[スポンサーリンク]

サイエンスライター

テオ・グレイ Theodore Gray

[スポンサーリンク]

セオドア・W・グレイ(Theodore W. Gray、19xx年xx月xx日-)はアメリカのサイエンスライター・プログラマ(画像:C&EN)。

MathematicaWolfram|Alphaの開発で世界的に有名なソフトウェア会社Wolfram Researchの共同創設者。現在は同社ユーザーインタフェース技術部門責任者。

経歴

1988 Wolfram Research社創立

 

受賞歴

2002 イグノーベル化学賞

 

活動概要

ポピュラー・サイエンス誌にオリジナル化学実験を題材としたコラム「Gray Matter」を長期連載中。
これをまとめた書籍「Mad Science」は全米ベストセラーとなり、邦訳版も刊行されている。

周期表をかたどって中にそれぞれの元素を収めた木製の机、「Periodic Table Table」を制作。このクオリティが評価され、2002年のイグノーベル化学賞を受賞している。

彼は元素コレクションを写真・動画形式に収め、周期表をテーマとした美麗なウェブサイト Periodictable.comを制作。これを元にiPadアプリに仕上げた「The Elements」は公開初日から爆発的な売れ行きを見せた。書籍版「The Elements」も9万部以上を売り上げるベストセラーとなる。

コメント・その他

1. 職業化学者ではない、いわゆるアマチュア・ケミストではあるが、大学は化学科を卒業しており、自宅でも各種化学実験を趣味として楽しんでいる。
2. Apple社の共同創設者として有名なSteve Jobsと深い親交がある。
3. 1988年にSteven Wolframと共同でWolfram Research社を設立。Mathematicaなどの開発・販売に関わる。iPadアプリ「The Elements」はMathematicaを用いて作成されている。
4. TouchPress社をSteven Wolframらと共同創業し、電子出版への取り組みにも尽力している。

 

関連書籍

[amazonjs asin=”4422420046″ locale=”JP” title=”世界で一番美しい元素図鑑”][amazonjs asin=”4422420054″ locale=”JP” title=”世界で一番美しい元素図鑑【デラックス版】”][amazonjs asin=”487311666X” locale=”JP” title=”Mad Science 2 ―もっと怪しい炎と劇薬と爆音の科学実験 (Make: PROJECTS)”][amazonjs asin=”4873114543″ locale=”JP” title=”Mad Science ―炎と煙と轟音の科学実験54 (Make:PROJECTS)”]

 

関連動画

The Elements ebook for iPad  セオドア・グレイ氏のインタビュー動画。

外部リンク

Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. ジャック・ドゥボシェ Jacques Dubochet
  2. サラ・オコナー Sarah E. O’Connor
  3. 黒田 一幸 Kazuyuki Kuroda
  4. 「世界最小の元素周期表」が登場!?
  5. 陰山 洋 Hiroshi Kageyama
  6. 黒田 玲子 Reiko Kuroda
  7. キャロライン・ベルトッツィ Carolyn R. Bertozz…
  8. リロイ・フッド Leroy E. Hood

注目情報

ピックアップ記事

  1. 理系女性の人生設計ガイド 自分を生かす仕事と生き方
  2. イライアス・コーリー E. J. Corey
  3. EDTA:分子か,双性イオンか
  4. その電子、私が引き受けよう
  5. 「糖化学ノックイン」領域紹介PVを制作頂きました!
  6. 塩野義製薬、抗インフル治療薬を年内に申請
  7. Ns基とNos基とDNs基
  8. Wei-Yu Lin教授の講演を聴講してみた
  9. 東レ先端材料シンポジウム2011に行ってきました
  10. 中高生・高専生でも研究が学べる!サイエンスメンタープログラム

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2010年10月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

注目情報

最新記事

アクリルアミド類のanti-Michael型付加反応の開発ーPd触媒による反応中間体の安定性が鍵―

第622回のスポットライトリサーチは、東京理科大学大学院理学研究科(松田研究室)修士2年の茂呂 諒太…

エントロピーを表す記号はなぜSなのか

Tshozoです。エントロピーの後日談が8年経っても一向に進んでないのは私が熱力学に向いてないことの…

AI解析プラットフォーム Multi-Sigmaとは?

Multi-Sigmaは少ないデータからAIによる予測、要因分析、最適化まで解析可能なプラットフォー…

【11/20~22】第41回メディシナルケミストリーシンポジウム@京都

概要メディシナルケミストリーシンポジウムは、日本の創薬力の向上或いは関連研究分野…

有機電解合成のはなし ~アンモニア常温常圧合成のキー技術~

(出典:燃料アンモニアサプライチェーンの構築 | NEDO グリーンイノベーション基金)Ts…

光触媒でエステルを多電子還元する

第621回のスポットライトリサーチは、分子科学研究所 生命・錯体分子科学研究領域(魚住グループ)にて…

ケムステSlackが開設5周年を迎えました!

日本初の化学専用オープンコミュニティとして発足した「ケムステSlack」が、めで…

人事・DX推進のご担当者の方へ〜研究開発でDXを進めるには

開催日:2024/07/24 申込みはこちら■開催概要新たな技術が生まれ続けるVUCAな…

酵素を照らす新たな光!アミノ酸の酸化的クロスカップリング

酵素と可視光レドックス触媒を協働させる、アミノ酸の酸化的クロスカップリング反応が開発された。多様な非…

二元貴金属酸化物触媒によるC–H活性化: 分子状酸素を酸化剤とするアレーンとカルボン酸の酸化的カップリング

第620回のスポットライトリサーチは、横浜国立大学大学院工学研究院(本倉研究室)の長谷川 慎吾 助教…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP