[スポンサーリンク]

一般的な話題

ぼっち学会参加の極意

[スポンサーリンク]

皆さんは、学会には誰と参加しますか、学生であれば研究室の同期や先生、会社の研究員であれば、同僚と参加すると思います。お世話になった先生方に挨拶するために一人で参加する場合もあるかもしれません。

でももし、誰も知り合いがいない学会に一人で参加することになったらどう思いますか?

そんなときに参考になるかもしれない記事です。

学会とは

読者の皆さんは御存知だと思いますが、そもそも学会とは、各研究者がプレゼンテーションやポスターで研究結果を発表し議論を深める会合のことです。基本的に年に一回ほど国内大会があり、数年に一度世界の研究者が集まる国際学会があります。

筆者の個人的な感覚では、国内学会は日本語で議論することが多く会期も3日ほどと短いので気が楽です。国際会議になると、英語の議論が当たり前で、会期も一週間ほどと長い場合が多く参加にはそれなりの覚悟が必要です。ただ、国際会議では海外に行ける楽しさがあり、学会によっては観光ツアーがあったりします。

 

aaa

21st International Symposium on Fluorine Chemistry (21stISFC)の例、イタリア万博に行ったようです。私も行きたかった。。。

 

ぼっちだとどうなるか

当たり前ですが、何をするにも一人ですべてをしなくてはなりません。ホテルから会場まで一人で行き、発表を聞き、昼食を食べ、コーヒーブレイクで一息つくその行動すべてが一人でこなさなくてはなりません。

 

ぼっち参加のコツ

  • 発表の聴講に集中する

話す相手がいないので発表を聞くことに集中できます。質問も恐れることなくできます。なぜなら、「◯◯君、的はずれな事質問している(笑)」なんて思う人はいないからです。もちろん、知り合いに対してそんなことを思う人はいませんがね。

 

  • ポスターで積極的に議論する

ポスターは、基本一対一のやり取りなので、いろいろ回るには、一人が最適です。また、発表者が他の参加者と議論しているのをじっくり聞くことができます。

 

  • ナンパをする

気になった異性にアタックするチャンスです。ただ、二度と参加できなくなるかもしれません。

 

  • サボって一人観光をする

誰も監視する人がいないからって遊びまわっちゃいけません。程々にしましょう。一日中、漫然と発表を聞いていても意味が無いので、聞きたい発表を絞り他の時間は休息に回すことは重要です。ましてや一人なのでストレスを溜め込みがちになります。

 

  • BanquetやWelcome receptionを楽しむ

BanquetやWelcome receptionこそが、ぼっち学会参加の本領発揮する機会です。話しかけづらいなんて思ってはいけません。コツは立食パーティの場合には、

  1. 入場:
  2. 飲み物を取る
  3. 輪を探す:ここが重要です。なるべく世代が近そうな人が集まっていてかつ、一人参加がいそうなところを探します。
  4. 乾杯してとりあえず飲む。
  5. 酔いが足りなければ、もっと飲む
  6. 「どちらから来ました?」と話しかける。
  7. 一通り話し終わったら他の輪を探す。

一方座席がある場合には、

  1. 入場:ゆっくり行くのがおすすめです。早く行って一人でテーブルに座っていると、他の人は座りにくいです。
  2. 席を探す:ここが重要です。立食同様、世代が近そうな人が集まっていてかつ、一人参加がいそうなテーブルを探します。一人で座っていて誰も座ってくれなさそうならば、さっさと席を変えます。
  3. 飲み物が瓶入りの場合には、積極的にテーブルの人にお酌をする。お酌すれば、好印象がつき、会話をしやすくなります。
  4. 乾杯して飲む
  5. 酔が足りなければもっと飲む
  6. とりあえず、隣の人に話かける。隣の人に連れがいる時は、さっさと話しかけましょう。まごまごしていると内輪の話を始めてしまいます。
  7. 一通り話し終わったら、他の人を探す。場合によっては席を変える。

ぶっちゃけ酔っ払っているので何話したのかなんて誰も覚えていません。恥ずかしさは捨てて、いろいろな人に話しかけましょう。思いもしない研究のヒントがあるかもしれません。

Dollarphotoclub_78958596

コミュニケーション能力磨く絶好の場

どう過ごすにしろ、一言も他の人と喋らないというのは苦痛でたまらないでしょう。そのため知らない人と会話をする必要が出てきます。一人で学会に参加するということはコミニケーション能力を磨く絶好の場だと私は考えています。それには、自分の研究を手短にわかりやすく説明する能力、全く知らない分野でも質問を考える能力、英語能力が求めれるということです。もしも、上司に学会に行って来いと言われたら、断らずに参加したほうが後々、自分のためになると私は思います。

関連リンク

 

Avatar photo

Zeolinite

投稿者の記事一覧

ただの会社員です。某企業で化学製品の商品開発に携わっています。社内でのデータサイエンスの普及とDX促進が個人的な野望です。

関連記事

  1. 総収率57%! 超効率的なタミフルの全合成
  2. ケムステVシンポまとめ
  3. 「幻のイオン」、テトラフェニルアンモニウムの合成を達成!
  4. 単一分子を検出可能な5色の高光度化学発光タンパク質の開発
  5. 世界初!炭素で架橋した“真の”1,3-ビスゲルミレンの合成に成功…
  6. 【速報】2023年ノーベル化学賞は「量子ドットの発見と合成」へ!…
  7. アメリカ大学院留学:TAの仕事
  8. 生体外の環境でタンパクを守るランダムポリマーの設計

注目情報

ピックアップ記事

  1. 天然物の構造改訂:30年間信じられていた立体配置が逆だった
  2. 次世代の産学連携拠点「三井リンクラボ柏の葉」を訪問しました!
  3. アメリカ大学院留学:研究室選びの流れ
  4. ImageJがWebブラウザ上で利用可能に
  5. 柔粘性結晶相の特異な分子運動が、多段階の電気応答を実現する!
  6. 今年は共有結合100周年ールイスの構造式の物語
  7. 手で解く量子化学I
  8. 化学者のためのエレクトロニクス講座~無電解貴金属めっきの各論編~
  9. 【2/28・29開催ウェビナー】粒子分散がわかる2DAYS(三洋貿易株式会社)
  10. マテリアルズ・インフォマティクスにおける分子生成の応用 ー新しい天然有機化合物の生成を目指すー

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2015年10月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

注目情報

最新記事

フィーゼルマン チオフェン合成/Fiesselmann Thiophene Synthesis

概要フィーゼルマン チオフェン合成(Fiesselmann Thiophene Synthesi…

“とび跳ねる水滴”に潜む物理 〜接触時間とエネルギー源で読む撥水・防氷のテク〜

熱したフライパンに落ちた水滴が、玉になってコロコロと走り回り、冷えた面では、結露水が合体した瞬間に跳…

AI時代に研究者がすでに持っている力・これから伸ばしたい力

論文要約や文献検索など、研究現場でもAI活用が日常化する一方、「自分の仕事の先行き」に漠然とした不安…

miHub®を活用した探索的データ解析の実践

開催概要研究開発においてデータ活用が進む中、機械学習モデルの構築や予測解析に…

“ある特効薬”のはなし ~本田宗一郎氏の回想から

Tshozoです。最近実家に戻っては色々と廃棄するなどの店じまいを少しずつ進めているのですが、中…

高分子鎖を束ねた新しい共重合体「束状共重合体」が誕生

第715回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院 工学系研究科(植村研究室)に所属されていた亀谷…

2026年「有機溶媒危機」へのアンサー。北大発・メカノクロスが挑む、溶媒に依存しない新たな合成法 = “メカノケミカル有機合成”の社会実装

株式会社メカノクロスは、メカノケミカル有機合成技術の社会実装に挑む北海道大学発の…

“壊れないよう” に作ってきた半導体ポリマーを、あえて “壊れるよう” に作る化学

半導体ポリマーは長いあいだ、「いかに壊れにくく、長持ちさせるか」といったような安定性を競って進歩して…

有機合成化学協会誌2026年7月号:固体高分子電解質・電子ドナー・アクセプター錯体・機械学習法・trichodermamide類・エナンチオ選択的スキップジエン合成法

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2026年7月号がオンラインで公開されています。…

第62回Vシンポ「見えない空気を科学する~センサによる室内環境・臭気の見える化と快適空間デザインの最前線~」を開催します!

こんにちは、Macyです。第62回Vシンポのご案内をさせていただきます。今回は、前回同様…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP