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文具に凝るといふことを化学者もしてみむとてするなり⑳ドッキングステーションの巻

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外部モニターやマウスといったアクセサリーをまとめてノートパソコンにケーブル一本で接続できる機器、ドッキングステーションをレビューします。

はじめに

ノートパソコンを使用していても自席では、外部モニターやマウス、外付けキーボードを接続しデスクトップパソコンのように使っている方もいるかと思います。ノートパソコンをさほど持ち歩かない場合には問題ではありませんが、会議や在宅ワークなどで頻繁に持ち歩く場合には、そのたびに接続しているケーブル類を抜き差ししなければならず面倒になってしまいます。多くのコネクターには裏表があり、差し込みには特に手間取ることも多々あります。そんなケーブル類の抜き差しの手間を省くことができるのがドッキングステーションであり、外部モニター接続やUSB、LANケーブルをPCではなくドッキングステーションに接続し、PCへはUSB-Cケーブル一本で接続することができます。

以前は、ノートパソコンの下部に専用の端子があり、PCをガチャンとはめ込む特定の機種専用のドッキングステーションが主流でしたが、USB-Cの普及に伴いUSB-Cケーブルで接続するのが主流となっています。

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以前の主流だったパソコンをはめ込むタイプのドッキングステーション

USB-Cでの接続では汎用性が高く、パソコンメーカーからだけでなくサードパーティー製のドッキングステーションもたくさん発売されています。

インターフェイスの種類

機種選定に行く前に、現在主流のインターフェイスを一通りおさらいします。

まずUSBですが、最大通信速度ごとにたくさんの種類があるものの、それぞれに対応する端子としてはUSB Type-AとType-Cの二種類のみとなっています。

USBの名称と転送速度とコネクターの種類、それぞれの詳細な違いは他サイトを参照ください。

USB Type-C (USB-C)はスマホの接続ケーブルで広まり、少し前はLightningはiPhone用でUSB-CはAndroidスマホのケーブルという印象がありました。現在では応用範囲が拡大し、高速通信・高速充電に使われる端子・ケーブルになりつつあります。自分の会社支給のWindows ノートPCにはUSB Type-AとCが2個ずつあり、MacBook Airに至ってはUSB-Cしかありません。

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上の表は通信速度の話であり、充電は別の話となります。高速充電の規格としてはUSB PD (Power Delivery)があり、最大240Wまでの電力供給を行うことができます。ワット数が大きいほど充電速度は速くなりますが、給電装置としては高価になります。パソコンやスマホ側にも最大ワット数は決まっており、むやみにワット数が大きい給電装置を買っても性能を発揮できない場合があります。

ドッキングステーションの選定にはおいては、まずドッキングするノートPCの対応通信・充電規格を確認し、その上で何をドッキングステーションのUSBで接続するかで機種を絞ることができるかと思います。ドッキングステーションでは、充電ができない通信専用のUSBポートの場合もあるので充電目的のUSB使用には注意が必要です。

次にモニター出力ですが、現在の主流はHDMIとDisplayPortです。それぞれに端子があり、新しいバージョンほど高解像度・高リフレッシュレートの画面出力に対応します。

HDMIとDisplayPortの種類

ドッキングステーションでは、出力先したいモニターの数とそのモニターが対応している端子によって機種が絞られると思います。Macの場合、2ポート以上出力できるドッキングステーションを使っても2画面で拡張出力できない場合もあるため、2画面以上での使用には仕様の確認が必要です。

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その他のインターフェイスとして、有線LAN端子SDカードリーダー、オーディオジャックなどがあり、ドッキングステーションによってはこれらも搭載しています。

機種選定

正直、ドッキングステーションはずっと購入を検討していましたが、なかなか決められず3か月ほど迷ってこの機種を購入しました。迷った機能のポイントは以下の通りです。

  • ノートPCへの給電機能:あり、なし
  • 給電用USB-Cポート:あり、なし
  • Macでのマルチ画面出力:可、不可
  • 形状:箱型、モニター台型、ノートPC立て掛け型

ノートPCへの充電もドッキングステーション購入目的の一つでしたので、ドッキングステーションが電源タップに接続できて、ノートPCを充電できる機種を選択しました。一方、スマホや外部機器充電のためのUSB-Cポートはあれば便利ですが、机の充電環境で十分でしたので最終的には、給電用USB-Cポートは無い機種を選びました。Macでのマルチ画面出力については、4Kモニターを一台使用しているので、未対応のモデルにしました。最後に形状ですがドッキングステーションで一番解決したい問題は、接続するノートPCの置き場所であることに気づき、ノートPCを立て掛けできるモデルを選択しました。他の選択肢については最後に紹介します。

では自分が購入した機種、サンワダイレクト ドッキングステーションの紹介に移りますが、最大の特徴はノートPCを立て掛けるスタンドにドッキングステーションの機能が搭載されている点です。

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机で使うときはデスクトップPCも併用しているため(なぜ机でノートPCを使っているのかと思われますが。。。)マウスもキーボードもモニターもあり、ノートPCを開いておく必要がありません。そのため閉じて立て掛け、省スペースで使用できる点は、自分にとって大きな利点です。

本体、黒い部分はシリコーンゴム

ボディはアルミでそれなりの重さがありしっかりとしています。各部にシリコーンゴムが付いていてノートPCや机に傷がつく恐れも少ないです。立て掛ける幅は2cmで、MacBook Airではやや斜めになるくらい余裕があり、最近の事務作業向けノートPCならどれでも入る幅かと思います。

MacBook Airを立て掛けた様子

ポートを右から見ていくと、ドッキングステーションに電力を供給するためのUSB-C, ノートPCに接続するためのUSB-C、HDMI、USB-A、有線LANとなります。

ポート

ノートPCへの給電機能のあるドッキングステーションでは、ACアダプタが付属していて専用のジャックが接続できる機種が多いですが、この機種にはACアダプタは付属しておらずUSB-Cの充電器を別途用意する必要があります。また給電しない時はこのポートからスマホなどに給電することも可能ですが、MacBook AirではノートPC画面を閉じて使用するクラムシェルモードに移行できませんでした。パソコンスタンドとして使用する場合には有用かもしれません。

ケーブルを接続して机に置いた様子

MacBook Airでの動作については全く不満は無く、USB機器の動作や画面出力に問題はありません。会社支給のノートPCも接続してみましたがアプリケーションなどのインストールも必要なく、問題なく使用できました。キーボード入力でスリーブモードから脱出できるのでノートPCを物理的に開くことなく立ち上げることができます。

他の機種

参考までに迷っていた商品も紹介します。

一つはAnker 563 USB-C ドッキングステーションです。特徴はMacBookにおいて、最大3つのディスプレイに出力できる点です。3画面環境を目指すならば、おすすめのドッキングステーションです。

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もう一つは、Anker 675 USB-C ドッキングステーションで、モニタースタンドとドッキングステーションが一つになった画期的な商品です。USBポートが豊富で、またワイヤレス充電パッドまで装備されています。最近発売されましたが、初回セールの影響かAmazonでは在庫切れとなっています。

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PCの周辺機器が多くなってくると接続するケーブルも多くなってきます。そんな状況を整理するのにもドッキングステーションは有用だと思います。ドッキングステーションによって接続できるインターフェイスは様々ですので、購入する場合には将来の拡張プランを踏まえて機種を選定することをお勧めします。

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ただの会社員です。某企業で化学製品の商品開発に携わっています。社内でのデータサイエンスの普及とDX促進が個人的な野望です。

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