[スポンサーリンク]

ケムステニュース

シュプリンガー・ネイチャー・グループが学問の継続のために経済的な支援を必要とする日本の大学生・大学院生を対象にチャリティー資金を提供

[スポンサーリンク]

学費の資金として、大学生・大学院生計2名にそれぞれ12,500ユーロ(約150万円)を支給するユリウス・シュプリンガー奨学生への公募を開始します

東京 2021年2月5日

シュプリンガー・ネイチャー・グループの日本法人(東京都港区、代表取締役社長:アントワーン・ブーケ)は、⼊学⾦、教材費、授業料などの学費を支払うために経済的な支援を必要とする日本の大学生・大学院生を対象とした、ユリウス・シュプリンガー奨学⾦への募集を開始します。採用人数は2名で、奨学生にはそれぞれ12,500ユーロ(約150万円)が支給されます。本奨学金は、新型コロナウイルス感染症の拡大などで経済的に困難な状況にある大学生および大学院生が、大学で修学に励み、研究を継続できるように支援することを目的としています。

このたびのユリウス・シュプリンガー奨学⾦は、シュプリンガー・ネイチャーと提携しているユリウス・シュプリンガー・チャリティー基金から提供されます。ユリウス・シュプリンガー・チャリティー基金は、ドイツで経済的に困っている人たち、ならびに毎年、シュプリンガー・ネイチャーが活動しているほかの国に対して資金援助を行っています。今年は、基金からの援助が日本に対して行われることを受けて、大学生・大学院生を対象としたユリウス・シュプリンガー奨学⾦を発足しました。

2021年2月5日から2021年5月10日までの期間、経済的に困難な状況にある日本国内の大学生・大学院生を対象に奨学生を募集します。応募にあたり、大学で修学を継続したいと思う学問や研究に関するエッセイ(日本語)および支給要件を満たすことを確認できる書類の提出が必要になります。審査は、シュプリンガー・ネイチャーの日本法人の選考係が行い、2021年5月31日までに応募者全員に対して一次選考の結果をご連絡します。続いて、一次選考を通過した方を対象に、2021年6月上旬にオンライン⾯接を⾏います。2021年6月中には、奨学生採用者を決定し、結果をご連絡します。採用者には、2021年7月中に奨学金を支給します。応募資格や応募方法の詳細については、 申請フォームのページをご覧ください。

シュプリンガー・ネイチャーの日本法人の代表取締役社長であるアントワーン・ブーケは、今回の奨学生募集にあたり、「シュプリンガー・ネイチャーは、世界中の研究および教育コミュニティーに貢献することを目指しています。ユリウス・シュプリンガー・チャリティー基金は、経済的に困難な状況にある人々のために積極的な財政支援を行っており、毎年異なる国で資金援助をしています。今年は、この基金が日本の大学生ならびに大学院生の修学を支援し、次世代の研究者の育成のために活用されることを嬉しく思います」と語っています。

シュプリンガー・ネイチャーは、2012年に、東日本大震災で被災した東北地方の高校生の大学進学を支援するための奨学金を支給しました。

今回の募集は、ケイロン・イニシアチブならびに研究大学コンソーシアム(RU33)の協力のもと、実施されます。

ユリウス・シュプリンガー奨学⾦に応募するには、申請フォームをご利用ください。

本奨学金に関してお問い合わせされる際は、ユリウス・シュプリンガー・チャリティー基⾦の選考係(charity2021@springernature.com)にメールでご連絡ください。

 

慈善団体であるJulius Springer Charitable Fund e.V. (ユリウス・シュプリンガー・チャリティー基金)は、2004年7月に設立され、必要としている人々のために積極的な財政支援をしています。本団体からの支援の要件は、個人に過失がなく、または特定の理由により支援を必要としている人で、個人または外的な手段によって、経済的に困難な状況から抜け出すことができず、社会福祉制度によって支援、または十分な支援を受けることができない人であることです。詳しくは、 基金のページをご覧ください。

シュプリンガー・ネイチャーは、研究者、教育者、臨床医、その他の専門家に発見への扉を開きます。当社の出版物、書籍、ジャーナル、プラットフォーム、およびテクノロジーソリューションは、世界中で毎日何百万もの人々に届いています。175年以上にわたり、当社のブランドとインプリントは、これらのコミュニティーに信頼される知識の源となっております。今日では、これまで以上に、これらの人々が基礎的な知識にアクセスし、それらの研究を信頼し、理解し、利用できるようにすることが当社の責任であると考えています。それによって、研究者がより良い成果を創出し、前進し、後に続く世代の恩恵となるよう努めています。

詳しい情報は、group.springernature.com をご覧いただき、@SpringerNature のフォローをお願いいたします。

NPO法人ケイロン・イニシアチブは、研究者と家族、サイエンスと社会を繋ぐことを目指し、以下のような「研究者と家族」の支援を通じて、産官学「民」連携による科学とイノベーションの推進に貢献します。

  1. 新しい国に挑戦する研究者と家族が直面する様々な問題に対して、実体験に基づく解決策を紹介する
  2. フェローシップ、研究費では賄い切れない家族のライフをサポートし、研究者の家族自身が応募できる助成金制度
  3. 教育やキャリア推進など家族に関連する既存の取り組み、民間の奨学金や企業のサポートなど研究者に対する既存の取り組み、それらの仲介及び連携

詳細は、 ケイロン・イニシアチブのページ をご覧ください。

研究大学コンソーシアムは、研究力強化に取り組む33の大学及び大学共同利用機関法人がコンソーシアムを形成し、各大学等における先導的取組や課題の発信・共有によりネットワーク化を推進するとともに、それら取組の全国的な普及・定着を目的として設立されました。
研究大学コンソーシアムでは、研究力強化に積極的に取り組む大学等における好事例の共有やHP・シンポジウムを活用した情報発信、また、研究力強化の方策・体制の整備等に関する共通の課題について、必要に応じて文部科学省関係部局を交えた俯瞰的な討議を行っています。
詳細は、 研究大学コンソーシアムのページをご覧ください。

応募について
シュプリンガー・ネイチャー・グループ
ユリウス・シュプリンガー・チャリティー基⾦ 選考係
メールアドレス:charity2021@springernature.com

〒105-6005
東京都港区⻁ノ⾨4-3-1 城山トラストタワー5F

プレスリリースについて
宮﨑 亜矢子
シュプリンガー・ネイチャー
コミュニケーションズ
E-mail: ayako.miyazaki@springernature.com

 

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 総合化学大手5社、前期は空前の好決算・経常最高益更新
  2. 化学的に覚醒剤を隠す薬物を摘発
  3. 植物改良の薬開発 金大・染井教授 根を伸ばす薬剤や、落果防止のも…
  4. 極小の「分子ペンチ」開発
  5. ビールに使われている炭水化物を特定する方法が発見される
  6. ノーベル医学生理学賞、米の2氏に
  7. 特許資産規模ランキング トップ3は富士フイルム、LG CHEM、…
  8. リピトールの特許が切れました

注目情報

ピックアップ記事

  1. アメリカ化学留学 ”立志編 ー留学の種類ー”!
  2. 【第14回Vシンポ特別企画】講師紹介:酒田 陽子 先生
  3. スピノシン Spinosyn
  4. 福井鉄道と大研化学工業、11月に電池使い車両運行実験
  5. 【PR】 Chem-Stationで記事を書いてみませんか?【スタッフ募集】
  6. 日本薬学会第125年会
  7. 「非晶質ニッケルナノ粒子」のユニークな触媒特性
  8. ニホニウムグッズをAmazonでゲットだぜ!
  9. [12]シクロパラフェニレン : [12]Cycloparaphenylene
  10. Whitesides’ Group: Writing a paper

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2021年2月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728

注目情報

最新記事

有馬温泉で鉄イオン水溶液について学んできた【化学者が行く温泉巡りの旅】

有馬温泉の金泉は、塩化物濃度と鉄濃度が日本の温泉の中で最も高い温泉で、黄褐色を呈する温泉です。この記…

HPLCをPATツールに変換!オンラインHPLCシステム:DirectInject-LC

これまでの自動サンプリング技術多くの製薬・化学メーカーはその生産性向上のため、有…

MEDCHEM NEWS 34-4 号「新しいモダリティとして注目を浴びる分解創薬」

日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、新たにオープン…

圧力に依存して還元反応が進行!~シクロファン構造を活用した新機能~

第686回のスポットライトリサーチは、北海道大学大学院理学研究院化学部門 有機化学第一研究室(鈴木孝…

第58回Vシンポ「天然物フィロソフィ2」を開催します!

第58回ケムステVシンポジウムの開催告知をさせて頂きます!今回のVシンポは、コロナ蔓延の年202…

第76回「目指すは生涯現役!ロマンを追い求めて」櫛田 創 助教

第76回目の研究者インタビューは、第56回ケムステVシンポ「デバイスとともに進化する未来の化学」の講…

第75回「デジタル技術は化学研究を革新できるのか?」熊田佳菜子 主任研究員

第75回目の研究者インタビューは、第56回ケムステVシンポ「デバイスとともに進化する未来の化学」の講…

第74回「理想的な医薬品原薬の製造法を目指して」細谷 昌弘 サブグループ長

第74回目の研究者インタビューは、第56回ケムステVシンポ「デバイスとともに進化する未来の化学」の講…

第57回ケムステVシンポ「祝ノーベル化学賞!金属有機構造体–MOF」を開催します!

第57回ケムステVシンポは、北川 進 先生らの2025年ノーベル化学賞受賞を記念して…

櫛田 創 Soh Kushida

櫛田 創(くしだそう)は日本の化学者である。筑波大学 数理物質系 物質工学域・助教。専門は物理化学、…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP