[スポンサーリンク]

ケムステニュース

大正製薬、女性用の発毛剤「リアップレディ」を来月発売

[スポンサーリンク]

リアップ大正製薬は3日、女性用の発毛剤「リアップレディ」を4月1日に発売すると発表した。初年度の出荷額50億円を目指す大型商品で、シャンプーなども合わせて発売し、売り上げが減少傾向のリアップブランドをテコ入れする。(引用:日本経済新聞

 

女性も悩んでいるんですね。最近、夜中とかよくやってますよね。プロ●アとか。

 

 

それはいいとして、今回のリアップレディもそうですが大正製薬のリアップにはミノキジル(Minoxidil)というピリミジンN-オキシド構造を有する化合物が含まれています。この成分は元々育毛剤として発見された化合物ではないのですが、臨床試験中に毛包回復作用を持つことが明らかになったんです。そういうものって多くて、よく知られているバイアグラも元々は違う生物活性があって後々他の効果が見出されたといいますね。

これがいいとか、そのほかこういうものがあるというのはまた別のサイトに任せるとして、このページでは合成法について説明してみましょう(おっとまたマニアックだ)。



ミノキジル合成


 


 


 


 


 


 


 


 


 

関連書籍


驚愕の育毛剤―これが21世紀の育毛法だ!!


愛蔵版、目からウロコ!いますぐ役立つヘアケアマニュアル。

シアノ酢酸のエチルエステルをピペリジンを縮合の後、メチル化してCyanamideを作用させ、最後にヒドロキシルアミンで処理することによって合成できます。うーむ大量合成可能だ。

関連リンク

何はともあれ育毛剤

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 100円で買えるカーボンナノチューブ
  2. 富山化の認知症薬が米でフェーズ1入り
  3. マイクロ波化学が挑むプラスチックのリサイクル
  4. 製造過程に発がん性物質/テフロンで米調査委警告
  5. ITを駆使して新薬開発のスピードアップを図る米国製薬業界
  6. 自動車のスリ傷を高熱で自己修復する塗料
  7. 酸化銅/酸化チタンによる新型コロナウイルスの不活化およびそのメカ…
  8. ファイザー新社長にソーレン・セリンダー氏が就任

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 有機合成化学協会誌2021年2月号:デオキシプロピオナート構造・遠隔不斉誘導反応・還元的化学変換・海洋シアノバクテリア・光学活性キニーネ
  2. 山本 尚 Hisashi Yamamoto
  3. ダンハイザー環形成反応 Danheiser Annulation
  4. 化合物と結合したタンパク質の熱安定性変化をプロテオームワイドに解析
  5. フェン・チャン Feng Zhang
  6. 【PR】 Chem-Stationで記事を書いてみませんか?【スタッフ募集】
  7. 有機合成化学協会誌7月号:ランドリン全合成・分子間interrupted Pummerer反応・高共役拡張ポルフィリノイド・イナミド・含フッ素ビニルスルホニウム塩・ベンゾクロメン
  8. フッフッフッフッフッ(F5)、これからはCF3からSF5にスルフィド(S)
  9. 製造過程に発がん性物質/テフロンで米調査委警告
  10. 機能を持たせた紙製チップで化学テロに備える ―簡単な操作でサリンやVXを検知できる紙製デバイスの開発―

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2005年3月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

注目情報

最新記事

国内初のナノボディ®製剤オゾラリズマブ

ナノゾラ®皮下注30mgシリンジ(一般名:オゾラリズマブ(遺伝子組換え))は、A…

大正製薬ってどんな会社?

大正製薬は病気の予防から治療まで、皆さまの健康に寄り添う事業を展開しています。こ…

一致団結ケトンでアレン合成!1,3-エンインのヒドロアルキル化

ケトンと1,3-エンインのヒドロアルキル化反応が開発された。独自の配位子とパラジウム/ホウ素/アミン…

ベテラン研究者 vs マテリアルズ・インフォマティクス!?~ 研究者としてMIとの正しい向き合い方

開催日 2024/04/24 : 申込みはこちら■開催概要近年、少子高齢化、働き手の不足…

第11回 慶應有機化学若手シンポジウム

シンポジウム概要主催:慶應有機化学若手シンポジウム実行委員会共催:慶應義塾大…

薬学部ってどんなところ?

自己紹介Chemstationの新入りスタッフのねこたまと申します。現在は学部の4年生(薬学部)…

光と水で還元的環化反応をリノベーション

第609回のスポットライトリサーチは、北海道大学 大学院薬学研究院(精密合成化学研究室)の中村顕斗 …

ブーゲ-ランベルト-ベールの法則(Bouguer-Lambert-Beer’s law)

概要分子が溶けた溶液に光を通したとき,そこから出てくる光の強さは,入る前の強さと比べて小さくなる…

活性酸素種はどれでしょう? 〜三重項酸素と一重項酸素、そのほか〜

第109回薬剤師国家試験 (2024年実施) にて、以下のような問題が出題されま…

産総研がすごい!〜修士卒研究職の新育成制度を開始〜

2023年より全研究領域で修士卒研究職の採用を開始した産業技術総合研究所(以下 産総研)ですが、20…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP