欧州連合(EU)の欧州議会は5日、塩化ビニール製の玩具や育児用品などへのフタル酸エステル類6種の使用を禁止するEU指令(法案)を承認した。玩具を柔らかくするための可塑剤に使われているが、乳幼児が口に入れたりすると健康を害する恐れがあるとした。EU域内の製品だけでなく、海外からの輸入品も規制される。 (引用:日本経済新聞)
今回禁止されるのはフタル酸ジエチルヘキシル(DEHP)など6種類。環境ホルモンの疑いがもたれています。フタル酸ジエチルヘキシル(DEHP)はフタル酸に2個(エチル)と6個の炭素鎖(ヘキシル)がついたエステルです。フタル酸エステルがすべて悪いわけではありませんのでご注意を。
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Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

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