[スポンサーリンク]

化学者のつぶやき

はしか流行?

[スポンサーリンク]

日本、特に都内の大学では「麻疹(はしか)」が大流行らしい。あちこちの大学で休講が相次いでいるとか。「学級閉鎖なんて小学校以来じゃねーかな?」とか思えて妙に新鮮な日々なり。

とはいえ全く実感が湧きません。なぜなら、ラボの周りのメンバーは誰一人としてはしかで休んだりしてないのです。朝から晩まで実験実験の彼らは体力的にも忍耐力的にも恵まれているのでしょうか。

こういう状況になると「そこら辺に有機溶媒が蔓延してるからウィルスのほうが近寄りがたいんじゃね?」「うちは外界から隔離された牢獄だからねー」「かかるやつらってゆとりでしょ?」などの自虐風味な冗談が飛び交うのも多忙な有機化学系ラボでのお約束。

まあそれはさておき、実のところ、主には10代後半に流行っているとか、予防接種率が低いとか、しばらく流行が無かったために全体として免疫が落ちているとか、その辺が原因みたいです。

「『はしか』の特効薬って合成できたら話題性抜群だよな?」とかいう話も普通に出てました。(よく調べてないですが)そんなものは無い、というのが現状のようですが、研究テーマがそんな短絡的に決まるものであらまほしきはなくもがな(?)。

Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. アゾ重合開始剤の特徴と選び方
  2. クラリベイト・アナリティクスが「引用栄誉賞2020」を発表!
  3. C-H活性化触媒を用いる(+)-リゾスペルミン酸の収束的合成
  4. あなたの分子を特別なカタチに―「CrystalProtein.c…
  5. PCに眠る未採択申請書を活用して、外部資金を狙う新たな手法
  6. SNS予想で盛り上がれ!2020年ノーベル化学賞は誰の手に?
  7. 物凄く狭い場所での化学
  8. 原子半径・電気陰性度・中間体の安定性に起因する課題を打破〜担持N…

注目情報

ピックアップ記事

  1. 有機合成化学協会誌2020年11月号:英文版特集号
  2. 亜鉛–ヒドリド種を持つ金属–有機構造体による高温での二酸化炭素回収
  3. 第43回「はっ!」と気づいたときの喜びを味わい続けたい – 高橋 雅英 教授
  4. 炭素繊維は鉄とアルミに勝るか? 1
  5. 「決断できる人」がしている3つのこと
  6. 高脂血症治療薬の開発に着手 三和化学研究所
  7. ブロック共重合体で無機ナノ構造を組み立てる
  8. 「弱い相互作用」でC–H結合活性化を加速
  9. アレクサンダー・リッチ Alexander Rich
  10. 小6、危険物取扱者乙種全類に合格 「中学で理科実験楽しみ」

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2007年6月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

注目情報

最新記事

アンモニウム構造によりラジカル種の発生位置を完全に制御!

第710回のスポットライトリサーチは、関西学院大学理工学研究科 村上研究室の榊原 陽太(さかきばら …

化学つれづれ草【ある研究者の回想】

概要物理化学者で量子機能材料を専門とする著者によるエッセイ集.化学者としての研究,教育,人生…

第60回有機反応若手の会

開催概要有機反応若手の会は、有機化学分野で研究を行う全国の大学院生を中心とした若手研究者が集い、…

ノーベル賞受賞者と語り合う5日間!「第18回HOPEミーティング」参加者募集!

申し込みはこちら概要主催:独立行政法人 日本学術振興会(JSPS)開催地:神奈川…

光触媒による高効率なCO2還元の実現―まさかの光を弱く当てることが重要だった―

第709回のスポットライトリサーチは、東京科学大学 理学院(前田研究室)博士後期課程2年の仲田竜一 …

「π-πスタッキング」という言葉が生む誤解【芳香環の相互作用を見直す: 前編】

芳香環が平行に並んで近接しているとき、その構造を「π–π スタッキング」と表されることがよくあります…

一重項酸素によるC(sp2)−P結合切断を用いた長波長光によるリン化合物のアンケージング

第 708 回のスポットライトリサーチは、同志社女子大学 薬学部 医療薬学科 5…

マテリアルズ・インフォマティクスにおける画像解析の活用ガイド

開催概要材料開発において、電子顕微鏡やX線トモグラフィーを用いて材料の微細構造を観察するために画…

世界初のPROTAC医薬、ついに承認 ―「タンパク質を阻害する」から「分解する」時代へ

2026年5月、創薬化学の歴史に残る大きな出来事が起きました。米国 FDA は、…

有機蛍光とは異なる新しい有機りん光の分子設計指針の発見

第707回のスポットライトリサーチは、電気通信大学 情報理工学研究科(牧昌次郎研究室)の林希久也 助…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP