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2023年ノーベル化学賞ケムステ予想当選者発表!

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個人的に長期間海外と集中講義で外出しており、発表遅くなりましてごめんなさい。

2023年ノーベル化学賞が発表されました。「量子ドットの発見と合成」。すべての受賞者を当てることはできませんでしたが、受賞対象はバッチリ。サイドで予想していた、mRNAワクチンの開発:Katalin Karikó (カタリン・カリコ)も医学生理学賞受賞と、今年はケムステ予想が的中した年になります。

さて、みなさまはいかがでしたでしょうか? 本記事では、ケムステのノーベル化学賞予想企画の正解者と当選者をお届けします。

どんな企画?

こちらをご覧いただければわかると思います。

下記の受賞予想と2022年の候補者リストを参考にしながら、お持ちのSNSアカウント(X・Facebook)またはケムステSlackで、

#ケムステ化学賞予想

というハッシュタグを付け、受賞が予想される化学者名と受賞理由をつぶやいて下さい。必ず

化学賞はなかなかズバッと当てられないので、今年、1アカウントあたりの予想投票数は上限無しとします。つまり気軽につぶやけばつぶやくほどチャンスは増えます!! アカウント種の個人・団体は問いません。

見事予想的中に至ったつぶやきは、可能な限りケムステスタッフが回収して抽選に附し、当選者にAmazonギフト券10,000円をプレゼントします!今年は当選者 最大10名です!

化学者名と受賞理由を書いてくださいね!ということでした。というわけで前回に続いて理由がないものは、当選者からは除外させていただきます。

果たして結果は??

それでは結果を発表します!(今回は参加されたかがほとんどXでした。)

一番早い的中者です。ケムステ予想と同じですが、しっかりのっかっているのはさすがです。

続いての正解者。これもケムステ予想と同じですね。

これも予想と同じ。

うーむ残念、理由がありません!

1名だけですが素晴らしい。しっかり理由も当てました。

素晴らしい。もっとも当てた当選者です。

1名ですが、的確に当てています。

2名正解!

時間切りギリギリセーフ1名ですが的中です。

当選者発表!

というわけで、上記の9名が今年の受賞者名を当てました!加えて理由のあった以下の8名の方がAmazonギフト券当選者となります!

  • カロフィコ (@as_nyadeko)さん
  • フラリーマン@Windows2002 (@ponkich318)さん
  • ねふ (@nef_coffee)さん
  • Kohei (@Organi_K_chem)さん
  • LEVY@駅メモとか (@kbtk0912)さん
  • みゃーこ (@FaceUtfa05)さん
  • dia (@Diabolo2V)さん
  • Peter Crouch (@bluechelsea1121)さん

というわけで、後日上記の当選者の方々には連絡させていただきます。(追記:2名ほど連絡が取れない方がいます。今年中でないと無効になってしまうのでご連絡いただければと思います。11月30日記

予想理由について

アマギフ送信時にどうしてこの受賞理由と受賞者を予想したのか聞いてみました。

本命は大方の予想と同じOmar Mwannes Yaghiらとしていました。また、生化学分野の受賞が多いため、次点で次世代シーケンサーDavid Deamerらを予想していました。第三候補として、学生時代糖鎖化学を専門にしていたことから翁啓恵を予想していました。 そして、第四候補としてケムステさんの記事で無機化学分野が予想されていましたので、量子ドット関係を予想しました。また、ノーベル賞は物理寄りの分野において発見者を重視する傾向がありますので、Alexei Ekimovらを選びました。(結果としてMoungi Bawendiを外しました) 第5候補以降もたくさん予想した中の1件が当たっただけですので、実情としては当たったと言っていいかは微妙です…。dia (@Diabolo2V)さん

量子ドットの応用技術が世間一般に普及しているから。フラリーマン@Windows2002 (@ponkich318)さん

量子ドットは日々、様々な応用が報告されており、その理論構築や発展に寄与した方々がいつノーベル賞を受賞してもおかしくない分野だと思っておりました。当方の周囲でも、恩師が量子ドットの合成に関して共同研究を行ったり、ナノ粒子の分析デバイスへの応用に取り組む者がいたりと、間接的にではあるものの身近になりつつあるマテリアルでした。そうしたタイミングだったので、ケムステ予想に相乗りする形で票を投じました。 本年も楽しい予想企画を開催いただき、ありがとうございました。当選者として挙げていただいたことに御礼申し上げます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。カロフィコ (@as_nyadeko)さん

金をナノサイズの粒子(約30 nm)にすると「金色」から「赤色」に変化することを大学の授業で学び、「量子ドット」に興味を持ちました。 そこで自分なりに量子ドットについて調べたところ、量子ドットは液晶ディスプレイの材料や太陽電池の電力変換効率向上のための材料、タンパク質および生体内のガン細胞の可視化といった様々な分野で使用されていることを知り、ノーベル化学賞に価する研究成果だと思い選びました。 また、物理化学分野での受賞が2014年を最後にありませんでしたので、可能性が高いのではないかとも思いました。Kohei (@Organi_K_chem)さん

去年の受賞内容から、今年は有機でも生化学でもなく無機系、中でも物性物理寄りの分野になるのかなと考えていました。分野的には正直詳しくはないのですが、名前を聞いたことがある有名なトピックでまだノーベル賞が出ていないものを挙げたという感じです。ヤマが当たって良かったですLEVY@駅メモとか (@kbtk0912)さん

最近、ナノ物理分野の受賞が少なかったため、この分野から選んだ。ねふ (@nef_coffee)さん

来年もよろしくおねがいします!

当選10名で臨んだケムステ化学賞予想。今年も代表のお小遣いから放出します。2名分は来年にキャリーオーバーしますね!

というわけで1年に一度の化学の祭典みなさまお疲れさまでした!。来年も楽しみに待ちましょう!ぜひ来年は(も)ご参加を!

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Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

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