[スポンサーリンク]

archives

4-ベンゾイル安息香酸N-スクシンイミジル : N-Succinimidyl 4-Benzoylbenzoate

S0863.gif

ベンゾフェノンを有する光クロスリンカー

4-ベンゾイル安息香酸N-スクシンイミジルは,N-スクシンイミジル部位と光反応性のベンゾフェノン部位を併せ持つクロスリンカーです。N-スクシンイミジル部位はアミノ基と反応結合し,ベンゾフェノン部位は光励起により近傍の基質と共有結合を形成します。
一例として,Lightowlersらはペプチド核酸(PNA)オリゴマーのN末端にN-スクシンイミジル部位を反応させ,次いでPNAとマッチしたDNAオリゴマーをハイブリダイズさせた後にUV照射することで,DNAオリゴマーをベンゾフェノン部位と結合させています。これ以外にもペプチドやタンパク質に結合させた後に,抗体などに光クロスリンクさせる事例も報告されており,バイオコンジュゲーションリンカーとして有用です。

G. F. Ross, P. M. Smith, A. McGregor, D. M. Turnbull, R. N. Lightowlers, Bioconjugate Chem. 2003, 14, 962.

関連記事

  1. フタロシアニン鉄(II) : Phthalocyanine Ir…
  2. コランヌレン : Corannulene
  3. 第七回 巧みに非共有結合相互作用をつかうー Vince Rote…
  4. C60MC12
  5. Hantzschエステル:Hantzch Ester
  6. ジピバロイルメタン:Dipivaloylmethane
  7. リチウムイオン電池の特許動向から見た今後の開発と展望【終了】
  8. ペンタフルオロスルファニル化合物

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 今さら聞けないカラムクロマト
  2. ナザロフ環化 Nazarov Cyclization
  3. 混合原子価による芳香族性
  4. マーティン・カープラス Martin Karplus
  5. フルオロホルムを用いた安価なトリフルオロメチル化反応の開発
  6. コランニュレン corannulene
  7. 専門家要らず?AIによる圧倒的高速なスペクトル解釈
  8. 兄貴達と化学物質
  9. MOFはイオンのふるい~リチウム-硫黄電池への応用事例~
  10. 実験室の笑える?笑えない!事故実例集

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

有機合成化学協会誌2019年1月号:大環状芳香族分子・多環性芳香族ポリケチド天然物・りん光性デンドリマー・キャビタンド・金属カルベノイド・水素化ジイソブチルアルミニウム

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2019年1月号がオンライン公開されました。今…

リチウムイオンバッテリーの容量を最大70%まで向上させる技術が開発されている

スマートフォンや電気自動車の普及によって、エネルギー密度が高く充電効率も良いリチウムイオンバッテリー…

学部4年間の教育を振り返る

皆様、いかがお過ごしでしょうか。学部4年生の筆者は院試験も終わり、卒論作成が本格的に始まるまでの束の…

ダイセルが開発した新しいカラム: DCpak PTZ

ダイセルといえば「キラルカラムの雄」として知られており、光学活性化合物を分離するキラルカラム「CHI…

台湾当局、半導体技術の対中漏洩でBASFの技術者6人を逮捕

台湾の内政部(内政省)刑事局は7日、半導体製造に使う特殊な化学品の技術を中国企業に漏洩した営業秘密法…

「低分子医薬品とタンパク質の相互作用の研究」Harvard大学 Woo研より

海外留学記第29回目は、Harvard大学のChiristina Woo研に留学されている天児由佳さ…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP