[スポンサーリンク]

会告

2018年 (第34回)日本国際賞 受賞記念講演会のお知らせ

[スポンサーリンク]

公益財団法人 国際科学技術財団様より、今年も日本国際賞 受賞記念講演会のお知らせをいただきました。

今年はリチウムイオン電池の開発者として知られる吉野彰博士の登壇に加え、免疫学で傑出した業績を挙げられているマックス・クーパー博士、ジャック・ミラー博士が受賞式参列の為に来日し、あわせて講演くださいます。
参加費は無料です(先着順ですのでご注意を)ので、お近くの方は是非ご参加下さい!

公益財団法人 国際科学技術財団は、2018年(第34回)Japan Prize(日本国際賞)を、吉野 彰博士(日本)と、マックス・クーパー博士(米国)、ジャック・ミラー博士(オーストラリア)に贈ることを発表しました。吉野博士は現在のモバイル・IT社会に欠かせないリチウムイオン電池の考案・開発、クーパー博士・ミラー博士は近年、新たながん治療法等でも注目を集める現代免疫学の礎となる基本コンセプトを構築しています。これを記念し、4月19日(木)、東京大学伊藤国際学術研究センター「伊藤謝恩ホール」にて、三博士の講演会を下記の通り実施いたします。つきましては、講演会の聴講者300名を募集いたします。

<講演会概要>

日時 2018年4月19日(木)18:30~20:30(18:00開場)
会場 東京大学伊藤国際学術研究センター「伊藤謝恩ホール」東京都文京区本郷7-3-1
講演言語 日本語・英語(同時通訳付き)
参加費 無料
定員 300名(先着順 定員に達し次第締め切らせていただきます)

<テーマ>

●「リチウムイオン電池の研究開発と商品化までの道」
講師:吉野 彰 博士(旭化成株式会社 名誉フェロー、名城大学 教授)

●「B細胞とT細胞:免疫の適応能力を支える鍵」
講師:マックス・クーパー博士(エモリー大学医学部 教授)

●「T細胞と適応免疫:発見からがん治療への応用まで」
講師:ジャック・ミラー博士(ウォルター・アンド・イライザ・ホール医学研究所 名誉教授)

<申込方法>

下記のいずれかの方法でお申し込みください。
① ホームページ: http://www.japanprize.jp
※来場の際には自動返信されるメールをご用意ください。
② Fax: 03-5545-0554
※住所、氏名、連絡先をお知らせください。後日、入場整理券を郵送します。
③ Tel: 03-5545-0551

詳細につきましてはプレスリリースをご参照ください(3/17までDL可)。

<本件に関する問い合わせ先>

ジャパンプライズ広報事務局  髙柳・堀越・栗山・松葉
Tel:03-4570-3180 Fax:03-4580-9132 E-mail:pr-media[at]japanprize.jp

私見

本賞は日本にもノーベル賞に匹敵する賞が必要、との趣旨で設置されたものですが、国内での知名度もノーベル賞と比べるとまだまだ高くないように思います。歴史が違うと言ってしまえばそれまでかも知れませんが、自国発の素晴らしいイベントですので、メディアももっと大きく取りあげていいのではないでしょうか? 国も「○年でノーベル賞を○人出す!」といった類の目標を立てるのではなく、「日本発のノーベル超え賞を実現してやろう!」ぐらいの目標をたてる方が、ずっと良いんじゃないかと個人的には思っています。

世界的な権威賞として方々から認められるにはもちろん地道な活動が必要ですが、日本国を世界に押し出す取り組みの一環として、筆者個人は本賞をこれからも応援したいと思っております。

関連動画

関連リンク

Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. 三員環内外に三連続不斉中心を構築 –NHCによる亜鉛エノール化…
  2. 元素記号に例えるなら何タイプ? 高校生向け「起業家タイプ診断」
  3. 典型元素触媒による水素を還元剤とする第一級アミンの還元的アルキル…
  4. 化学系企業の採用活動 ~現場の研究員視点で見ると~
  5. 【12月開催】第十四回 マツモトファインケミカル技術セミナー  …
  6. 海外留学ってどうなんだろう? ~きっかけ編~
  7. 【朗報】HGS分子構造模型が入手可能に!
  8. 超分子ポリマーを精密につくる

注目情報

ピックアップ記事

  1. フランシス・アーノルド Frances H. Arnold
  2. ロタキサンを用いた機械的刺激に応答する効率的な分子放出
  3. 創薬におけるモダリティの意味と具体例
  4. ロビンソン環形成反応 Robinson Annulation
  5. 未来の製薬を支える技術 – Biotage®金属スカベンジャーツールキット
  6. 文具に凝るといふことを化学者もしてみむとてするなり ⑦:「はん蔵」でラクラク捺印の巻
  7. Dead Endを回避せよ!「全合成・極限からの一手」⑦(解答編)
  8. 高峰譲吉の墓
  9. 自動車のスリ傷を高熱で自己修復する塗料
  10. 秋山・寺田触媒 Akiyama-Terada Catalyst

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2018年2月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728  

注目情報

最新記事

第54回ケムステVシンポ「構造から機能へ:ケイ素系元素ブロック材料研究の最前線」を開催します!

今年も暑くなってきましたね! さて、本記事は、第54回ケムステVシンポジウムの開催告知です! 暑さに…

有機合成化学協会誌2025年7月号:窒素ドープカーボン担持金属触媒・キュバン/クネアン・電解合成・オクタフルオロシクロペンテン・Mytilipin C

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2025年7月号がオンラインで公開されています。…

ルイス酸性を持つアニオン!?遷移金属触媒の新たなカウンターアニオン”BBcat”

第667回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院工学系研究科 野崎研究室 の萬代遼さんにお願いし…

解毒薬のはなし その1 イントロダクション

Tshozoです。最近、配偶者に対し市販されている自動車用化学品を長期に飲ませて半死半生の目に合…

ビル・モランディ Bill Morandi

ビル・モランディ (Bill Morandi、1983年XX月XX日–)はスイスの有機化学者である。…

《マイナビ主催》第2弾!研究者向け研究シーズの事業化を学べるプログラムの応募を受付中 ★交通費・宿泊費補助あり

2025年10月にマイナビ主催で、研究シーズの事業化を学べるプログラムを開催いたします!将来…

化粧品用マイクロプラスチックビーズ代替素材の市場について調査結果を発表

この程、TPCマーケティングリサーチ株式会社(本社=大阪市西区、代表取締役社長=松本竜馬)は、化粧品…

分子の形がもたらす”柔軟性”を利用した分子配列制御

第666回のスポットライトリサーチは、東北大学多元物質科学研究所(芥川研究室)笠原遥太郎 助教にお願…

柔粘性結晶相の特異な分子運動が、多段階の電気応答を実現する!

第665回のスポットライトリサーチは、東北大学大学院工学研究科(芥川研究室)修士2年の小野寺 希望 …

マーク・レビン Mark D. Levin

マーク D. レビン (Mark D. Levin、–年10月14日)は米国の有機化学者である。米国…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP