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化学書籍レビュー

【書籍】合成化学の新潮流を学ぶ:不活性結合・不活性分子の活性化

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[amazonjs asin=”4759813659″ locale=”JP” title=”不活性結合・不活性分子の活性化: 革新的な分子変換反応の開拓 (CSJカレントレビュー)”]

4月30日に化学同人からCSJカレントレビューの第5弾が発売になりました。今回は最近の合成反応の新潮流である不活性結合・不活性分子の活性化 (CSJカレントレビュー)がテーマ。

ポストクロスカップリング、逆合成を変える可能性がある不活性結合の活性化反応。この化学者のつぶやきでもいくつかこれらの研究に関連した記事を紹介してきました(下記参照)。

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(13以降は後日追記 2015年7月)

また、最近英語で秀逸な総説や書籍が多数出版されていますが、なかなか日本語で読めるものはありませんでした。今回の書籍はそんなアツイ分野を一冊にまとめたもの。日本のこの分野における第一線の研究者たちの総説に加え、座談会、研究の歴史、革新的論文からみる実験データ、研究風景、学会、研究会・シンポジウムの内容と盛り沢山。

企画・編集を行なったのは本年度から始動した新学術領域「直截的物質変換をめざした分子活性化法の開発」(略称:分子活性化)の代表である大阪大学茶谷直人教授と京都大学村上正浩教授、東京工業大学岩澤伸治教授です。

200ページ超で3990円となかなかよいお値段ですが、充分元がとれる内容だと思います。個人的には「活性化」という言葉があまり好きではないのですが、分子の好きな部分を自在に炭素炭素結合形成および官能基化できる可能性を有しているこの分野、注目しています。筆者も公募班として本学術領域に参加していますので、分野を盛り上げるための一助となればと思っています。

ちなみに、この書籍もちろんAmazonでも購入できますが、日本化学会の会誌「化学と工業」5月号に同封されていました、「日本化学会院限定特別割引販売のご案内」を利用すれば、790円引きの3200円で購入できるそうです。通常日本化学会でのホームページでも申込書がダウンロードできますが、まだ新しい書籍だからなのか現在(2011.5.9)ところこの書籍の申込書はオンラインでは手に入れることができません。ぜひ同封の申込書で購入してみてください。

 

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Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

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