[スポンサーリンク]

D

ディークマン縮合 Dieckmann Condensation

[スポンサーリンク]

 

概要

分子内Claisen縮合による環化反応を、特にDieckmann縮合と呼ぶ。Claisen縮合と同様、各過程は可逆である。α位プロトンを持たない化合物は平衡が生成系に偏らないため、環化体はうまく得られない。

 

基本文献

  • Dieckmann, W. Ber. 1894, 27, 102, 965.
  • Dieckmann, W. Ber. 1900, 33, 595, 2670.
  • Dieckmann, W. Ann. 1901, 317, 51, 93.
  • Hauzser, C. R.; Hudson,B. E. Jr.Org. React. 19421, 266.
  • Schaefer, J. P.; Bloomfield, J. J. Org. React. 196715, 1.
  • Davis, B. R.; Garrett, P. J. Comprehensive Organic Synthesis  1991, 2, 806.

 

反応機構

Claisen縮合を参照。

 

反応例

例[1] acid-o103.gif
dick03.gifdieckmann_4.gif

実験手順

 

実験のコツ・テクニック

 

参考文献

[1] Corey, E. J.; Mitra, E. B.; Uda, H. J. Am. Chem. Soc. 1963, 85, 362. DOI: 10.1021/ja00886a037

 

関連反応

 

関連書籍

 

外部リンク

関連記事

  1. ヘメツバーガー インドール合成 Hemetsberger Ind…
  2. ローゼンムント・フォンブラウン反応 Rosenmund-von …
  3. ベンジルオキシカルボニル保護基 Cbz(Z) Protectin…
  4. ボイランド・シムズ酸化 Boyland-Sims Oxidati…
  5. ワインレブケトン合成 Weinreb ketone synthe…
  6. デス・マーチン酸化 Dess-Martin Oxidation
  7. ネフ反応 Nef Reaction
  8. ブレデレック イミダゾール合成 Bredereck Imidaz…

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 実験ノートの字について
  2. カシノナガキクイムシ集合フェロモンの化学構造を解明
  3. 可逆的付加-開裂連鎖移動重合 RAFT Polymerization
  4. Google Scholarにプロフィールを登録しよう!
  5. エレクトライド:大量生産に道--セメント原料から次世代ディスプレーの材料
  6. 第八回 自己集合ペプチドシステム開発 -Shuguang Zhang 教授
  7. 木材を簡便に透明化させる技術が開発される
  8. 第20回「転んだ方がベストと思える人生を」ー藤田 誠教授
  9. 化学者のためのエレクトロニクス講座~有機半導体編
  10. アラスカのカブトムシは「分子の防寒コート」で身を守る

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2009年7月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

注目情報

最新記事

実験条件検討・最適化特化サービス miHubのメジャーアップデートのご紹介 -実験点検討と試行錯誤プラットフォーム-

開催日:2023/12/13 申し込みはこちら■開催概要近年、少子高齢化、働き手の不足の…

カルボン酸β位のC–Hをベターに臭素化できる配位子さん!

カルボン酸のb位C(sp3)–H結合を直接臭素化できるイソキノリン配位子が開発された。イソキノリンに…

【12月開催】第十四回 マツモトファインケミカル技術セミナー   有機金属化合物 オルガチックスの性状、反応性とその用途

■セミナー概要当社ではチタン、ジルコニウム、アルミニウム、ケイ素等の有機金属化合物を“オルガチッ…

保護基の使用を最小限に抑えたペプチド伸長反応の開発

第584回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院 薬学系研究科 有機合成化学教室(金井研究室)の…

【ナード研究所】新卒採用情報(2025年卒)

NARDでの業務は、「研究すること」。入社から、30代・40代・50代……

書類選考は3分で決まる!面接に進める人、進めない人

人事担当者は面接に進む人、進まない人をどう判断しているのか?転職活動中の方から、…

期待度⭘!サンドイッチ化合物の新顔「シクロセン」

π共役系配位子と金属が交互に配位しながら環を形成したサンドイッチ化合物の合成が達成された。嵩高い置換…

塩基が肝!シクロヘキセンのcis-1,3-カルボホウ素化反応

ニッケル触媒を用いたシクロヘキセンの位置および立体選択的なカルボホウ素化反応が開発された。用いる塩基…

中国へ行ってきました 西安・上海・北京編①

2015年(もう8年前ですね)、中国に講演旅行に行った際に記事を書きました(実は途中で断念し最後まで…

アゾ重合開始剤の特徴と選び方

ラジカル重合はビニルモノマーなどの重合に用いられる方法で、開始反応、成長反応、停止反応を素反応とする…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP