[スポンサーリンク]

ケムステニュース

1日1本の「ニンジン」でガン予防!?――ニンジンの効能が見直される

[スポンサーリンク]

ニンジンといえば古くから健康食品とみなされてきたが、1日に1本のニンジンを食べることでガン予防につながるという研究結果が報告され、ニンジンの効能が改めて見直されていることが伝えられた。ニンジンの健康効果については比較的よく知られていたものの、ニンジンに含まれるどの成分が健康に有効なのかはこれまで謎とされてきた。しかし今回、ニューキャッスル大学とデンマークの合同研究チームが行った研究では、ニンジンに含まれているファルカリノール(falcarinol)という化学成分が、ガン予防に貢献して「ることが分かったという。

実験では、未発達のガン細胞を抱えるネズミ24匹を3つのグループに分け、ひとつのグループにはニンジンまたはファルカリノールを含む飼料を与え、他のグループには別の飼料を与えて、18週間後にガン細胞の発達の様子を確認したところ、ニンジン入り入りの飼料を与えられていたグループ、およびファルカリノール入り飼料のグループでは、ガンの発症率が約33%抑えられていたとされる。(引用:Internet JOURNEY)
人参食べると体に良いことはたぶん間違いないでしょうが、癌細胞の発達をファルカリノールがどのような機構で作用し予防されるのでしょうか?この話は本当かもしれませんが、よく統計学的なデータで確実にこうであるというニュースがありますね。例えば、前あったそりゃないだろと思ったのは

 

「イクラを週1回以上食べる人は食べない人よりなりやすいということがわかった、○月○日発行の○×に掲載する」

そりゃないでしょ。 大体イクラを週1回以上食べる人なんてそんなにいるのか?このようなニュース、報告って多くあり、なんとも判断難しいです。

ところで、人参に含んでいるといえば有名なものはβカロチンですね

 

関連書籍

[amazonjs asin=”477803712X” locale=”JP” title=”がんの予防―科学的根拠にもとづいて (国立がん研究センターのがんの本)”][amazonjs asin=”4890136495″ locale=”JP” title=”がん予防時代―最低限、必要なこと (think book)”]
Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. UBEの新TVCM『ストーリーを変える、ケミストリー』篇、放映開…
  2. 秋の味覚「ぎんなん」に含まれる化合物
  3. 化学系プレプリントサーバー「ChemRxiv」のβ版が運用開始
  4. ファイザーがワイスを買収
  5. 小林製薬、「神薬」2種類を今春刷新
  6. エーザイ 抗がん剤「ハラヴェンR」日米欧で承認取得 
  7. 豊丘出身、元島さんCMC開発
  8. アレルギー治療に有望物質 受容体を標的に、京都大

注目情報

ピックアップ記事

  1. 企業の研究を通して感じたこと
  2. ビス(ヘキサフルオロアセチルアセトナト)銅(II)水和物 : Bis(hexafluoroacetylacetonato)copper(II) Hydrate
  3. ジムロート転位 (共役 1,3-双極子開環体経由) Dimroth Rearrangement via A Conjugated 1,3-Dipole
  4. 武田薬品、糖尿病薬「アクトス」に抗炎症作用報告
  5. アラン・マクダイアミッド氏死去
  6. ハンチュ ジヒドロピリジン合成  Hantzsch Dihydropyridine Synthesis
  7. 三井化学、DXによる企業変革の成果を動画で公開
  8. HOW TO 分子シミュレーション―分子動力学法、モンテカルロ法、ブラウン動力学法、散逸粒子動力学法
  9. 『鬼滅の刃』の感想文~「無題」への回答~
  10. 「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)」の申請と試験の大変さ 危険物質

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2005年2月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28  

注目情報

最新記事

Pdナノ粒子触媒による1,3-ジエン化合物の酸化的アミノ化反応の開発

第629回のスポットライトリサーチは、関西大学大学院 理工学研究科(触媒有機化学研究室)博士課程後期…

第4回鈴木章賞授賞式&第8回ICReDD国際シンポジウム開催のお知らせ

計算科学,情報科学,実験科学の3分野融合による新たな化学反応開発に興味のある方はぜひご参加ください!…

光と励起子が混ざった準粒子 ”励起子ポラリトン”

励起子とは半導体を励起すると、電子が価電子帯から伝導帯に移動する。価電子帯には電子が抜けた後の欠…

三員環内外に三連続不斉中心を構築 –NHCによる亜鉛エノール化ホモエノラートの精密制御–

第 628 回のスポットライトリサーチは、東北大学大学院薬学研究科 分子薬科学専…

丸岡 啓二 Keiji Maruoka

丸岡啓二 (まるおか けいじ)は日本の有機化学者である。京都大学大学院薬学研究科 特任教授。専門は有…

電子一つで結合!炭素の新たな結合を実現

第627回のスポットライトリサーチは、北海道大有機化学第一研究室(鈴木孝紀教授、石垣侑祐准教授)で行…

柔軟な姿勢が成功を引き寄せた50代技術者の初転職。現職と同等の待遇を維持した確かなサポート

50代での転職に不安を感じる方も多いかもしれません。しかし、長年にわたり築き上げてきた専門性は大きな…

SNS予想で盛り上がれ!2024年ノーベル化学賞は誰の手に?

さてことしもいよいよ、ノーベル賞シーズンが到来します!化学賞は日本時間 2024…

「理研シンポジウム 第三回冷却分子・精密分光シンポジウム」を聴講してみた

bergです。この度は2024年8月30日(金)~31日(土)に電気通信大学とオンラインにて開催され…

【書籍】Pythonで動かして始める量子化学計算

概要PythonとPsi4を用いて量子化学計算の基本を学べる,初学者向けの入門書。(引用:コ…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP