[スポンサーリンク]

ケムステニュース

第一製薬、仏サノフィに脳梗塞予防薬の営業権を返還

[スポンサーリンク]

第一製薬は5日、脳梗塞(こうそく)再発予防薬「プラビックス」(承認申請中)の国内の営業権を開発元の仏サノフィ・アベンティスに返還すると発表した。第一と経営統合する三共がプラビックスの競合薬を開発中のため提携内容を見直す。今後営業権はサノフィ日本法人が持ち、第一は販売支援や製造受託などの協力にとどめる。

プラビックスは血小板の凝集を防ぐ「抗血小板剤」と呼ぶ薬で、世界で年5000億円売れている。国内では年内の発売を見込んでいる。9月末に発足する第一と三共の統合新会社「第一三共」では、プラビックスの提携が白紙になるとの前提で経営計画を策定していた。(引用:日本経済新聞)

 

三共と第一製薬の合併による調整が行われています。抗血小板剤は血小板の凝集を抑える薬です。アスピリンやチクロピジンも抗血小板剤のひとつです。

 

  • 関連書籍

[amazonjs asin=”4779206006″ locale=”JP” title=”抗血小板剤をめぐる最近の話題”]
  • 外部リンク

塩酸チクロピジン

血栓の種類と、抗凝固剤・抗血小板剤について

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 第13回化学遺産認定~新たに3件を認定しました~
  2. 独メルク、米シグマアルドリッチを買収
  3. 大幸薬品、「クレベリン」の航空輸送で注意喚起 搭載禁止物質や危険…
  4. ビールに使われている炭水化物を特定する方法が発見される
  5. イグノーベル賞2022が発表:化学賞は無かったけどユニークな研究…
  6. 博士後期で学費を企業が肩代わり、北陸先端大が国内初の制度
  7. 「物質と材料のふしぎ」4/17&21はNIMS一般公開
  8. 発見が困難なガンを放射性医薬品で可視化することに成功

注目情報

ピックアップ記事

  1. アルコール依存症患者の救世主現る?
  2. 「医薬品クライシス」を読みました。
  3. ベン・シェンBen Shen
  4. 【マイクロ波化学(株)環境/化学分野向けウェビナー】 #CO2削減 #リサイクル #液体 #固体 #薄膜 #乾燥 第3のエネルギーがプロセスと製品を変える  マイクロ波適用例とスケールアップ
  5. 関東化学2019年採用情報
  6. 加熱✕情熱!マイクロ波合成装置「ミューリアクター」四国計測工業
  7. 二次元物質の科学 :グラフェンなどの分子シートが生み出す新世界
  8. 文具に凝るといふことを化学者もしてみむとてするなり⑭: 液タブ XP-PEN Artist 13.3 Proの巻
  9. ヴァレリー・フォキン Valery V. Fokin
  10. 中国へ講演旅行へいってきました①

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2005年7月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

注目情報

最新記事

ヘム鉄を配位するシステイン残基を持たないシトクロムP450!?中には21番目のアミノ酸として知られるセレノシステインへと変異されているP450も発見!

こんにちは,熊葛です.今回は,一般的なP450で保存されているヘム鉄を配位するシステイン残基に,異な…

有機化学とタンパク質工学の知恵を駆使して、カリウムイオンが細胞内で赤く煌めくようにする

第 641 回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院理学系研究科化学専攻 生…

CO2 の排出はどのように削減できるか?【その1: CO2 の排出源について】

大気中の二酸化炭素を減らす取り組みとして、二酸化炭素回収·貯留 (CCS; Carbon dioxi…

モータータンパク質に匹敵する性能の人工分子モーターをつくる

第640回のスポットライトリサーチは、分子科学研究所・総合研究大学院大学(飯野グループ)原島崇徳さん…

マーフィー試薬 Marfey reagent

概要Marfey試薬(1-フルオロ-2,4-ジニトロフェニル-5-L-アラニンアミド、略称:FD…

UC Berkeley と Baker Hughes が提携して脱炭素材料研究所を設立

ポイント 今回新たに設立される研究所 Baker Hughes Institute for…

メトキシ基で転位をコントロール!Niduterpenoid Bの全合成

ナザロフ環化に続く二度の環拡大というカスケード反応により、多環式複雑天然物niduterpenoid…

金属酸化物ナノ粒子触媒の「水の酸化反応に対する駆動力」の実験的観測

第639回のスポットライトリサーチは、東京科学大学理学院化学系(前田研究室)の岡崎 めぐみ 助教にお…

【無料ウェビナー】粒子分散の最前線~評価法から処理技術まで徹底解説~(三洋貿易株式会社)

1.ウェビナー概要2025年2月26日から28日までの3日間にわたり開催される三…

第18回日本化学連合シンポジウム「社会実装を実現する化学人材創出における新たな視点」

日本化学連合ではシンポジウムを毎年2回開催しています。そのうち2025年3月4日開催のシンポジウムで…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP