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海外化学者インタビュー

第82回―「金属を活用する超分子化学」Michaele Hardie教授

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第82回の海外化学者インタビューは、マイケル・ハーディー教授です。リーズ大学化学科に所属し、金属超分子化学を研究しています。それではインタビューをどうぞ。

Q. あなたが化学者になった理由は?

科学的な厳格さと化学における創造性の組み合わせが私の心をとらえました。私たちは新しいものを作り、それが何であって、どのように機能するかを理解することができます。それが本当に楽しいのです。それに、大学に入ってから考えていたもう一つの分野である数学は、あまり得意でないことが分かりました。

Q. もし化学者でなかったら、何になりたいですか?またその理由は?

才能とアイデアがあったら、小説家になりたかったです。

Q. 概して化学者はどのように世界に貢献する事ができますか?

優れた化学者であること、科学を発展させること、そしてそれが何に応用できて他分野とどう関わるのかを見据えることによってです。

Q.あなたがもし歴史上の人物と夕食を共にすることができたら誰と?またその理由は?

世界に対する認識が変化しているときに、発見の最先端にいる人と話すのは面白いでしょう。ジョゼフ・バンクス卿が思い浮かびました。かつて知られていたものとは全く異なる動植物の目録作成をしていた人です。

Q. あなたが最後に研究室で実験を行ったのはいつですか?また、その内容は?

今でも単結晶回折計を使っており、必要ならいつでもサンプルを測定しています。たいていはプロジェクトの学生のためであり、シンクロトロン施設へのグループ行脚があるためです。合成の実験は避けるようにしていますが、研究室の他のみんなはそれを評価していることでしょう。

Q.もしあなたが砂漠の島に取り残されたら、どんな本や音楽が必要ですか?1つだけ答えてください。

その1冊は、おそらくMark Danielewskiの『House of Leaves』です。一種のアカデミック・ホラー・ストーリーです。何はともあれ脚注に書かれる全てのジョークの完全に理解するには、無人島での取り組みが必要です。

音楽は、Pixiesのベスト・コンピレーションでなければなりませんね。

原文:Reactions – Michaele Hardie

※このインタビューは2008年9月19日に公開されました。

cosine

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博士(薬学)。Chem-Station副代表。現在国立大学教員として勤務中。専門は有機合成化学、主に触媒開発研究。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

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