[スポンサーリンク]

ケムステニュース

水素化ホウ素ナトリウムを使う超小型燃料電池を開発

[スポンサーリンク]

ニュージャージー州の小さな会社、ミレニアム・セルは、水素電池に取り組んでいる。サンフランシスコで1日に開かれたインテル主催のDeveloper Forumで、同社はIBMのノートパソコン、ThinkPadをこの水素電池の試作品で動かす実演をした。ほとんどのノートパソコンは、完全に充電した状態で3-4時間動くという。最終的には、8時間に向上させることを目指している。多くの企業が、バッテリー駆動時間を延ばす方法を模索しており、東芝やNEC、その他のノートパソコンメーカーは燃料電池技術を開発中だが、大部分がメタノールを使うものである。カシオ、ソニー、サムスンも燃料電池技術に取り組んでいる。キャノンは最近、ビデオカメラやその他の機器用に開発した、水素を利用した極小電池の試作品について発表した。


ミレニアム・セルの製品が他と異なるのは、水素化ホウ素ナトリウムを使っているという点である。(引用:朝日新聞


水素化ホウ素ナトリウム(NaBH4)を使う電池のようです。水素化ホウ素ナトリウムといえば有機化学ではケトンの還元で用いられますが、水素が発生した後はどのように充電するのでしょう?ちょっとわからないですね。バッテリーの写真はこちら

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 紅麹問題に進展。混入物質を「プベルル酸」と特定か!?
  2. 武田、フリードライヒ失調症薬をスイス社と開発
  3. 松本・早大教授の論文、学会は「捏造の事実無し」
  4. 信越化学、塩化ビニル樹脂を値上げ
  5. 東工大発、光を操るイミド化合物/光で創られるロジウムアート錯体
  6. 調光機能付きコンタクトレンズが登場!光に合わせてレンズの色が変化…
  7. アルツハイマー病の大型新薬「レカネマブ」のはなし
  8. 2008年10大化学ニュース2

注目情報

ピックアップ記事

  1. CASがSciFinder-nの新しい予測逆合成機能を発表
  2. 第57回―「アニオン認識の超分子化学」Phil Gale教授
  3. 第123回―「遺伝暗号を拡張して新しいタンパク質を作る」Nick Fisk教授
  4. 蛍光と光増感能がコントロールできる有機ビスマス化合物
  5. トリス(2,4-ペンタンジオナト)鉄(III):Tris(2,4-pentanedionato)iron(III)
  6. 翻訳アルゴリズムで化学反応を予測、IBMの研究者が発表
  7. 原子間力顕微鏡 Atomic Force Microscope (AFM)
  8. 次世代の放射光施設で何が出来るでしょうか?
  9. ジョン・フェン John B. Fenn
  10. アメリカへ博士号をとりにいく―理系大学院留学奮戦記

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2005年3月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

注目情報

最新記事

有馬温泉で鉄イオン水溶液について学んできた【化学者が行く温泉巡りの旅】

有馬温泉の金泉は、塩化物濃度と鉄濃度が日本の温泉の中で最も高い温泉で、黄褐色を呈する温泉です。この記…

HPLCをPATツールに変換!オンラインHPLCシステム:DirectInject-LC

これまでの自動サンプリング技術多くの製薬・化学メーカーはその生産性向上のため、有…

MEDCHEM NEWS 34-4 号「新しいモダリティとして注目を浴びる分解創薬」

日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、新たにオープン…

圧力に依存して還元反応が進行!~シクロファン構造を活用した新機能~

第686回のスポットライトリサーチは、北海道大学大学院理学研究院化学部門 有機化学第一研究室(鈴木孝…

第58回Vシンポ「天然物フィロソフィ2」を開催します!

第58回ケムステVシンポジウムの開催告知をさせて頂きます!今回のVシンポは、コロナ蔓延の年202…

第76回「目指すは生涯現役!ロマンを追い求めて」櫛田 創 助教

第76回目の研究者インタビューは、第56回ケムステVシンポ「デバイスとともに進化する未来の化学」の講…

第75回「デジタル技術は化学研究を革新できるのか?」熊田佳菜子 主任研究員

第75回目の研究者インタビューは、第56回ケムステVシンポ「デバイスとともに進化する未来の化学」の講…

第74回「理想的な医薬品原薬の製造法を目指して」細谷 昌弘 サブグループ長

第74回目の研究者インタビューは、第56回ケムステVシンポ「デバイスとともに進化する未来の化学」の講…

第57回ケムステVシンポ「祝ノーベル化学賞!金属有機構造体–MOF」を開催します!

第57回ケムステVシンポは、北川 進 先生らの2025年ノーベル化学賞受賞を記念して…

櫛田 創 Soh Kushida

櫛田 創(くしだそう)は日本の化学者である。筑波大学 数理物質系 物質工学域・助教。専門は物理化学、…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP