[スポンサーリンク]

化学者のつぶやき

耐薬品性デジタルマノメーター:バキューブランド VACUU・VIEW

[スポンサーリンク]

突然ですが、「バキューブランド」って会社知っていますか?

合成化学系の先生方はご存知の人が多いと思いますが、名前から何となく分かる通り、真空ポンプの会社です。オイルポンプは扱っておらずダイヤフラムポンプ専門です。

日本代理店はとーっても小さな会社なのですが、なぜそこそこ有名かというと、よく引いて、壊れにくい真空ポンプだから。

バキューブランドのダイヤフラムポンプ例

 

大学院生のときは研究室はエバポレーターの真空ポンプとしてバキューブランドのポンプを使用しており、壊れたことはありませんでした。バキューブランドの社長が時々現れて、メンテナンスをしてくれたのをよく覚えています。

それから、大学教員になり、独立もしたのですが、残念ながらバキューブランドのポンプには縁がありません。なぜなら、結構良い値段がするからです。「高かろう、良かろう」です。他のポンプに比べて、高速で高い真空度に達し、ダイヤフラムポンプでこんなに引けるんだぐらい減圧度が高いです。お金のある研究室はぜひそこにある、ダイヤフラムポンプをこの会社に変えることをオススメします。

と、褒めちぎったところで、今回紹介するのはポンプではありません。ポンプの減圧度を測るマノメーター(真空計)です。

もう流石にいませんよね?水銀マノメーター

マノメータといえば、水銀マノメーター。

「コックを閉じないで減圧をとくと、割れる」「コックをゆっくりあけなければならない。」そんな話をしても分かる人はどのくらいいるでしょうか。さすがに現在コレをつかっているところはそんなに多くないですよね。近々水銀廃棄物処理が相当厳しくなるという話がうわさで流れており、そろそろ姿を完全に消す日も近いと思います。

液柱型(左)とマクラウド型(右)真空計(出典:岡野製作所)

 

デジタルマノメーター

そのような背景にて、世の中は(いまさらですが)デジタルマノメーターが主流です。

どのくらいの減圧度を測定したいかによりけりですが、安いものならば1万円〜2万円ぐらいで購入可能です。学部の学生実験で学ぶ減圧蒸留レベルならばこれで十分です。合成化学の研究室ならば、より高い減圧度を測定でき、耐薬品性に優れたちゃんとしたものが欲しいところです。

そういう我が研究室には恥ずかしながらなんとマノメーターがありませんでした。隣の研究室から毎回借りていたんですね。さすがにそろそろ購入しようと思い、いくつか調べていた次第です。

私はバキューブランドのピラニー式マノメーター(下記のもの)をずっと使ってましたので、それを購入しようと思いました。価格を聞くと定価30万円。割引を考慮してもちょっとお高めです。というかデザインも大学院生のときとほとんど変わっておらず正直かっこ悪い。というわけでいくつか探していた所、バキューブランドの新しいデジタルマノメーターを紹介されました。

ピラニー式真空計(出典:バキューブランド)

 

デジタルマノメーターVACUU・VIEW (extended)

見た目は以下の通り。比較的カッコよくないですか?美的センスは人それぞれとしても、見た目がいいものに弱い私は、デモしてみたくなりました。

このバキューブランドの新しいデジタルマノメーターは「VACUU・VIEW」と「VACUU・VIEW extended」の2種類、前者は廉価版で、後者はピラニー式の高性能マノメーターです。基本的な機能は上記のものと同様ですが、真空計が中に内蔵されており、コンパクトです。

実際、マニフォールドにつけて使ってみました。なかなかよろしい。機能と見た目と価格(割引済)で即決しました。

ちなみに某研究室ではすべてのマニフォールドに直結させ常時接続して減圧度をチェックしているとのこと(下図)。いやいやそこまではできませんが苦笑。

バキューブランドの担当者に聞いてみると、今年度も幾つかの場所でポンプも含めて付設展示会に展示するとのこと。興味があれば足を運んでみてはいかがでしょうか。「ケムステでみたあれ。」というとスムーズですよ。私のようにデモをしてみるのもおすすめです。以下展示会出展情報とお問い合わせ先です。

展示会出店情報

お問い合わせ

バキューブランド サイエンティフィック ジャパン

東京営業所:〒136-0071 東京都 江東区 亀戸 4-30-8

TEL:03-5836-6217 FAX: 03-5836-6218  E-mail: info-vac@vacuubrand.co.jp

The following two tabs change content below.
webmaster
Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 2010年人気記事ランキング
  2. 2010年ノーベル化学賞予想―トムソン・ロイター版
  3. NIMSフォーラム 「未来のエネルギーをつむぐ新材料・新物質、こ…
  4. Wileyより2つのキャンペーン!ジャーナル無料進呈と書籍10%…
  5. 「芳香族共役ポリマーに学ぶ」ーブリストル大学Faul研より
  6. MSI.TOKYO「MULTUM-FAB」:TLC感覚でFAB-…
  7. アメリカ化学留学 ”立志編 ーアメリカに行く前に用意…
  8. 明るい未来へ~有機薄膜太陽電池でエネルギー変換効率7.4%~

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 多角的英語勉強法~オンライン英会話だけで満足していませんか~
  2. 企業の組織と各部署の役割
  3. 帝人、EV向けメンブレンのラインを拡充
  4. 安全なジアゾ供与試薬
  5. 「遠隔位のC-H結合を触媒的に酸化する」―イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校・M.C.White研より
  6. 東芝やキヤノンが優位、微細加工技術の「ナノインプリント」
  7. 永田試薬 Nagata Reagent
  8. リヒャルト・エルンスト Richard R. Ernst
  9. 科学はわくわくさせてくれるものーロレアル-ユネスコ賞2015 PartII
  10. SlideShareで見る美麗な化学プレゼンテーション

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

「日産化学」ってどんな会社?

―ぶれずに価値創造。私たちは、生み出し続ける新たな価値で、ライフサイエンス・情報通信・環境エ…

有機合成化学協会誌2019年10月号:芳香族性・O-プロパルギルオキシム・塩メタセシス反応・架橋型人工核酸・環状ポリアリレン・1,3-双極子付加環化反応

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2019年10月号がオンライン公開されました。…

有機合成に活躍する器具5選|第1回「有機合成実験テクニック」(リケラボコラボレーション)

以前お知らせしたとおり理系の理想の働き方を考える研究所「リケラボ」とコラボレーションして、特集記事を…

2019年ノーベル化学賞は「リチウムイオン電池」に!

スウェーデン王立科学アカデミーは9日、2019年のノーベル化学賞を、リチウムイオン電池を開発した旭化…

マテリアルズインフォマティクスでリチウムイオン電池の有機電極材料を探索する

第223回のスポットライトリサーチは、沼澤 博道さんにお願い致しました(トップ画像は論文から出典)。…

米陸軍に化学薬品検出スプレーを納入へ

米センサー・システムのフリアーシステムズは、化学兵器として使用されるマスタードガスなどを検出するスプ…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP