[スポンサーリンク]

化学一般

菌・カビを知る・防ぐ60の知恵―プロ直伝 防菌・防カビの新常識

[スポンサーリンク]

内容

ズバリ、菌やカビのことをわかりやすく解説している本です。第一章では、菌やカビの基本的な性質を紹介しています。第二章では、菌やカビの特筆すべき生態や人間への実害を解説しています。第三章、第四章では、菌やカビへの対策を身の回りの場所別にまとめてあります。

 

対象

基礎から解説していて、科学に馴染みが薄い人でも読みやすい内容となっています。その一方で、実験結果を多数紹介しているため専門家にとっても身の回りの事実を再認識させられる内容だと思います。普段カビと戦っている主婦の方には、効率よく戦うヒントがたくさん書かれているので、ぜひ読んでいただきたいと思います。

 

解説

私は生物にはそんなに詳しくなかったので、この本を読む前までは、とりあえず乾燥させる、とりあえず強い洗剤を使えばカビは防げると思っていました。また、ボツリヌス菌やO-157は珍しい菌でひょっこり出てきて人間に悪さをするものだと想像していました。しかし、この読むことでたくさんの菌が私たちに病気を引き起こす可能性があり、それぞれ特徴が異なることを知りました。その一方で、抗菌グッズは効果がないと思い込んでいましたが、ISO規格でテストされた公認のグッズがあることを知り見直しました。菌やカビは、生物の分野で主に研究されていますが、菌が作り出す毒素や菌を殺すための殺菌剤は、化学物質ですので化学を専攻するケムステ読者の皆さんには、基礎知識として是非一読してほしい一冊です。

ちなみにこの本では、基本的に悪い菌のみを紹介していますが、もやしもんを髣髴とさせる尾崎たえこさんのかわいいキャラクターによって菌を憎めなくなってしまいます。

キャプチャ

エアコンのカビの話

 

関連書籍

関連記事

  1. Greene’s Protective Groups…
  2. 化学で何がわかるかーあなたの化学、西暦何年レベル?ー
  3. 日本にノーベル賞が来る理由
  4. 化学のブレークスルー【有機化学編】
  5. 化学者たちのネームゲーム―名付け親たちの語るドラマ
  6. 研究室で役立つ有機実験のナビゲーター―実験ノートのとり方からクロ…
  7. 「えれめんトランプ2.0」が発売された
  8. 一流ジャーナルから学ぶ科学英語論文の書き方

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. オルトチタン酸テトライソプロピル:Tetraisopropyl Orthotitanate
  2. 稲垣伸二 Shinji Inagaki
  3. マイケル・オキーフィ Michael O’Keeffe
  4. エリック・ジェイコブセン Eric N. Jacobsen
  5. 研究室での英語【Part 3】
  6. 有機反応を俯瞰する ーリンの化学 その 1 (Wittig 型シン脱離)ー
  7. システインから無機硫黄を取り出す酵素反応の瞬間を捉える
  8. 武田オレフィン合成 Takeda Olefination
  9. DNAに電流通るーミクロの電子デバイスに道
  10. 米化学大手デュポン、EPAと和解か=新生児への汚染めぐり

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

日本化学会 第100春季年会 市民公開講座 夢をかなえる科学

■ 概要企画名:    市民公開講座 夢をかなえる科学主催:        公益社団法人…

第48回―「周期表の歴史と哲学」Eric Scerri博士

第48回の海外化学者インタビューは、エリック・セリー博士です。英国で教育を受け、カリフォルニア大学ロ…

ペプチド縮合を加速する生体模倣型有機触媒

2019年、ニューヨーク大学のParamjit S. Aroraらは、活性アシル中間体への求核付加遷…

第47回―「ロタキサン・カテナン・クラウンエーテルの超分子化学」Harry Gibson教授

第47回の海外化学者インタビューは、ハリー・ギブソン教授です。バージニア工科大学の化学科に所属し、プ…

女優・吉岡里帆さんが、化学大好きキャラ「DIC岡里帆(ディーアイシーおか・りほ)」に変身!

印刷インキや有機顔料世界トップシェアのDIC株式会社は、2020年1月より、数々のヒット作に出演し、…

tRNAの新たな役割:大豆と微生物のコミュニケーション

畑に生えている大豆の根っこを抜いてみると、丸い粒みたいなものがたくさんできています。根粒(こんりゅう…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP