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私がケムステスタッフになったワケ(3)

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オンライン座談会『ケムステスタッフで語ろうぜ』第1回。3月20日あたりから4月10日あたりまでフェイスブックのケムステグループで交わされたやりとりです。テーマは「なぜケムステスタッフになったのか」。本音あり、脱線ありの、混沌としたこの企画。記事の内容は、ケムステスタッフの平凡なオンライン座談会を淡々と抜粋したものです。過度な期待はしないでください、ね。

企画「ケムステスタッフで語ろうぜ」の詳細はこちら、ケムステ記事「オンライン座談会『ケムステスタッフで語ろうぜ』開幕」をご覧ください。

長くなってしまったのでいくつか分割してお届けしています(第一回第二回)。この記事は第三回で、メインの回答者は2人。両者とも大学で研究・携わる教員スタッフです。

大学教員スタッフ1から。

 

3日坊主ならぬ3ヶ月坊主で2005年の終わりくらいにYahooにて有機合成のブログをやっていました。やってみて分かったのは更新のしんどさと読者の少なさ。モチベーションを保てず挫折しましたが、自分の仕事ではないけど面白いと思う化学を発信するという願望はどこかに持っていました。

ケムステの熱心な読者だった訳ではなく、学生が見ているのを横目で見ているだけでしたが、ある時MacだったかChemDrawだったかの検索でケムステがヒットしてそれ以来たまに訪問するようになりました。思い返せばその検索がきっかけなんですね。その後しばらくしてスタッフ募集の記事を見て飛びついて今にいたります。

なぜスタッフに応募したのか? まず潜在的な願望、そして提供されている環境、このサイトに書いてみたいという日頃からの羨望、最後に代表が知っている方だったという入り込み易さですかね。

 

 スタッフA

「提供されている環境」というのは、読者&反響が多いって事ですか?

 

 

記事を書いたらひょいとアップロードできる環境のことです。反響は大きいにこしたことはありませんが、まずYahoo blogで図をアップしたりサイトを装飾したりするのは骨の折れる作業でした。

 

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スタッフB

やっぱりちょっとはずれた分野の話を撒いておくのはいいですね。こういう方が引っかかる(笑)

 

あらためてそう思います。これだけの情報過多な世の中で固定客をつかむための「入り口」こそ重要で、できるだけ広く大きく、そして容易に入れる「入り口」を設けるかが狙い所かもしれません。一方で私のように潜在的な願望はあってもハードルが高そうに見えたらアプライしなかったでしょうね

 

スタッフB

確かに昔から感じますが、スタッフ応募や記事作成などに関しても、皆自分の中でハードルを勝手にあげてしまってるようなんですよね。この辺どうにかならないもんかと。

 

ハードルは高いかもしれませんね。最近は記事作りのサイクルが自分の中でできつつあるのですが、アイキャッチ画像の作成にはどうしても時間がかかってしまいます。いいものを作ろうとしてはいるのですが、逆にそういうのを見て自分は無理だなんて思われてやしないだろうかと思ったりもします。記事作成のハードルとして、アイキャッチ画像、(実は不必要なんだけど)htmlの知識、アフィリエイトの作成があると個人的には思います。

 

スタッフC

読んだ論文の3行感想を書いていくくらいでもいいですよね、初期の記事も短いですし。

 

スタッフB

ぜんぜんかまいません。もっと気楽にやってもらっていいでしょう。マイナな世界をどんどん表に出しておく、ということ自体に意義があると思っています。

 

スタッフC

質問があります。まわりでケムステ読者の「学生」ってどのくらいいますか。当時と最近のこと、気になります。

 

ラボのメンバーで院生だったら大体見ていそうに思います。

 

スタッフD

そういえば私のいた○○大○学部では、NMR室のパソコンのトップが「化学者のつぶやき」でした。みんなNMR測定中にケムステ読んでました。なのでそこの学生は全員読んでました。今いるラボでは、院生の半分くらいは読んでいると思います。

 

 

続いて、もう一人の大学教員スタッフ2から。

 

博士取得後十数年。大学内および学会内での教育研究活動だけでは何か物足りなくなってきました。常日頃、大学や学会の壁を越えて人と人とを結びつけるためにちょいちょい活動していたのですが、思ったようには進まず。そんなある日スタッフ募集の案内が目にとまりました。とりあえず何か出来るかな、と言う気持ちで飛び込みました。・・・という割には活動量が少ないので、結果としては若い世代の人たちからエネルギーを頂くという形になっています。

 

スタッフA

「ちょいちょい活動」ってどんな事してたんてすか?

 

メーリングリスト(ML)と飲み会です。いろんな研究室の人を交えての飲み会は、私が学生のころからやっています。ひどいときは40人以上で飲んでましたね。結果として、自分の人脈は大きくなったのですが、知人友人間でのつながりの成長はあまりなく、何か上手い方法は無いかなぁと今でも考えております。

 

スタッフA

MLって誰向けですか?管理面倒ですよね?

 

おおよそ、学会などでお目にかかった人たちです。管理はヤフーのものを使っていたのでたいしたことはなかったです。ML自体は現存していますが、SNSの方が便利なのでそちらを活用しております。

 

スタッフA

どんな事発信してました?学会時の飲み会告示とか笑?

 

もちろん飲み会です!まあ、主としてセミナーの案内ですね。知り合いの講演会の宣伝など。

 

スタッフA

そう、意外とセミナー案内来ないんですよね。ソフトウェアのユーザー会行ってもいつも同じ顔ぶれ…。だからそういう情報流すのも有用ですよね

 

確かに、企業のメンバーの方は重宝していると言っていました。MLは外から見えないのも良かったのかもしれません。

 

スタッフB

「意外とセミナー案内来ない」これはそのとおりで、有益なものでもまったく知られてない。会誌の裏側とかに結構載ってますが、一元化されてないのでなんだかんだで不便なんですよね。ネットはそういう情報リーチが個人レベルでできるのでいいですよね。リンダウ会議も今年はかなり応募者が増えたようですし(ケムステ効果に間違いないと信じてます)。

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スタッフC

確かにリンダウ会議はケムステで知りました。自分が院生の時に知ってたら・・・なんてね。

 

スタッフA

今でも情報集め大変ですもん。結果としてケムステの情報発信もまだまだです。開催側が前例踏襲で人集めの工夫してないですね。「ケムステさん、ニュース書いて」って言ってくれたら書くのに。

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Green

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静岡で化学を教えています。よろしくお願いします。
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