

 

関連反応

 

関連書籍

外部リンク

関連記事

  1. 右田・小杉・スティル クロスカップリング Migita-Kosu…
  2. パリック・デーリング酸化 Parikh-Doering Oxid…
  3. カニッツァロ反応 Cannizzaro Reaction
  4. ブラン・ウレー クロロアルキル化 Blanc-Quellet C…
  5. カルバメート系保護基 Carbamate Protection
  6. エンインメタセシス Enyne Metathesis
  7. ピナー反応 Pinner Reaction
  8. マクミラン触媒 MacMillan’s Cataly…

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 【12月開催】第十四回 マツモトファインケミカル技術セミナー   有機金属化合物 オルガチックスの性状、反応性とその用途
  2. 高井・内本オレフィン合成 Takai-Utimoto Olefination
  3. 論文引用ランキングから見る、化学界の世界的潮流
  4. 化学者のためのエレクトロニクス講座~めっきの原理編~
  5. AIが作った香水、ブラジルで発売
  6. 112番元素にコペルニクスに因んだ名前を提案
  7. 第10回日本化学連合シンポジウム 化学コミュニケーション賞2016 表彰式
  8. 第22回「ベンゼン環の表と裏を利用した有機合成」植村元一教授
  9. 天然物化学談話会
  10. メルドラム酸:Meldrum’s Acid

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2009年9月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

注目情報

最新記事

マリンス有機化学(上)-学び手の視点から-

概要親しみやすい会話形式を用いた現代的な教育スタイルで有機化学の重要概念を学べる標準教科書.…

【大正製薬】キャリア採用情報(正社員)

<求める人物像>・自ら考えて行動できる・高い専門性を身につけている・…

国内初のナノボディ®製剤オゾラリズマブ

ナノゾラ®皮下注30mgシリンジ(一般名:オゾラリズマブ(遺伝子組換え))は、A…

大正製薬ってどんな会社?

大正製薬は病気の予防から治療まで、皆さまの健康に寄り添う事業を展開しています。こ…

一致団結ケトンでアレン合成!1,3-エンインのヒドロアルキル化

ケトンと1,3-エンインのヒドロアルキル化反応が開発された。独自の配位子とパラジウム/ホウ素/アミン…

ベテラン研究者 vs マテリアルズ・インフォマティクス!?~ 研究者としてMIとの正しい向き合い方

開催日 2024/04/24 : 申込みはこちら■開催概要近年、少子高齢化、働き手の不足…

第11回 慶應有機化学若手シンポジウム

シンポジウム概要主催:慶應有機化学若手シンポジウム実行委員会共催:慶應義塾大…

薬学部ってどんなところ?

自己紹介Chemstationの新入りスタッフのねこたまと申します。現在は学部の4年生(薬学部)…

光と水で還元的環化反応をリノベーション

第609回のスポットライトリサーチは、北海道大学 大学院薬学研究院(精密合成化学研究室)の中村顕斗 …

ブーゲ-ランベルト-ベールの法則(Bouguer-Lambert-Beer’s law)

概要分子が溶けた溶液に光を通したとき,そこから出てくる光の強さは,入る前の強さと比べて小さくなる…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP