[スポンサーリンク]

ケムステニュース

タンチョウ:殺虫剤フェンチオンで中毒死増加

[スポンサーリンク]

Fenthion フェンチオン国の特別天然記念物、タンチョウ2羽が、有機リン系農薬の殺虫剤フェンチオン(MpP)を取り込んで急性中毒死していたことが環境省などの調査で9日、分かった。タンチョウは北海道東で1000羽近くまで生息数を回復したが、北海道女満別町で02年10月に死んだ2羽の中毒死が確認されたのに続き、死亡数が増えたことで、偶発的な事故でなく、日常的な脅威にさらされている実態が明らかになった。(引用:毎日新聞

 

 

 フェンチオン(Fenthion)は有機リン系の農薬で蚊などの殺虫剤として有効ですが、哺乳類にも中程度の毒性があります。鳥類には高度の毒性があるため、公共の場のすずめなどの駆除に使われていたらしいのですが、アメリカでは最近使用禁止になったそうです。

 

国内では、薄めたものをシロアリ駆除等のため使用されています。

 

関連書籍


どうする21世紀の環境問題 くらしの中の知らない化学物質〈6巻〉殺虫剤・防虫剤


総合的な学習の時間のテーマとして関心の高い「環境問題」。毎日使っている身近な物の中に含まれる化学物質をとりあげ、考えるシリーズ。第6巻では害虫とされるゴキブリや蚊、ハエなどに使われる殺虫剤・防虫剤を取り上る。

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 持田製薬、創薬研究所を新設
  2. 半年服用で中性脂肪3割減 ビタミンPと糖の結合物質
  3. 昭和電工、異種材接合技術を開発
  4. モナリザの新たな秘密が化学分析によって判明
  5. バイエル薬品、アスピリンをモチーフにしたTシャツをユニクロで発売…
  6. 水素水業界、国民生活センターと全面対決 「断じて納得できません」…
  7. タンニンでさび防ぐ効果 八王子の会社
  8. 酸化グラフェンに放射性物質を除去する機能が報告される

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. クリーギー グリコール酸化開裂 Criegee Glycol Oxidative Cleavage
  2. 渡辺芳人 Yoshihito Watanabe
  3. 有機合成化学協会誌2021年10月号:フッ素化反応2010-2020
  4. トマス・リンダール Tomas R. Lindahl
  5. 第120回―「医薬につながる複雑な天然物を全合成する」Richmond Sarpong教授
  6. 富士フイルムが医薬事業に本格参入
  7. 海外で開発された強靭なソフトマテリアル
  8. 化学エンターテイメント小説第3弾!『ラブ・リプレイ』
  9. 顕微鏡で化学反応を見る!?
  10. 向山酸化 Mukaiyama Oxidation

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2005年3月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

注目情報

最新記事

5/15(水)Zoom開催 【旭化成 人事担当者が語る!】2026年卒 化学系学生向け就活スタート講座

化学系の就職活動を支援する『化学系学生のための就活』からのご案内です。化学業界・研究職でのキャリ…

フローマイクロリアクターを活用した多置換アルケンの効率的な合成

第610回のスポットライトリサーチは、京都大学大学院理学研究科(依光研究室)に在籍されていた江 迤源…

マリンス有機化学(上)-学び手の視点から-

概要親しみやすい会話形式を用いた現代的な教育スタイルで有機化学の重要概念を学べる標準教科書.…

【大正製薬】キャリア採用情報(正社員)

<求める人物像>・自ら考えて行動できる・高い専門性を身につけている・…

国内初のナノボディ®製剤オゾラリズマブ

ナノゾラ®皮下注30mgシリンジ(一般名:オゾラリズマブ(遺伝子組換え))は、A…

大正製薬ってどんな会社?

大正製薬は病気の予防から治療まで、皆さまの健康に寄り添う事業を展開しています。こ…

一致団結ケトンでアレン合成!1,3-エンインのヒドロアルキル化

ケトンと1,3-エンインのヒドロアルキル化反応が開発された。独自の配位子とパラジウム/ホウ素/アミン…

ベテラン研究者 vs マテリアルズ・インフォマティクス!?~ 研究者としてMIとの正しい向き合い方

開催日 2024/04/24 : 申込みはこちら■開催概要近年、少子高齢化、働き手の不足…

第11回 慶應有機化学若手シンポジウム

シンポジウム概要主催:慶應有機化学若手シンポジウム実行委員会共催:慶應義塾大…

薬学部ってどんなところ?

自己紹介Chemstationの新入りスタッフのねこたまと申します。現在は学部の4年生(薬学部)…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP